バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
前回のあらすじ
アレックス倒す。


57.今後

良くも悪くも只野の情報通りに転がる世界。

ザイン島のバイオテロは沈静化に成功したが、このまま行けば次はアメリカと中国。

その事に上層部は危惧しつつも、未だ歴史通りの展開に肩を落とし会話している。

 

 

「ノストラダムスの予言が当たる勢いで」

 

 

そう受話器越しに話すはオブライエン。

歳を重ねても掴み所の無さは相変わらずだ。

 

 

『今度は2000年問題が続くぞ』

 

 

そう力無く返す老人の声。

EDF総司令部参謀だ。

 

 

「いっそ狂えた方が楽かも知れません」

『これくらい絶望の内にならんよ』

 

 

大戦時代を思えば、と参謀。

既に遠い過去だが、ストーム1とプロフェッサーの軌跡は重深かった故に。

今は只野が似た立場だが、それでも遠く及ばない程だ。 その域に達する可能性が皆無とは言わないが、それだって何度ループした果ての研鑽か。 ループを知るEDFとしては、世界を無駄死にさせない為にも早めに手を打ち回したい。 失敗続きだが。

 

 

『今やバイオテロは世界中で散発している、それでも世間は人類の優勢は揺るぎないと信じ込んでいる。 安全な場所なぞ何処にも無いというのに』

「イドニア共和国が良い例でしょう」

『うむ。 これから更に戦火は激しさを増す』

 

 

 

イドニア共和国。

バイオ6に出てきた内戦中の国。

この国でウェスカーの息子、ジェイクは傭兵として戦っている。

このジェイクはウェスカーの血を引き継いでおり特別な血を持つ。 その血を巡り敵味方が入り乱れる事となる。

 

 

「また多くが死にますなぁ」

『知った以上、止まる訳にはいかんのだ』

「繰り返しになるのでは?」

 

 

その言葉が届いたか定かでは無い。

オブライエンがそう述べた次には通信を切られたからだ。 向こうは向こうの戦いがあるという事である。

 

 

「ふむ、私も悪足掻きしますかねぇ」

 

 

そう言うオブライエンの手には機密文書。

赤色で『TOP SECRET』と大きく推されている。

その内容は次の様なものであった。

 

 

 

『BSAA特殊部隊設立案』

 

・本部から独立した部隊運用により、内部での予期せぬ分裂・抗争から離れ、その他本隊含む実働部隊とは別の役割を担う

 

 

 

穴だらけで机上の話。

面子も大まかに決まってはいるものの、特性上スパイが紛れる恐れから慎重に事を進めている。

 

 

「今回の事件もあって、FBCから転属したジェシカやパーカーにレイモンド、レイチェルは候補からは外れる。 特に後者は実績の面に不安があるからな」

 

 

ブツブツ言いながらも、別の書類……メンバーリストに横線を入れていくオブライエン。

 

 

「クリスは間違いないが他はどうか。 最近のBSAAは怪しいからな、いっそ他の組織、それこそEDFから引き入れるのも手か」

 

 

自分達の組織よりEDFの方が信用出来るというのも情けない気がするが仕方ない。

 

 

「バイオテロ根絶に向けて、な」

 

 

或いは地球を守る。 虚しい響きだ。




ザイン島終了。
更新常に未定
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