バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
キャラが多くなると会話が難しい……。

カルロスとジルはコーカサス研究所で出会ってましたね……。


42.厨二病追跡

 

 

『こちらクラウザー! トライセルの女支部長が突如化物に変貌、交戦中だ、援護求む!』

『カルロスが急行中! 持ち堪えろ!』

 

 

外部、コンテナが積まれた場所にて。

エクセラが正史通りの展開を見せ、ウェスカーの所為で化物に。

今回は追手から逃れる為、捨て駒として使用された様だ。 どちらにせよ敵である。

そんなエクセラ。 最早人間の姿は何処にもなく、ウロボロスによる大量の触手の塊となりウネウネし、クラウザー大尉率いるEDF本隊とBSAAデルタチーム相手に鞭打ちプレイをかましていた。

残念ながら、そんな趣味は皆にはないので、クラウザーの戦闘指示の元、ブレイザーなどで応戦している。

 

 

「フェンサー前進! 盾となりつつフレイムリボルバーで焼き払え!」

「任せろ!」

「レンジャー! マグマ砲とナパーム弾!」

「イエッサ!」

「エアレイダー! バルジレーザー照射!」

「了解!」

「戦車隊、メルトバスター!」

「撃ちまくれっ!」

「拡散する前に押さえ込め!」

 

 

轟々と火の海になる港。

EDFによる汚物の消毒が行われるも、捌くには時間が掛かりそうだ。

デルタチームの面々……隊長のジョッシュ、合流したジルらはブレイザーを拝借して光線を撃ちまくり援護しているが、こうしている間にも爆撃機を積んだ大型船……空母モドキが出航してしまう。

 

 

「ウェスカーが逃げるぞ!」

「ウィングダイバー!」

「はっ……きゃあ!?」

 

 

触手の相手もそこそこに、飛行ユニットを背負うウィングダイバーが向かうも、触手が鞭の様に振り回され、叩き落とされてしまった。

 

 

「くそっ逃げられたか!」

「海軍が近海にいる、空軍も追跡しているから逃げられやしない。 だが任すのも危険だ、成る可く我々陸軍で片付けるぞ」

 

 

言いつつ、赤いスモークを焚く。

戦闘ヘリを要請しつつ先の予定を組み直す。

 

 

「ウロボロスを撒き散らされたら大惨事だ」

「良い方法は無いの?」

 

 

そんな時。

コンテナを飛び越えて着地するは、グラビス型ヘビーコンバットフレーム。

剥き出しのコックピットにはカルロス、グラビスの肩には只野とクリス、シェバである。

 

 

「焼肉パーティーに飛び入り参加だ!」

 

 

挨拶とばかりに、カルロスがトリガーを引く。

ヘビーリボルバーの貫通弾が肉塊を細かくし、ミサイルの爆発でミンチより酷いナニかに。

辺りに汚い肉汁が飛び散り、本隊らに雨となり降り注ぐ。 もれなく顰蹙を買った。

レッドカラーやゴールデンカラーの火炎放射器ならこうならず済んだが、無いものねだりしても仕方なく。

 

 

「カルロスに只野……貴様と言う奴は……」

「いや、やったのカルロス軍曹なんで」

「あ、おま、只野だって立場逆なら格好つけて撃ってるトコだろうが!」

「久し振りかしらカルロス軍曹。 助けてくれたのは嬉しいけど今、遊んでる場合じゃないのよ」

「まぁ皆共々落ち着けってミス・バレンタイン。 コレで邪魔者はいない訳だ。 で、現実問題、首謀者のウェスカー野郎は何処だ?」

「あそこだ」

 

 

海の先に視線を向ける。

釣られて見れば、大型船が離れているところ。

 

 

「おいおい、これだけの戦力で逃したのかよ。 始末書や降格じゃ済まないぞアレ」

「それより世界の心配をしろ」

「そうだぞカルロス」

 

 

只野が真面目に言いつつ、クリスとシェバ共々降りていく。

BSAA組はデルタ隊長のジョッシュらと軽く敬礼して挨拶を交わしつつ、EDFの出方に合わせる。

 

 

「流石にあの距離は、コンバットフレームのブースターじゃ無理だぞ。 フェンサーの方がまだ飛距離がある、だからとウィングダイバーでもアソコまで届かない」

「心配するな。 適切な力を用意した」

 

 

クラウザーが言うや、輸送機ノーブルがやって来て、コンテナ投下。

中からは最新鋭戦闘ヘリのヘロンYG20。

機動力が旧式のN9エウロスより高く、これなら船になら追い付ける。 流石に爆撃機までは追えないが。

 

 

「わお、さすが大尉殿。 で、これ1人乗りだけど誰が乗るんだよ」

「決まってる。 只野上等兵!」

 

 

例により只野の名前が使われる。

本人も慣れている筈だが、面倒だと同じ手を使おうと悪足掻き。

 

 

「すみません、また無線の調子が」

「生声で、目の前で会話してる筈だが?」

「難聴、閃光弾の喰らい過ぎかな。 それともさっきの衛星砲の影響が……」

「良いから追跡しろ! 俺も後から向かう!」

 

 

哀れ只野君、クラウザーのムキムキ腕に首根っこを掴まれて、強制的にコックピットに放り込まれた。

 

 

「お前が1番適任だ。 それに世界を守るだけの力もある、期待しているぞ」

「期待外れも良い所って言われそう」

「心配するな。 この任務に失敗すれば、そう宣う奴も消える。 何も問題はない」

「それ以上の問題だらけの絶望世界になりそう」

「それが嫌なら足掻け。 よし、逝け!」

 

 

最後の意味が酷く聞こえたが、只野としても世界を終わらせる訳にはいかない。

ましてや死ぬ訳には。 ここまで来てやり直しの再出撃は勘弁なのだ。

 

 

「只野上等兵、逝っきまーす!」

 

 

半べそで冗談を叫びつつ、また1人で船に乗り込みに向かう只野君。

後からクラウザー達も来るそうだが、テラグリジアの件を思うと、基本今回も1人なんだろうなぁと憂鬱になるのだった……。

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