前回のあらすじ
ブラボー全滅寸前
アルファ到着。 戦闘開始
橋に到着したアルファは、ブラボーの回収を優先。 その間に荒廃装備のEDFが前進、橋の制圧を試みる。
「今までは戦車にビビってたが、今日は来てやったぞ! 覚悟しやがれ!」
「切札ぶっ壊して終戦じゃい!」
「椀飯振る舞いだ、撃ちまくれぃ!」
荒くれ者が駆るコンバットフレームが敵を薙ぎ払い、前進を始めたので只野が警告。
「戦車だけじゃなく、ゴリアスD1があるんだぞ! やられたいのか!?」
「ああん? 怖くてやってられるか!」
「歩兵は援護しやがれ!」
荒廃パイロット達が素直に頷く筈がなく、どんどん前に出る。 その癖、周囲には命令するから救えない。
歩兵隊も後に続き、グイグイ前へ。 ブラボーがやられたばかりだというのに無謀な運転だ。 移動手段のトラックは申し訳程度に装甲板を貼り付けただけで防御力は低い。
「馬鹿、BSAAは直ぐに動けないってのに」
只野は仲間の脳筋具合に舌打ちしつつも、近くの廃墟によじ登り高い位置を確保。
橋の奥、セントリーガンは弾切れを起こし停止したから無視するとして、増援のジュアヴォの武装は多少質の良いNN3とPA-11LS。 これらはコンバットフレームが薙ぎ払うとして、問題はやはり戦車と列車砲。 そして大筒ロケランD1を持つ奴だ。 幸い数はない。
だが手持ちのプラネットは弾が少ない。 只野1人では捌き切れない。 爆撃でもすれば即クリアなのに。 只野は期待せず本部に連絡を取る。
「本部、空軍は!?」
『ファイターが戦闘中。 支援は難しい』
「だよね、制空権取ってたら敵の双発機とか飛んで来ないよねぇ!?」
『制空権確保してから動け。 今は無理だ』
「待ってたらブラボーが全滅するわ!?」
怒り混じりに無線を切り替える。
今度の相手はクリスだ。
「クリス! ピアーズを借りても!?」
『了解だ。 ピアーズ、行ってこい!』
『了解です!』
「あざっす隊長、愛してる!」
『真面目に頼む』
忙しい中、快く協力してくれた。
只野は内心グッジョブしつつ、早速指示。
「ピアーズはランチャー持ちをやれ、俺は戦車を始末する! 2人で馬鹿共を守るぞ!」
『了解。 あんなでも貴重な火力ですからね』
会話する余裕を見せながら、ピアーズも只野と同様に高所に移動。 狙撃姿勢を取るや撃ち始めた。 仕事が早い。
「さすが」
『銃が良いもので』
ピアーズも銃を褒める。
彼の狙撃銃はEDF製ターミガン狙撃銃。
ボルトアクションではなく、自動装填のオートマチックだが、高い精度と連射性能を誇る。 KFFより短銃身で取り回しも良く、それでいて有効射程距離は1000mを超えた。 腕のある兵士が使えば長距離射撃も可能にする高性能狙撃銃である。
「負けてられないな」
只野もプラネットを持ち砲撃姿勢。
自由度の高そうなブラッカーE1に照準し、トリガーを引く。 轟音が戦場に響き、遅れて標的に着弾。 高威力に戦車の装甲どころか車体が持たず吹き飛び、暫く橋の上を転がると爆散した。
「今のは只野軍曹だ!?」
「はっはー! やりやがった!」
味方で大火力持ちは限られる。
発砲音からしても只野なのは容易に理解した隊員達は、EDFかBSAAを問わず共に歓声を上げる。
「次、T-42!」
只野は砲口を向け直し、間を置き再砲撃。
T-42も敢え無く爆散。 次弾までにコンバットフレームが吹き飛ばされたらどうしようと不安もあったが、何とかなった。
「また軍曹がやったぞぉ!」
「すっげぇ! 歩兵が戦車を2台も!」
「さすが軍曹だ!」
EDF、BSAA双方沸き立ち士気は上がる。
残る敵大型兵器は列車砲のみ。 口径はデカいも、戦車と異なりレールの上しか移動出来ず小回りはより効かない。
だが只野の残弾も切れた。 無線を入れつつ移動するも、味方に任す事になりそうだ。
「弾切れだ! 後は頼むぞ!」
『おう! 任されたぜ!』
『敵さんの切札は残り1枚だ!』
「取って上らせてやれ!」
周囲のジュアヴォを始末しつつ、緑色の特殊小銃、ミニオンバスター持ちが接近。 只野に助けられ生き延びたコンバットフレームが援護。
只野により被害は抑えられ、ラリーは続く。
「徹甲榴弾を鱈腹喰らわせてやるッ!」
やがて射程圏に到達したミニオン持ちがフルオート射撃開始。 放たれた徹甲榴弾が列車砲の車体装甲に喰い込み、間を置き内側で無数の爆発を起こしていく。
誘爆したのか、列車砲も大きく爆散。 残るはジュアヴォのみとなった。
「敵のビークル群、無力化に成功!」
「EDFの力、思い知ったか!」
「「EDF! EDF!」」
「さすがEDFだな……ブラボーの救助を完了。 これよりアルファも加勢する!」
後は残党狩り。
敗走する暇も与えず、火力で敵の残存戦力をすり潰す。 橋の制圧に成功する。
「橋を爆破して落とす必要も無かったな」
只野がクリスに言えば、ああ、と返すクリス。
「俺達だけなら戦力が厳しいからな。 CA爆弾で後続を断つ事も考えた」
「これなら後続の陸戦戦力が橋を使って対岸の制圧に向かえる。 皆、良くやった」
前方の味方部隊の残党狩りを見ながら会話していると、無線が入る。 本部からだ。
『空軍が制空権確保! 支援可能になった、エアレイダーは座標を指示せよ!』
『ヘリ部隊が作戦エリアに突入します!』
『降下、降下、降下ーッ!』
「今更か。 でも、これなら後は平気だな」
空を見やれば、コンテナや隊員が降り注ぐ。
この分だと、空飛ぶ物体は皆味方だ。
「別のエリアへ行こう。 レーダーに反応あり」
只野はクリス達の背を押す様に促すと、駆け出した。 その先にはレーダーに2つの反応。
シェリーとジェイクである。
更新常に未定