墜落した。
中国ターチィ含む周辺都市部。
ジュアヴォが暴れ回り、EDFとBSAAが共同で立ち向かい銃撃戦の様相となる。
市民は逃げ惑い、その様子をTVクルーが撮影し、バイオテロの脅威の恐怖は改めて世間に広がっていく。
その波を掻き分けて、只野軍曹達は行動。 無線を共用しつつ、行くべき場所を決める。
『市場に新型BOW、中々死なないぞ!?』
『復活出来ないくらい細切れにしてやれ!』
『燃やせ! それが1番だ!』
『こちら軍港方面。 ここも新型が闊歩、停泊していた船内もやられてる……機能してない、恐らく全滅です』
『情報通りネオ・アンブレラの空母を確認』
『海軍が軍港と油田施設に向かってます』
『陸戦隊で何とかしろ。 陸軍は忙しい!』
『こちら都市部。 市内は滅茶苦茶だ!』
『民間人の避難を優先しますか?』
『自主避難させろ、化物以外目もくれるな』
『空軍に爆撃要請!』
『 エアレイダーは座標を指示せよ』
EDFはてんやわんや。
陸海空を動員し、それぞれ動いては重要施設を抑えに向かっている。
どれも解決しなければならないが、特に重要なのは油田施設。 ハオスとかいう世界を終わらすヤベェBOWがいるので抑えねば。
だが半年経ってないしカーラは生きている。
死ぬと作動するソレのプログラムなら、まだ時間はあるとしたい。 其方は今は海軍の陸戦隊に任せて、軍港方面に向かうべきか。 ネオ・アンブレラの空母に積まれているCウィルスのミサイルが歴史通りなら、これを先に止めねばならない。
一方でシモンズの件もある。 既にシェリーは合流地点を指示されてもいる。 やる事が多くて困る。 ここは仲間に頼るところか。
「クリス、このバイオテロは囮だ」
「なに?」
「近海にネオ・アンブレラの空母がある、それにはCウィルス入りのミサイルが積まれてる、それで汚染地域を拡大する気なんだ」
「何故分かるんだ?」
「EDFの無線を聞いた」
半分嘘である。
無線は聞いていたが、その中に空母の情報はあれどミサイルの話まではまだ出てない。
けれども情報は上に伝えているので、全く知らないという事もない。 なので乗り込んだ部隊が発射を止めに掛かる筈なのだが、只野としては放置出来ない。 失敗すればターチィの民間人が全滅だ。
「わかった、BSAA本部にも伝える」
「助かる。 けれどクリスとピアーズには海底油田施設に偽装したネオ・アンブレラの研究施設に向かって欲しい」
「そっちがミサイルより優先なのか?」
「そうだ。 ミサイルすら囮、本命は多分油田施設の地下にいる大型BOWだ、これが世に放たれると世界が終わるほどヤバいらしい」
「……お前の言う事だ、信じよう」
「先ずは軍港に停泊してる軍艦へ。 格納庫に使えるVTOL機が残ってる筈だ、移動に使えると思う」
「了解した」
只野の色々知っている発言にツッコミを入れてる場合ではない。 クリスは了解すると軍港へ向かうことになった。
海底研究施設には海軍の陸戦隊が突入するのだろうが、それだけだと不安がある。 クリスとピアーズという正史メンバーを向かわす事で、最悪のパターンは阻止する事にする。 悪く言えば滑り止めだ。
一方、シェリーとジェイク。
正史だと最終的に油田施設に拉致られ、そこで再会したクリスに父ウェスカーの話を聞きイザコザになるも、状況を優先してそれぞれ動く事になる。
今回はその限りではない。 ウェスカーの話を経てジェイクが成長しないのはツライさんだが、優先すべきは己の命と状況改善にある。
「俺はシェリーとジェイクの護衛をする。 2人とも強いから必要ないかもだが」
「そんな事ない……お願いね」
「まっ、足手纏いって事はねぇさ」
こうして二手に別れた。
BSAAのみならずEDFがいるとはいえ、歴史の修正力を振り払えるか否か。
銃声は正史より大きいが、銃弾のみで全ては解決しない。 前にも述べた事であるが。
レオンとヘレナ等のトールオークス組はアメリカにいたままだが、大丈夫なのか。
それは只野にも分からない。
更新常に未定