北欧の雪山、空港で戦争。
EDFとBSAA共闘戦線。
短め。 先行き不明(殴。
「空港周辺を制圧!」
「内部に突入、クリアリングする!」
北欧雪山、ヴァルコイネン・モッキ空港でドンパチ、規模と死傷者は原作より派手になってしまったBSAA。
だがEDFと協力する事で、テロ組織ヴェルトロを駆逐、証拠を入手していく流れに乗る。
これによりヴェルトロのみならず真の黒幕FBCを確実に追い詰めていく。 本来なら早期解決とならない事件だが、収まりつつあるテラグリジア共々最悪の事態は避けられそうだ。
「負傷者の輸送急げ。 降伏した奴は撃つなよ、ただしBOWは残さず駆除しろ。
証拠になりそうなものを掻き集めたら、一部を残して他のヴェルトロアジトへ向かう」
指示を出していくBSAA隊長クリス。
休む間も無いが、幸い多くの仲間が、EDFがいる。 レーダーや最新鋭の武器の助けもあり、速やかな制圧が出来た。 その意味でも安心して任せられる所は任せられるのだった。
「クリス、といったか」
EDF部隊を率いるクラウザーが声を掛ける。
厚い防寒着の上からでも分かる筋骨隆々の2人が並ぶと、妙に絵になる。
「この空港の制圧、維持は我々が引き継ごう。 そっちはそっちの仕事を優先して構わない」
「助かる。 先程連絡があってな、ヴェルトロは此処とは別に3つの豪華客船を拠点にしている事が分かった」
「豪華客船だと?」
「ああ。 海を航行しているが、既に座標を確認している。 既に部隊を送り込んでいるそうだが、船内はバイオハザードに見舞われているらしくてな、援軍が必要なんだ」
「それなら早く向かってやれ。 後は任せろ」
「礼を言う、ありがとう」
慌しく動き回るBSAA。
EDFは空港の制圧を続ける。
「BSAAからはクエントとキースを残していく。 優秀な隊員だ、好きに使ってくれて構わない」
などと言い捨て、クリスとジルを先頭に多くのBSAA隊員が撤退、別の現場に向かう。
残されたのは遅れて知らされた面白デコボココンビ。 バイオらしからぬノリを出す2人だが、優秀な事に変わりなく、原作でも大変活躍した。
「えっナニ。 今聞かされたんだけど」
「どうやら事件は新展開を迎え、本格的に忙しくなって来た様ですね。 我々は引き続き空港に突入、捜査しましょう。 端末があれば尚良いですね!」
「猫にマタタビ、クエントにPCだな」
EDF隊員に混ざり、空港内部に突入するクエントとキース。 その陽気で自由な振る舞いを見たクラウザーは、放置する事に決めた。
ただでさえカルロス含むEDFのノリに目眩とイラッとくるのに、これ以上面倒事に首どころか全身を浸かる気は無い。
「そうだ、折角EDFと交流する機会です、ジェネシス開発の協力も打診してみましょう」
「解析機械……だっけか?」
「はい、私もアレの開発に関わり……おお、あれこそはMB-28シリーズ! 大食らいで有名なんですが、何か手掛かりを掴めるかも知れませんよ!」
「機械まっしぐらだな」
既に住む世界が違うのを悟りいよいよ放置。
同じ戦場にいるから、最悪は助ける気はあるが、それ以外は任せる事にする。
「途中で拾ったセキュリティトークンを使い、輸送機にあった航空機搭載コンピュータからドングルのWEPキーを抽出、中枢ネットワークに侵入しました。 途中の戦闘で端末は壊されてしまいましたが、バックドアは構築済み。 あの端末からでも再度調べられます!」
「よく分からんが、まあ上手い事やってくれ」
「つまり、何か情報を拾えそうって事です」
「それを先に言えって」
「───膨大な暗号化乱数の解析には時間が掛かりますね、ですが私とMB-28のコンビならば!」
「何とかなるか?」
「───コネクションエラー? くっ、FBCの秘匿領域へのハッキング、不正アクセスがバレましたか!」
クラウザーは猛烈に嫌な予感がした。
何をしているのか分からないが、取り敢えず2人のやらかしで危機的状況に陥りそうだと。
『こちら本部。 大至急撤退せよ』
直接話さずとも、いるだけでこうなるか。
目眩がする中、本部からの追い討ちは続く。
『空軍からの情報だ。 FBC絡みの戦闘爆撃機がスクランブル発進、爆装している。
そこを吹き飛ばす気だぞ。 此方もスクランブルして対応に当たらせているが、最悪の事態に備えて……』
「了解、総員撤退だ」
クラウザーは指示を出す。
EDFのノリも勘弁だが、他組織にも苦手な者とはどうしてもいるものだ。
もう諦めはしているが、生きるのは諦めない。
「男2人の端末を追跡されて謀殺の展開! まさにコードネームはファルコン!」
「機械と心中する気か! 脱出するぞ!」
隊員らは空港から撤退開始。
そのまま大半の戦力は他のヴェルトロアジトの豪華客船、或いはテラグリジアに向かうのであった。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
どうも只野です。 ただの兵士です。
今、輸送ヘリに放り込まれて揺れています。
テラグリジアにいたBOWの掃討が済み始めた頃、余剰戦力をヴェルトロのアジトである偽装客船に振る事になったので。
そんでもって俺はココ、テラグリジア近海を航行している3番目の女王クイーン・ディードに乗り込む事に。
距離が近く移動時間は少なかったけどさ、ここってヴェルトロのリーダー、ジャック・ノーマンが乗船しているんだよね。
まだ人間だろうか。 化物になっていたら厄介だなぁ。 t-アビスを自ら投与していなければ良いが。 今回は海底に沈没していないから大丈夫か。 いやバイオハザードが起きているのに変わりないが。 1・2番目の客船も同様に。
「何にせよ切札がある、最も重要な船だ」
汚染拡大阻止という意味では全てが対象だが、先ず首謀者を捕まえねば。
「ノーマンのPDA……FBC長官モーガンとの取引動画を収めた端末を回収。 即時公開してFBC解散といこう。 な、みんな!」
周囲を見やる。
俺しかいない。 泣けるぜ。
「またなのおぉ!? なんでEDFは二等兵1人をまた戦場に放り込むの!? 嫌がらせなのか? 俺に死んで欲しいのか!?」
『こちらホーク1。 間も無く降下ポイント』
パイロットにも無視され、淡々と仕事しろムードをかまされる。
全く何て奴等だ。 死んだら化けて出てやる。
いややり直しになるかもだけども!
「くそっ、やりますよ。 やれば良いでしょ」
俺はドアを開けて眼下を見る。
大きな客船が、俺を待ち受けていた。
「只野、いっきまーす!」
自暴自棄になりつつも、甲板に飛び降りた。
早く増援を頼むよEDF。 BSAAでも、なんならFBC隊員でも良いから!
更新未定(殴。