バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
前回のあらすじ
ドンパチしつつ橋の制圧へ。

短め。


61.橋上の攻防

鉄橋に戦力を集中している反政府軍。

ブラボーチームはアルファより先行して橋の制圧が任務。 銃火器も高威力のEDF製を持ち、既に戦勝ムードだ。

 

 

「EDFの武器は強力だ、新種も敵じゃないぞ」

 

 

そう言い揺らす手元の銃火器。

提供されたT4ストークは先進的デザインなだけでなく、精度に威力と双方高い次世代型アサルトライフルだ。

それでもEDFからすれば旧式化している実弾銃のひとつであり、多少市場に流れている。 それをBSAAが拾い導入したのだろう。

 

 

「ですが敵もEDFの武器を使用していると」

「性能は此方が上だ。 それに俺達は訓練を受けてきている、相手は烏合の衆に過ぎない」

 

 

部下の心配を一蹴する隊長格。

そうこうしている内に、橋に到着したブラボーを乗せた武装装甲車両グレイブ。 それに呼応する様に橋向こうからゾロゾロと敵が来て撃ち始めた。

グラントM31の様な旧式ロケランも持ち出されてグレイブは撃たれてしまうも、旧式で装甲を抜くには至らず反撃を開始する。

 

 

「前に出過ぎるな、戦車が陣取っている!」

「了解!」

 

 

こうして戦端は開いた。

散開していた傭兵、ジュアヴォの主武装はスラッガーNN2。 威力はあれど射程や精度が犠牲になっている小銃だ。

なので敵の射程圏外から各個撃破。 グレイブが先行して隊員の盾となりつつ砲塔の火を噴かせて橋上の敵を吹き飛ばしながら中腹まで進撃していく。

 

だがそれ以上は強固な防衛態勢に阻まれる。

仕掛けられていたセントリーガンが起動、隊員を撃ち始めて弾幕を張られる。 また中距離からPA-11LS小銃、遠距離からペトネイターの弾丸が飛んできた。 それらを突破するべくグレイブが先行した刹那、敵の切札は現れた。

 

 

「下がれ!?」

 

 

奥から現れた戦車と列車砲。

想定内と言えばそうだが、同時に空から空挺が。

大型双発機からパラシュート降下してくるジュアヴォの増援。 それはブラボーの後方に着ていく。 結果、挟み撃ちをする形にされてしまったブラボーチーム。

 

 

「罠か! 新種がここまでの知力を?」

 

 

驕りがあった。 EDFがいるから大丈夫だと。

ところが戦場はシビアだ。 思い通りにならない事が殆どだと今更に後悔した。

 

 

「HQ! 敵は想定以上、大至急増援を!」

『アルファが向かっている。 持ち堪えろ』

 

 

悠長な状況ではない。

T-42の戦車砲、列車砲が現れてからはブラボーの武装走行車両を鉄屑に。 続く敵ブラッカーE1の榴弾砲でBSAA隊員は吹き飛んだ。

何とか生き延びた者も、機銃代わりに取り付けられた多砲身アサルトライフルM4レイヴンの掃射に遭う。

 

 

「先行し過ぎた……ぐあああッ!?」

「くっ!」

 

 

指揮系統は瓦解。 連帯が取れず元来た道を戻ろうとして各個撃破される。 最初とは逆だった。

 

 

「負傷者多数! 戦闘継続は不可能!」

『撤退は許可出来ない。 戦闘を続行せよ』

「くそったれが!」

 

 

悪態を吐きながらも隊員は抗う。

負傷し歩けない者を引き摺り、片手でバースト射撃で牽制しつつ後退。 廃車の影に隠れるも、敵は容赦なく追撃してくる。

戦車砲を撃たれ、瓦礫ごと吹き飛ぶ仲間。

最早、全滅は時間の問題か。

そう覚悟していた時、アルファは来た。

 

 

「ブラボーを確認、援護する!」

『HQ了解。 速やかに敵を排除せよ』

 

 

橋に雪崩れ込むトラックの群れ。

荷台に歩行システムを撤去された赤塗装のコンバットフレームを載せ、弾丸をばら撒き始め敵増援を蹴散らし始める。

後続でクリス率いるアルファも。 ボロボロ装備のEDF隊員、それに混じり新鋭装備の只野軍曹も。

 

 

「正史より被害出てるよねコレ」

 

 

彼のボヤきは、喧騒に掻き消されていった。




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