バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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人物紹介を続けつつ。
レオンとクレアと出逢います。
タイラントには退場して貰います。


5.新人警官と妹

EDF撤退開始。

ヘリが市内上空を飛び交う中、覗く地上を蠢くは、何も生物兵器だけではない。

市内に取り残されている新人警官レオン・S・ケネディとS.T.A.R.S.隊員クリスの妹、クレア・レッドフィールドがそうだ。

 

2人はそれぞれ別の理由でラクーンシティに向かい、そのままバイオハザードに巻き込まれた。

偶然にも出会った2人は協力し合い、署で合流。

 

本来なら出会う生存者はマービンや独房にいる奴だが、今回はEDFがいる。

早速というか、会話が発生。 言い合いに。

 

 

「マービンの言ってた遅刻野郎か」

「そういうアンタ達はEDFだな」

「そうだが撤退命令を受けた、君達も来るんだ」

「生存者がいるかもしれないのに?」

「我々も出来れば助けたい」

「だったら!」

 

 

まぁ揉めた。

正義感の強いレオンに、兄クリスの行方を追っているクレア。 何もせず立ち去るのは性格的に難しい。

 

 

「待て、何だアイツは!?」

 

 

と、ここで颯爽と現れる大男。

Gウィルス回収目的の生物兵器タイラントだ。

ホール2階からノッシノッシと歩いては、取り敢えずの様に側の隊員を片手で払い除ける。 もれなく隊員は軽く壁まで吹き飛んだ。

 

 

「がはっ!?」

 

 

壁に飛ばされた隊員は、それでも立ち上がる。

普通死ぬが、EDF歩兵は伊達じゃない。

 

 

「人間じゃねぇ!?」

 

 

かく言う隊員も人外染みているが、一斉射。

しかし防弾コートに弾丸が阻まれる。

加えてゾンビ以上の耐久力を誇る事で頭部や足を多少撃たれて、やっと怯む程度。

 

 

「マジかよ!?」

「PAじゃなくストーク寄越してくれ!」

「ミニオンバスターでも良い!」

 

 

驚愕する隊員達。

一方、ホール玄関口から入り込んでくるは1人の兵士。 担いでいる無反動砲グラントM31を構えると容赦なく発射。

 

 

「EDFッ!」

 

 

大声と共に撃ち出されたロケット弾は、寸分の狂いもなくタイラントに直撃。 周囲の壁や天井諸共木端微塵に。

それでも防弾コートや元々の耐久値故か、変異しつつ起き上がろうとしていたタイラントであったが。

 

 

「EDFだっつってんだろッ!!」

 

 

連続でロケット弾が叩き込まれた!

今度こそ、ただの肉塊になって終了する。

 

 

「只野二等兵です、どうぞ宜しく」

 

 

唖然とするレオンとクレアに言う只野。

まだまだ戦いは始まったばかりだが、取り敢えず皆は思った。

 

コイツ、滅茶苦茶だが頼もしいんじゃねと。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 

弾を無駄にした。

出来れば1発でタイラントは終わって欲しかったんだけども。 難しいか。

 

まぁ変異前に吹き飛ばしたからヨシ!

 

次は地下研究所に行ってシェリーを助けてGバーキンを倒さないとなぁ。 面倒だ。

 

 

「只野か! さっきまで何処行ってた!?」

「クズライ・ジノビエフをボコッてました」

「はぁ?」

 

 

説明している時間が惜しい。

けど色々言わないとね。 後々の為にも。

 

 

「アンブレラの監視員です。 今回の騒動から得られる戦闘データを収集して金貰おうとしていたクズです」

「よく分からんが、ソイツはどうした」

「証人として近くにいた救助ヘリにブチ込みました。 本当はゾンビの餌にしてやりたかったんですがね」

「マジでよく分からんが、兎に角今度こそ脱出するぞ。 良いな!」

 

 

この叱咤も何度目か。

けどやる事まだあるのよ。

 

 

「装備を整えたら、生存者を助けに行きます」

「お前、いい加減に……!」

 

 

遮る様にクレア達に話しかける。

 

 

「あ、君クレア?」

「そうだけど何で……」

「クリスから聞いた」

「兄が!? 今は何処にいるの?」

「ヨーロッパ。 残念だけど此処にはいない」

「そう……ありがとう」

「詳しくはマービンにでも聞いてくれ」

 

 

ホッとするクレア。

少ないが手掛かりは得た。 後は脱出して貰う。

 

 

「俺はアンブレラ地下研究所に行く。 そこで生存者探しするけど、来たい奴いる?」

「私が行く」

 

 

1番に名乗るはジル・バレンタイン。

アンブレラの証拠を掴みたいだろうからね。

 

 

「アンブレラの悪事を許しておけない」

「他は?」

「俺も行こう」

 

 

レオンが声を出す。

 

 

「警官として、見捨てて置けない」

「俺もだ」

 

 

カルロスも名乗った。

 

 

「民間人救助の任務があるからな」

「そっか。 なら装備を整えて出発だ」

「只野、あれこれ勝手に進めるな!」

 

 

隊長の怒りを買いつつ、けれども止めない。

除隊される覚悟で、やる事がある。

 

 

「すみません。 でも行かなきゃなんです」

「只野……」

「アークレイの事件は信じてくれなかった。 でも今度こそ信じて貰える様に、何かしら得られるなら向かいたいんです」

 

 

真っ直ぐな目で説得を試みる。

すると折れたのか、隊長は許してくれた。

 

 

「分かった。 ただし、死んだら許さん」

「了解。 ありがとうございます」

 

 

そうして俺達は装備を整えて地下へ向かう事に。

 

 

「ところで、どうやって地下研究所へ?」

「あー、あそこから」

 

 

俺が指差す先。

そこには大きな像が鎮座しているだけだが。

 

 

「ちょっと伏せていて」

 

 

俺はソレにM31を構えて発射。

ドッカーンと派手に吹き飛ばした。

 

 

「いきなり何をするんだ!?」

「ほら、見てみろ」

「へ? えぇ!?」

 

 

煙が晴れた先。

そこには隠し階段が。

 

 

「あれを降りて下水道経由して、研究所だ」

「貴方……何で色々知っているの?」

「後で教える」

 

 

流石にジルに尋ねられたが、惜しいので先へ。

装備を整え、俺達はアンブレラへ挑む!




ストーク
PAの後継で開発された小銃系統。
見た目は近未来的。

ミニオンバスター
徹甲榴弾を発射する小銃。 やや大型か。
対コンバットフレーム用に開発された。
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