レイチェル登場。
只野、船内暴れ回り。
今回のあらすじ
ジャック・ノーマンと対峙。
只野、とうとう昇進か。
巻き感が……。
間違いもあるかもですが……。
只野が船底に向かえば、玉座の間ともいえる場所に辿り着いた。 その椅子に座るはテロ組織ヴェルトロの首謀者ジャックノーマン。
スキンヘッドにメガネ、老いた顔立ちだが鋭い目でリーダー格を思わすには十分だ。
環境に配慮したとは名ばかりだと、海上都市テラグリジアに反発していたテロ組織ヴェルトロのリーダーで、今回のテラグリジア・パニックを起こした奴である。
だがしかし。 その裏にはFBC長官モルガンがいた。 モルガンはFBC権力拡大の為にヴェルトロにt-アビスを提供していたのだ。
その瞬間、証拠映像をノーマンはPDA(携帯情報端末)に収めており、これによりFBCはヴェルトロを嵌められない筈であった。
ところがモルガンにより拠点としている偽装客船3隻全てでバイオハザードを起こされ、研究員や構成員は口封じをされてしまった。
ノーマンの乗船するクイーン・ディードも悲惨な事になっていた。 オマケに正史通りいくと太陽光集積システム、レギア・ソリスで都市ごと沈められてしまう。
それでもノーマンは生きており、自らにt-アビスを投与、モルガンへの憎しみを糧に生きながらえていた。
今回はEDFの参戦で事態は異なり、沈められはしてないが、バイオハザードが起きている事に変わり無い。
EDFやBSAAにとって鎮圧対象に変わりなく、先行して只野が暴れ回り、こうして今に至る訳だ。
「貴様は……」
入ってきた新鋭装備のEDF隊員、只野に問い掛けるノーマン。 対して只野はスラッグショットを構えつつ会話を試みる。
「EDFだ、投降しろ。 そんで証拠のPDAを公開する。 お前らを嵌めたFBC長官モルガンを潰してやるぞ」
真の黒幕、モルガン逮捕を目指す只野だが、出来ればノーマンも逮捕したかった。
化物になっていればやむなく殺したが、人間の内なら逮捕すれば証拠の1つに数えられる。 何より殺すのは気乗りしない。
「何故PDAの存在を知っている。 だが奴の手先ではない、か……それでも我々は屈しない。 奴に安息の日は訪れないッ! これが咎なら甘んじて受け入れよう……ッ!」
「いやそういうの良いから。 厨二病してる場合じゃないから。 どこぞのグラサン野郎の真似はしなくて良いから」
などと言っている間にも、何とノーマンは隠し持っていたt-アビスを自らに投与。
「ぐおおお……ッ!」
「馬鹿野郎が」
手に持つPDAを転げ落とし、本人は苦しそうな声と共にみるみる変異。 単眼魔王ともいうべき恐ろしい姿に成り果てると、幻覚攻撃やクローで攻撃を仕掛け始めた。
「モルガアアアアアアアアアンッッ!!」
「結局こうなるのかよ。 哀れノーマン」
ローリング回避しつつ、只野は構える。
結局は殺す事になるのか。 だがコレが奴なりのケジメ、信念、やり方ならどうしようもないのかも知れない。
「なら望み通り終わらせてやんよッ!」
スラッグ弾を撃ち始める只野。
「EDFッ!」
こうしてノーマンとのタイマン勝負が始まった。
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どうも只野です。 ただの兵士です。
なのにひとりモンスターシップにブチ込まれ、ヴェルトロ首謀者、化物と化したノーマンと戦闘中です。 本部の罠か。
「モルガアアアアンッ!」
化物と化しても恨みを吐くノーマン。
俺としては本部ううううと叫びたい。 増援間に合ってないし。
FBCにしてもレイチェル1人とか酷い。 パーカーとジェシカ、あと新人でもレイモンドとか寄越してくれて良いのに。
「くっ!」
クローをローリング回避しつつ、振り向くも幻覚攻撃で見えない。 ならばとバックパックから2号弾を取り出してばら撒き牽制。
部屋中で小規模な爆発が何発も起きると、ノーマンは姿を表し怯まず突っ込んで来る。
そこをすかさずスラッグショットで吹き飛ばす。
「グオオオオッ!!?」
流石に大型スラッグ弾を喰らい、無事では済まない。 片腕や胴体各部を抉り、膝をつくノーマン。
そこを一気に畳み掛ける。
近寄りながら残弾を全てくれてやり、最後はC21爆弾を直接セット。
刹那、最後の悪足掻きで吹き飛ばされ床に転がされるも、起爆スイッチを押す。
「終わりだ!」
刹那、爆発。
ノーマンは爆煙に沈み肉塊と化した。
「はぁはぁ……せめて死が安らぎである事を願うよ。 俺は、駄目なんだけどな」
立ち上がり、よろよろの足取りでPDAを拾う。
戦いなんて長引かん方が良い。 変に死闘を繰り広げて燃えるタイプや傍観者でもなければ。
「こちら只野二等兵。 ヴェルトロのリーダー、ジャックノーマンは死んだ……PDAを回収、撤退する」
『こちら本部了解。 速やかに撤退せよ』
短いやり取りだけ済ませて、俺は戻る。
外からはやっと到着したらしい増援部隊による銃声が響いてきた。
たぶんレイチェルも助かった筈だ。 後は俺が生き延びれば良い。
「帰るまでが任務ってか」
休まる暇もない。 残党やウーズに殺される前に甲板に上がり、脱出しなければ。
俺は駆け出した。 今後もバイオテロは続くし、立ち止まる余裕は無い。
EDFの戦いは続く。 事今に至ってはモルガンを逮捕してFBCには解散して貰わねばならない。
忙しいね。 全く。
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「───誰も予想していなかったろうな。 まさか忌むべきテロリストに力を与えたのが、FBC長官殿とは」
と、この様な動画が即時アップされた事により、FBC長官モルガンはヴェルトロとの共謀容疑で逮捕。 FBCは解散、その機能の大部分はBSAAに吸収され、BSAAは国連傘下の大きな組織として再編成される運びとなる。
「EDFをみくびっていた様だな」
「言い逃れは出来なさそうですな、FBC長官殿」
「オブライエン君。 この事件が無ければ愚昧な大衆は眼前の脅威に気付くこともなかった」
「ええ、それはそうかも知れません。 ですが貴方は言った。 汝、一切の望みを捨てよと」
と、こうして事件は収束に向かう。
t-アビスを積んだ偽装客船はEDFとBSAAにより制圧され、海上都市テラグリジアも安全を確保、復興への道を歩み始める。
同時にこのテラグリジア・パニックを経て、バイオテロが身近に起き得るという危険性を世間は再認識させられる事となった。
パーカーとジェシカ、レイモンドやレイチェルといった隊員らはBSAAに移籍。
一部はEDFにも移籍した様だが、バイオテロと戦うという意味では共通しており、また何処かで共闘する機会もあるだろう。
また、この事件で活躍した隊員は昇進した。
その中に只野の姿が(やっと)あった。 ラクーン事件から何年も経って漸くである。
「只野は一等兵を飛び上等兵だ」
「二階級特進か?」「あー死んじゃったか」
「いやその前に上等兵なんてあったんかい」
「何にせよ万年は卒業だ。 おめでとう」
複雑な心境でもあった只野だが、取り敢えず万年とはもう呼ばせないと思った。
同時にループものから脱出出来たのでは、という淡い期待も膨らみ、只野は甘んじて受けたのであった。
雑味がありますが、テラグリジア編は終わりへ。
次回未定(殴。