バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
只野君、リベ2挑戦。
gdgd説明しつつ。
間違いあれば優しく指摘を(殴


47.新人と懐かしい声

絶海の孤島、ザイン島について。

説明が長々するのは良くないが、暫しお付き合い。

 

リベ2の舞台。

アレックス・ウェスカーという悪の女科学者の所為で島民のみならず、テラセイブ職員が多く犠牲となってしまう場所である。

 

テラセイブとは反バイオテロ組織の1つでもあり、バイオテロや薬害の被害者を救済するNGO組織。

クリスの妹であるクレアが所属し、リベ2ではバリーの娘であるモイラが登場。

 

ゲーム的にはt-フォボスという恐怖心に反応して感染者が発症するというウィルスが登場する他、ウロボロスウィルスが再登場する話でもある。

 

なんか使い勝手の悪そうな変なウィルスだが、これも転生の儀という厨二病的行為に必要だった為に使用された。

 

このウィルスを開発したのはアレックス・ウェスカーという女科学者なのだが、その名にある様にアルバート同様、新人類を生み出すウェスカー計画に関係する人物。

アルバートの事を血縁関係が無いが兄と呼び慕っていたらしい。 最も当人はアンブレラを裏切った様に、アレックスも裏切りアンブレラを離れる事になる。

アレックスまで新世界の神になるとほざいた訳ではないが、最終的に行き着いた所を思うと同じ様なものだったろう。

さてもアレックス、アンブレラ創始者のスペンサーに不老不死の研究をさせられていたのだが、実はアレックスも病気持ちで長く無かった。

なので研究材料と結果を持ち逃げ。 この島で不老不死の研究を自分の為に使う事にする。

その結果、転生の儀という方法に辿り着いた。

これは他人に自らの人格を移すというもの。 で、それを成功させるには恐怖を克服した人間が必要との事で、その選別の為にt-フォボスが必要だったという訳。

それを島民に使用するも、全滅する結果を招き望んだ人材は見つからず。

なので外部から人を拉致る事に。

それにはバイオハザードを経験していて恐怖に耐性がありそうなテラセイブ職員が選ばれ、そうしてクレアとモイラは島へと攫われてしまい、ゲームのリベ2冒頭へ……となる。

 

最も転生先として選ばれたのは職員ではなく、別ルートで攫われてきた少女……テラグリジアパニックで両親を失い、そのショックで恐怖心を喪失したナタリア・コルダという娘が使われたのだが。

 

何というか、その。

病気の治療ではなく転生という方法に辿り着くとは。 やはりウェスカーは揃って厨二病なのか、常人には理解出来ない考えなのか。

科学的・医学的に根拠があるナニかならば、凄い事なのだろうけども。 転生の儀という名前はアレだが。

 

省略。 ウェスカーは碌でもない。

 

 

 

 

 

とにかく今の話をしよう。

只野は昇格して上等兵から伍長になった。

けれど単独で戦場にぶち込むEDFの態勢は毎度の事。 ナニ考えているのかコレが分からない。

 

なお、カルロスは曹長に。

どこぞの訓練教官みたいな血の気はないけど。

 

クラウザーは何と佐官、少佐に。

いやまぁRE4で少佐と言われていたから。

多少はね?

 

そんな前回に続きのメンバー、とはいかず。

未だ島のEDF隊員は只野伍長のみという惨状の中、今日も絶望に抗う。

 

 

「ヤバいなら増援送るっていうけどさ、とっくにヤバいの分かってるんだよね。 なら送ってくれて良いと思うの。 斥候にしても俺1人にやらせないで欲しい」

 

 

で、現場で文句垂れる只野。

垂れながらも弾丸も撒き散らす。 襲い来るt-フォボスでゾンビ化した連中や大型化&凶暴化した虫共にTZストークの弾幕を喰らわせていった。

今回の武器は在庫処分セールでなさそうな分、昔よりマシとしておこう。 それでも只野1名をブチ込むのは度し難いが。

 

 

「で、正史とどう違う? この様子じゃ某ジジイ以外の島民全滅、クレアとモイラが彷徨っていて、半年間サバイバル後バリーのとっつぁんルート?」

 

 

何事かブツブツ言いながら、島で1番高く目立つ場所、電波塔を目指す。

ゲームではクレアとモイラが救助を求めて訪れた場所。 その半年後にバリーとナタリアも訪れる。 島民のメモ等によれば、真実を知った島民も外部に救助を求めて利用しようとした。

ところがこの電波塔、意図的なのか、はっきりと助けを呼ぶ事が出来ない。 まぁ島の秘密が外にバレる訳にいかないからね。 仕方ないね。

なら役立たず施設じゃん、分かってるなら行く意味無いじゃん、と思うかも知れない。

だが行動目標として分かりやすい。 つまるところ只野はクレアか誰かが既にいる、或いは何かしらの痕跡を求めて向かっているのだ。

やがて周囲の安全を確保すると、本部に無線を送る。 こちらの方がマトモだった。

 

 

「こちら只野伍長。 島の外周部時点でバイオハザードです。 直ちに増援を」

『本部了解。 制圧部隊が急行中、只野は引き続き調査を続行せよ』

「……了解」

 

 

最初からしてくれよ、と思うが何もされないよりマシだ。 その分はBSAAより良心的だろう。たぶん。

一応EDFの言い分は「曖昧な情報のみで部隊は動かせない」である。 他にも政治的な思惑も絡む。

他には戦線の拡大に伴う戦力不足。 BSAAも働いているが、キジュジュ事件で金蔓トライセルが潰れたし、他にもEDF同様、何らかの理由で大規模な動きは出来ていない。

 

 

「……俺がいる事に意味があるのかね?」

 

 

全て投げ出したくなる衝動を抑えつつ、あいや今を頑張らねばタイムリープかも知れないと己を鼓舞する只野。

 

 

『……繰り……しま……』

「うん?」

 

 

ここで無線機にオープン回線……何かしらの無線をキャッチした。

もしや、と本部にも連絡して周波数を合わせて貰うと、それは若い女性の声。

 

 

『私は、モイラ・バートン。 攫われて……仲間が……誰か。 誰か助けて……!』

「モイラ?」

 

 

只野は一瞬喜び、そして落ち込む。

ほぼ正史通りになってしまったかと。 EDFが介入しようとしなかろうと歴史は同じ結果に収束しようというのか。

だかと嘆き悲しみ無視する訳にいかない。 只野が、EDFが島に来た使命を果たさねば。 そういった生存者を助けて悪事を挫く。 それが仕事だ。 正義だ。 そう動くしかない。

 

 

「こちらEDF。 聞こえますか、どうぞ」

 

 

繋がるか分からなかったが、応答求む。

すると向こうで息を呑んだ音がノイズと共に聞こえ、次には悲痛にも似た助けを求める声が。

 

 

『ッ!? 助けて下さい! 此処が何処か分からないけど、気味悪い場所に攫われて!』

「落ち着いて。 既に助けが向かっている」

『良かった……!』

 

 

安堵の声。

次には別の女の声もした。 此方は互いに知っている仲である。

 

 

『代わりました、私はクレア・レッドフィールド。 あなた、只野なの?』

「おうお久、また妙な所で会いそうだな」

『ホントね。 でも……良かった』

「安心するのは早い。 本隊はこれからだ、それまで自分の身は自分で守るんだぞ」

『分かってる。 でも頼もしいナイトもいるのよ』

「はい?」

 

 

何の事か分からなかった只野だが、次に聞こえて来た若い男の声でハッとした。

 

 

『よぉ! 俺だよ、覚えてるか?』

「スティーブか!?」

 

 

そう。 ロックフォート島で出会った、クレアの若きナイト君。

あれから多少年月が経った為か、声は少し大人びている。 性格はまだ子供っぽさがあるが。

正史ではアレクシアにベロニカを投与され化物化、最終的に死んでしまったが、EDFが関与した事で生き残りテラセイブ職員になっていたのだ。

 

 

『覚えてくれて良かったぜ!』

「一緒に戦った仲だしな。 そうか、テラセイブに入っていたか。 まぁクレアいるし当然か」

『ばっ、今それどころじゃねえだろ!』

 

 

揶揄いに無線越しに慌てるスティーブ。

だが彼の言う通り遊んでる場合じゃない。 只野は話をそこそこに合流を目指す。

 

 

「分かってる。 俺たちEDFが来るまで頑張れよナイト君」

『だから───』

「おっと悪い。 化物が来たんでな、後で」

 

 

新手が来たので再度撃ちまくる。

不気味な静寂感に包まれてる中、派手に銃撃音をドラム奏者の如く響かせる。

故に余計な敵まで集めているのだが、只野としては向こうから来てくれる分には楽である。 後で取り零しに襲われて死ぬのは勘弁だ。

 

 

「EDFッ!」

 

 

僅かな笑みを浮かべ、只野は戦う。

EDFが、自分のいる意味が少しでもある。 その小さな事実は只野にとっては大きかった。




ツライさんと鳴き続けるツライさん。
元より不定期更新が止まったら、その時は作者はかゆうま以下のナニかです。 お察し下さい(殴
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