前回のあらすじ
デボラ戦
72.某都市部へ。
アメリカ、トールオークス教会でバイオテロが起きつつも、中国ターチィ周辺でもバイオテロが起きていた。
BOWが投入され、ジュアヴォや不可視になる大蛇なイルジヤ、チェーンソーを振り回す様なウビストヴォが暴れ回り、市場ではパンネがウネウネしている。
市民は逃げ惑い、EDFが鎮圧に乗り出した。
遅れてBSAAが到着。 共に戦い始めている。
「首謀者を逮捕した筈なのに妙ですなぁ」
BSAAご意見番、オブライエンは言う。
相手はお馴染みEDF総司令部参謀だ。
『ボスを倒してもネオ・アンブレラが無くなる訳では無い。 構成員のジュアヴォは予め与えられた任務を全うしているのだよ』
牢屋にカーラをブチ込み、情報部少佐らが尋問と仲間を止めさせようとするも上手くいっていない。 化物になられるよりマシだとしても、状況は悪かった。
勿論カーラに期待などしていないから、中国にいるEDF……北京守備隊戦力の一部などをターチィに向かわせて対処させている。
BSAAも出動。 市民の避難をさせつつ人質にされた国連職員を救出したりと状況を進めている。
クリスや只野も東欧から中国に降下(強制)。
仕事に仕事を重ねるスタイルである。 休む暇がない。 慣れているかも知れないが。
シェリーとジェイクも共に中国に堕ちた。
いつも化物に愛されて可哀想、とはエイダ。
本人は潜水艇の後、トールオークスに寄らず中国に直接乗り込んでいるが、歴史の修正力でも働いているのだろうか。
「困りましたなぁ。 歴史を繰り返す気で?」
『これでも足掻いている。 情報を元に海洋油田施設に偽装した巨大研究施設の制圧や軍港の調査、制圧も同時進行中だ』
只野君のチート情報で先手を取るEDF。
敵は強大だが、世界規模の軍隊であるEDFは更に強大だ。 問題は王手を掛けるにはどう行動するのが最適解かにある。
今回は只野情報があり、相手の手札がほぼ丸見えというイカサマを出来ているが、悟られたりプランを変更されたならEDFは自力で駒を進めないといけない。
これらを失敗、手間取れば、敵の力は増して手がつけられなくなりEDFですら抑えられない程に膨れてしまう。 ウィルス含む生物兵器は銃弾のみで解決出来ないのだ。
トールオークスでのデボラ救出劇でいう、ルイスの活躍のように医学的な解決法が最も重要かも知れない。
「流石はEDFです、戦力は潤沢で」
『悠長に構えてられないぞ。 BSAAにも手伝って貰う、まだまだ忙しくなるぞ』
「こちらでも戦力増強、部隊の新設を考えていたりしますよ、ええ」
戦争は続く。
バイオテロの根絶は実現するのだろうか。
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■中国 都市部 ターチィ周辺■
「これも歴史の修正力か、運命か?」
現場に墜落したEDF高速爆撃機カムイ。
文句垂れ、扉を蹴破り出てくるは只野軍曹。
続けてクリス、ピアーズのBSAA組。 その後ろから更にシェリーとジェイクが出てきた。
「まさか軍港の空母からミサイルが飛ぶとは」
「それも驚きですが、隊長が爆撃機を操縦出来たのも驚きです……元空軍と聞いていましたが」
周囲はバイオハザード。
現地EDFとBSAAがジュアヴォらBOWと銃撃戦を繰り広げている。
「ったく、調子の良い野郎に採血されて仕事は終わりかと思えば、まだ戦わせる気か。 悪いが別料金だぞ」
「文句言わないジェイク!」
各々が銃を持ち加勢する。
クリスとピアーズはBSAAなので当然として、シェリーとジェイクがいるのには別の理由があった。
輸送機に乗り回収地点に向かったシェリーとジェイクだったが、EDF空軍がやって来て基地に着陸させられた。
そこは、まだ安全で設備の整うEDF空軍基地。 そこで技研のルイスがワクチンを作り、即高速戦闘爆撃機に乗り込むと渡米した。
後に残されたジェイクは仕事が終わったものだとしたが、シモンズが中国でもてなし、金を渡すだの何だの適当言ったのでこうなった。
クリスとピアーズはイドニア内戦は部下とEDFに任せて、護衛として付いてきた。 只野も同様である。
駐機場にある高速爆撃機カムイを貸して貰い、バイオテロとシモンズをボコしに中国に向かったのだが、ネオ・アンブレラが使用する空母から対空ミサイルが飛んできて撃墜されてしまったのであった。
空中で爆発せず、墜落した程度で済んだのは幸いである。 問題はここからだ。
「本部の連中、バイオテロ阻止ミスったな」
「嘆く暇があるなら仕事するぞ只野」
「分かってるクリス……皆、往くぞ!」
こうして別の地でも戦いが始まった。
只野が休める日は来るのだろうか……。
更新常に未定