バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
前回のあらすじ
タンカー手遅れ。 EDFに被害。

いつも通り雑味がありつつも。


80.沼地

対地制圧ヘリコプターEF31ネレイド、その最終作戦仕様である"エンジェル"が沼地上空を飛び、自動捕捉オートキャノンやロケット弾でカビ野郎共は吹き飛んでいく。

殲滅能力強化型のファイヤーネレイドは、対地自動捕捉ブレイズガンで大地を燃やし、自由落下の無誘導爆弾で大地ごと吹き飛ばす。

 

取り零しが出ても、カビを吸わない様にした気密性の高いフルフェイスヘルメット装備の隊員達がT5ストークによる実弾フルオートや原子光線銃ブレイザーの改良型であるデストラクション ブレイザーGで横方向に光線を同時発射、雨霰と銃撃を喰らわした。

 

近接用コンバットフレーム、その旧式ニクス レッドボディも投入され、コンバットバーナー、マシンガン、散弾砲を前に雑魚は一方的にバラバラにされていく。

 

毎度の様に現れる大型BOWに備えて、大火力持ちのニクス バトルキャノン(例により旧式)も広域封鎖用の隔壁を守りつつ待機中。 コレに近付いた敵はヘビーリボルバーカノンとショルダーハウィツアーを前にミンチより酷いナニかにされていった。

 

ニクスより旧式?のグラビス型コンバットフレームも投入され、戦力としては申し分ない。

 

良くも悪くもなEDFの火力任せの制圧祭りは轟音を伴い、流石の沼地で野生的な暮らしをしていたジョー・ベイカー(ベイカー邸の近所に住んでいる、ジャックの兄)も表に出て来る事になる。

 

 

「何の騒ぎだ? テメェ何処から来やがった!」

「ゴフッ!?」

 

 

沼地を泳いでいた只野曹長が運悪く見つかり、鷲掴みで捕まえたと思えば次には容赦無く殴る。 歴史で殴られていたアンブレラ隊員の代わりだろうか。

だがそこは頑丈なEDF隊員。 倒れこそすれ銃を手放さず最新鋭戦闘服の恩恵もあり、伸びる事はなかった。

 

 

「ちょ、おま、パターンゴリラ!?」

「黙れ屑野郎! ワニの餌にするぞ!」

 

 

突然の踏み付けをローリング回避する只野。

ジョーは話を聞く気もなく追い打ち。

手製の投げ槍を投擲。 危うく避ける。

アーマーがあるから原始的な武器なんて大丈夫だって、へーきへーきという意見は、公式チートおじさんに通用しないのだ。

 

 

「待て待てジョー! お前の姪のゾイと、いや家族皆がヤバいんだって!」

「なんだと!」

 

 

只野、逃げ惑いつつ一応説得を試みる。

これで理不尽な暴力が止まる……筈なく。

 

 

「テメェ何しやがった!」

「冤罪! 脳筋もここまでとは!」

 

 

駄目だった。 期待していなかったが。

只野は諦めて、逃げる様にベイカー邸へと急ぐ事にした。 まさか一応民間人のジョーに発砲する訳にもいかないし、そんな暇もない。 反撃されて殺されるリスクすらあるし。

 

 

「相手してる暇は無い!」

「待ちやがれ! 終わってねぇぞ!」

「頭冷やせ、話はそれからだ」

 

 

追うジョーだが、振り切って見せる只野。

奴のホームグラウンドとはいえど、最新鋭の戦闘服の機動性と経験を活かし何とかした。

 

 

「ベイカー邸に辿り着く前に死ぬ所だった」

 

 

ここまで来たのに愉快な事になって、振り出しに戻るのは笑えない。 この段階まで来るのに何年掛かったと思っているのか。 苦労が水の泡となり消える事態は避けたかった。

 

銃声と爆音が響く中、やがて見えてきたテント群……味方陣地に到着すると、赤ヘル隊員が気付き敬礼で迎えてくれた。

 

 

「只野曹長、ご無事でなりよりです」

「挨拶は良い。 状況は?」

「はっ! ベイカー邸から民間人の老夫婦2名救助。 その息子と娘、それと情報にあるミアという女性が行方不明、現在捜索中です」

「マジか、ルーカスとゾイが」

 

 

重要な奴を取り零しているとは。

嫌な予感がしつつも、隊員は続ける。

 

 

「それと先行部隊がBOW、エヴリンの支配下に置かれたと思われベイカー邸を守る様に行動しており、苦戦を強いられています」

「ウチから被害が出たのか。 苦戦中って事は、雑魚とは違うんだな?」

「はい。 人間の姿と知性を残している為に厄介なのです。 部隊に配備されていた重火器や装備品をそのまま使用してくるもので。 そうでなくても、仲間の面影そのままなので、戦意が湧かないというのもあります」

「厄介だな、治す余裕もないだろうし」

 

 

血清の材料はベイカー邸にあるとしても、2人分作って終わりだろう。

アンブレラ部隊の使用するラムロッド弾は治療には使えないかもだし、やはり排除して道を開くしかないのか。

 

 

「状況は大体分かった。 こっちの情報としてはタンカーは手遅れ、この近所に住むジョーは脳筋で話が通じないので要注意だ。 それと外部からイーサン・ウィンターズって若い男が来ると思うが、ソイツは訳ありでな。 入れてくれて構わない」

「了解です」

「で、俺はベイカー邸に向かい元凶のエヴリンの排除を試みる」

「えっ、1人で行く気ですか!?」

 

 

スローターEZを構えつつ、只野は答える。

 

 

「そうともさ。 狭い屋内にゾロゾロ行くのも危険だし、だからと無事な民間人がいるかも知れない屋敷を吹き飛ばせないからな」

「それはそうですが、操られている仲間を殺す気ですか? 助ける方法が見つかるまで待つのはどうですか!?」

「ただ待っている間にもゾイとミアが苦しむ羽目になる。 エヴリンも何して来るか分からない。 なに、操り人形と化した隊員はなるべく殺さない。 最悪は始末するが」

 

 

そういって悪夢のベイカー邸へと足を運ぶ只野曹長。 その背中を送る事しか出来ない隊員達は、まぁでも曹長なら何とかしてくれると信じつつ、引き続き沼地の封鎖エリア内の掃討を続けるのだった。




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