バイオ歴史改変:EDFのターン   作:ハヤモ

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前書き
前回のあらすじ
状況確認

オリジナルも過ぎても良くないと、ゲーム本編を思いつつ。

メモ
AIマリス
ゲームだとEDF6 DLC2にて登場
マリスとは悪意という意味
戦略情報部のメインフレームの演算能力を全てシミュレーターに割り振る事で、処理能力向上により敵数の増加に成功したらしいが、それでもストーム1に通用しなかった。
最終的に現実へ干渉しようとした段階でシステムを停止させられる。
当作では過激化するバイオテロに抵抗する為に再起動、調整されて再度兵士の戦闘訓練に携わっている設定


95.村への先駆け

バイオ村。

バイオ8に当たる作品の舞台はヴィレッジ(村)なのである。

公式が替え歌やったり人形劇をやるなど、楽しくふざけていたが、物語はバイオに違わない。

 

4と共通する部分はあれど、前作に続き特異菌絡みであり、主人公もイーサンで、クリスと新型BOWである狼男なライカンが出てくる。

それらは悪党の親玉であるミランダという女が原因で、線虫から作られたとかのカドゥというキモいモノが関わる。

イーサンはコレらと戦う事となるのだ。

 

タイトルに数字は付けられていないが、ヴィレッジの単語に混ざるⅧが強調されており、正式な話と見て良いのだろう。

 

そんなヴィレッジ。

イーサンが来る前後まで普通に村人が生活していたのだが、ライカンの襲撃に遭い村が崩壊、全滅してしまう。

最後は強力な爆弾でイーサンも村も木っ端微塵。 悲惨な末路を辿る事となる。

 

そんな運命を辛うじて覚えている只野准尉の情報を元に、EDFは現地で下準備を進めていた。

 

今は近くの山林に偵察隊員を潜めて監視中。

早期解決を狙い、被害拡大を防ぐ。

 

村人を全員は救えずとも、何人かは救えるならば、救うべきであろう。

何よりミランダ含むBOWを放置出来ない。

 

だが最近は信頼ならないBSAAと青アンブレラに協力を仰げず、自力で動く状況。

ベイカー邸での隠蔽工作も含め、敵である筈のBOWを運用しているという情報もあり、ホイホイ協力し合える仲ではなくなっている。

 

その為、EDFは察せられない様に少人数の隊員を村へ送り込み、有事の際も現状戦力で何とかする手筈となっている。

今までの戦闘経験から、EDFの兵器があれば、BOWなぞ恐れるに足らぬと楽観視していたのもある。

が、命懸けの現場からすれば戦力はある方が良いに越した事はない。 好き好んで苦労したいなんて思わないし。

 

 

「で、イーサンより先に行くんだよ!」

 

 

只野准尉は遠くヨーロッパ旅行。

休日にしてはバイオレンスな展開へ。

 

イーサンの不幸と苦労を思えば些細なのかも知れないが、それでも嫌なものは嫌だなぁと思う只野であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「只野准尉! 何故ここに!?」

 

 

現場に着くと旧式兵装の偵察隊に驚かれる。

無理もない。 予定にないのだから。

 

 

「3年後の下見だよ。 状況は?」

「はっ……村内は村人と家畜ばかりです。 プラーガの線も薄いですね」

 

「周辺の山林は確認したか?」

「レーダー上では。 詳しくはこれからですが、BOWと思われる反応をキャッチしています。 地下に多くいる様子ですね」

 

 

優秀なEDF製歩兵レーダーだ。

多少の高低差も障害物越しにでも拾える。

 

 

「たぶんミランダの実験場や、先史者の遺跡とやらにいるんだろう。 下手すれば100年くらいは」

 

「今まで誰も気付かなかったんですかね?」

 

「そういう奴は処分されたか、化物になったんじゃないの。 知らんけど」

 

 

曖昧に言う只野だが、この世界は人知れず孤島や山林の奥地などで個人や組織がヤバい事をしているパターンあるあるだ。

EDFも諜報活動をしている筈だが、只野が言わねば気付かれない事件もある。

それだけ巧妙に隠されているか、いつもの修正力か。 何にせよ、見つけてしまったモノは処理していかねば。

 

 

「村人は協力してくれそう?」

「閉鎖的で難しく。 余所者に厳しいんです」

 

「予想はしていたが。 まぁ珍しい話では無いとは思う。 ミランダの精神支配が無くても、普通にある話だろう」

 

 

ゲーム序盤、イーサンは村人に余所者だと冷めた対応をされている。

全員からでは無いが、非常時なのに扱いが酷い。 いや、非常時だからこそかも知れないが。

 

 

「もう監視続行と周辺調査ですね。 部隊を呼ぶと大ごとになるので、成る可く我々だけで出来る事はやりたいです。 相手の戦力は未知数で危険ですが」

 

「こっちの戦力は?」

「スカウトが数人。 武器は護身用のPA-11アサルトライフルのみ。 バックアップにコマンド部隊が来ると聞きますが、そうなったら戦争です。 それまでにせめて、多くの情報を情報部に送りたいなと」

 

 

まるで末期のEDFの戦力みたいだぁ。

5の大戦末期はスカウトも戦闘に参加した。

誰もいないよりマシであるが……。

 

 

「その初期型ライフルでライカンの群れを対処するには火力不足だ。 出来るだけ戦闘は避けてくれ。 出来たら撤退しろ」

 

 

が、只野は止める。

クリス無双と同列にしてはいけない。

奴自体、またもゴリラ化しているし。

 

 

「只野准尉は?」

「俺は1人で……いや、最近出来た部下1人と動く事にする」

 

「部下? ウチのアンドロイドですか?」

「そうだ。 実戦で役立つのか分からんが、日本で留守番させたら上に言われそうだからな。 奴自体、放置したらナニするか分からんし」

 

「あー……我々は詳しくないですが、ラボにいた頃からヤバかったらしいですね」

 

 

只野は露骨に嫌そうな顔した次には、直ぐ諦め顔に。 今更どうこうも出来ない呪いの人形だ。 上手い付き合い方を模索するしかない。

 

 

「俺達には構わなくて良い」

「考えがあるなら良いですが……」

 

 

そうして只野は村の攻略も模索する。

慌てる時間じゃないが準備は進める。

 

最新鋭の兵器や人の移動は足がつく。

EDFは黙認するにしても、BSAAや青アンブレラ、その他悪党の目に着いたら困る。

 

そこは仮にも情報部所属のアンドロイドである相棒が裏で書類改竄、補給を誤魔化してヴィレッジに武器弾薬、物資を流す。

 

ハイゼンベルクとの交渉もし、上手く丸め込めたならとも妄想するが、流石にそこまでは難しいかとも。

 

最悪、正史通りには。

 

この世界線では、どうなるのか。

未来は誰にも分からない。




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