前回のあらすじ
地下でドンパチ開始
短め
戦場と化した教会地下。
広大な地下空間は底が見えず、同時にファミリーの墓地でもある。
そんな空間で派手にドンパチ。
墓場で運動会というには生者による血生臭さがあり、葬式いらず棺桶いらず墓標いらずに墓場で倒れる黒服グラサン連中。
それも混乱の中でCウィルスが解放されたらしく、ウボァとゾンビとして復活し再び侵入者を襲い始めるからタチが悪い。
「奴らの仲間にはなりたくないな!」
EDF先発隊員、ジョエルはローリングで物陰に飛び込んで銃撃を回避。 その勢いで黒服に撃ち返す。
他にケン、ジョージと名を持つ隊員が。
拷問室で見つけたデボラを庇いながらも、地上へ這い上がろうと足掻く様は力強い。
逆にデボラを無理に回収しようとした所為で敵に侵入がバレてしまい銃撃戦になった。
無線の暇もなく、けれど彼等に後悔はない。
「ジョージ! 背後のカバー頼む!」
「ベテランだろ、汚ねぇケツは自分で守れ!」
戦場に怒号と弾が飛び交う。
弾丸だけでなくゾンビまで襲ってきて苦労が絶えないが、それでも守るべき者、情報を持ち帰らねばならない。
そんな時。
彼方此方から別の銃声と怒号が聞こえ始める。
隊員は顔を見合わせつつ、先へ急いだ。
「ウチの制圧部隊か!?」
「銃声は拳銃ぽいな、BSAAかDSOだろ」
「味方に変わらん、今のうちに撤退する!」
「奴ら火力不足だぞ、援護は良いのか?」
「そんな余裕は無い! 今は脱出優先だ!」
デボラを背負いながら彼等は地上へ上がる。
道中、EDFの制圧部隊とすれ違いつつも後の事はバトンタッチとなる。
「先発隊だ、無事だったか」
「遅いぞ、見捨てられたかと」
「偵察任務ほったらかして戦争かぁ?」
「仕方ないだろ、民間人救助の為だ」
「なら、もっと穏便に済ませろよ」
言い合いつつも、偵察隊は託す。
「じゃ、後は頼むぞ兄弟!」
「任せろ!」
突入していく制圧部隊。
激しさを増し崩壊を始める教会地下。
後は時間の問題だ。
シモンズは確実に追い詰められていくが、証拠が見つかるまで予断を許さない。
ウィルスそのものは目に見えない。
見えても、その判断基準は難しい場合も。
その意味では……この時のデボラは、まだ人間にしか見えない。 誰の目にも。
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「EDFが来たぞ!」
BSAAパーカーが叫び、敵味方問わず注目を浴びるEDF制圧部隊。
ガスマスクを装備したレンジャーがゾロゾロと突入してきては、降伏勧告なんてせず撃ち下ろし始めた。 容赦がない。
「おおい!? 俺達BSAAもいるんだぞ!?」
咄嗟に物陰に隠れて文句を言うパーカー。
ジェシカも同意見だ。
「ホント、火力任せの連中ね!」
「実は敵だったりしてな!」
一方、DSOのレオンとヘレナも同じ状況下。
EDFの乱雑な参入に眉間に皺が寄る。
「泣けるぜ」
「こんな事してる間にもデボラが……!」
ヘレナは妹を心配するが、答える様にハニガンから連絡が。
『2人とも聞こえる?』
「ハニガン、どうした?」
『たった今、EDFから連絡があったわ。 ヘレナの妹、デボラは無事救い出したそうよ』
「本当なの!?」
端末に齧り付くヘレナ。
銃撃戦なんて最早背景でしかない。
「今、地上にいるマヌエラに繋ぐわ」
短いやり取りが聞こえると、端末越しにマヌエラの顔と教会内の光景が。 直ぐに切り替わると、やがて馴染みの顔が映る。 デボラだ。
「デボラ!」
叫ぶヘレナ。
反応するデボラ。
「無事なのね!?」
『ヘレナ……えぇ』
「良かった……! 本当に……!」
そう安堵するのも束の間。
端末向こうで苦しみ始める声が。
『ぐっ……あああ……ッ』
「デボラ!?」
刹那、通信が途絶えた。
レオンは慌てハニガンを呼び戻す。
「何が起きた!?」
『分からない、今コールしてる』
「待ってる訳に行かないな、俺達も地上に戻って確かめるぞ!」
「ええ、待っていてデボラ!」
戻り始めるレオンとヘレナ。
引き継ぐはBSAAとEDF制圧部隊だ。
「隊長、地上と連絡が取れません」
「なに、だが此処も放置出来ないぞ」
「部隊を割きましょう」
動き始める隊員達。
銃撃も弱まった事でBSAAパーカーとジェシカ、逃げ隠れしていたレイチェルとレイモンドも表に出て合流する。
「先輩達、やっと来てくれたんですねー!」
「レイチェル! レイモンドも無事か!」
「ああ。 もう先輩面はしなくて良い」
「会えて何よりよ。 さて、どうする?」
「決まってる。 その辺片付けて調査だ」
「も、もう逃げましょうよぉ」
「帰りたきゃお前だけで帰れ」
「そんなぁ!」
こうして各々が動き始める。
地下は多少収まれど、騒ぎは地上に波及する。
今、教会でも銃撃が響き渡り始める……。
更新常に未定