「おはようエアグルーヴ」
『あぁトレーナーかおはよう』
「朝から精が出るな」
『桜花賞が近いからな。当然だ。』
「頑張るのは結構だが無理はするなよ。無理をして怪我をしたんじゃ、本末転倒だからな」
『たわけ、そんなことくらい承知している。』
キーンコーンカーンコーン
『すまないが、そろそろ始業だ。もう行くぞ。』
「わかった、また放課後にな」
『あぁ』
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『失礼するぞ』コンコン
「どうぞー」
『今日のトレーニングメニューはどうなっている?』
「今日はスピードがメインになっているが、併せて少しずつスタミナのトレーニングも進めたいと思っている」
『スタミナか?桜花賞はマイルだ、現在の私のスタミナで心配はないと思うが』
「桜花賞はな。だがエアグルーヴが目指すのはそれだけでは無いだろう?」
「トリプルティアラの残り二冠、オークスと秋華賞は中距離だ。特にオークスは桜花賞から間がない。今から始めておいた方が安全だと思ってね」
『なるほど、了解した。』
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『はぁっ、はぁっ』ゴクゴク アセフキ
「お疲れ様。とりあえずシャワーを浴びて着替えておいで、ミーティングはそれからだ。」
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『私だ、入るぞ』コンコン ガラガラ
「どうぞー」
「体は平気そう?」
『あぁいつも通りだ、心配ない』
「それは良かったよ。んじゃ、ミーティング始めようか」
「コレ、今日のラスト一週の映像なんだけどね
最後の方少し右によれてるの分かる?」
『あまり意識できていなかったな。次から気をつけよう』………
「よしそれじゃミーティングも終わりね
くれぐれも無理はしないように。また明日」
『貴様も人のことは言えないだろう、ちゃんと食事や休息は取っているのか?』
「もちr『ほう、この積み上げられたインスタント食品、ゼリー飲料、エナジードリンクのゴミを見てもなお同じことが言えるのか?貴様は』ごめんなさい」
「いや、でもほら、ね?レースも近いし、トリプルティアラ最初の冠である桜花賞はトレーナーとして何としても取っておきたいし、レース終わったらちゃんとするから、ね?」
『はぁ、貴様が倒れれば、いなくなれば困るのは他でもないこの私なのだぞ。本当に分かっているのか?第一貴様はいつも「あぁっ、ほらもう時間も遅いからね、また明日!お疲れさま?」』
『…。また明日。』
本当に一体何を考えているのだ、あのたわけは!!
今が桜花賞前だからではない。契約した時からずっとだ。
ずっといつもいつも夜遅くまで仕事をしている。分かっているんだ私だって。ほかでもない私自身のために彼が身を削って仕事をしてくれていることくらい。分かっている。だが、それはそうと、いくらなんでもトレーナー室で寝泊まりなどしてはいないだろうな!?いや、あり得る。そうでなければあの量のゴミなどあり得ない。ゴミの量こそ多いがトレーナーはキレイ好きでトレーナー室もきちんと片付いている。つまり…『はぁ』
ファ「どうしたのグルーヴさん?ため息なんて」
『ファイン起こしてしまったか?すまない』
ファ「ううん。そんなことないわ。それよりもグルーヴさん何か悩みでもあるの?」
『いや、気にすることでもないさ。とりとめの無いことだ』
ファ「ふーん。私には言えないことなんだー。お姉様に相談してみようかしら。」
『なっ!?まて、ファイン分かった話す、話すからそれだけは!』
ファ「フフーン。そうだよね嘘は良くないよね。グルーヴさん今日だけじゃなくてここ最近ずっと悩んでそうだものね。」
『はぁ、気づいていたのか。』
ファ「えぇ。もちろん。それでそれで?」
『その、内容はあのたわ…いや、私のトレーナーのことでな』ブツブツ
ファ「要するに、グルーヴさんはトレーナーさんが心配なんだね♪」
『まぁそういうことにならなくも無いな』
ファ「もうっ、素直じゃないんだから!それにしても、うーん」
「あっ!そうだ!グルーヴさんがトレーナーさんのお世話をしてあげれば良いんじゃない?」
『なっ!?なぜ、私が!?』
ファ「だって、グルーヴさんはトレーナーさんが心配なんでしょう?でもトレーナーさんはしっかりと休んでくれないのよね?なら、グルーヴさんが強制的に休ませてあげれば良いのよ♪」
「それに、グルーヴさんご飯作ったり、お掃除したりするの得意でしょう?トレーナーさんもきっと喜ぶわ!」
『ま、まぁそれはそうかも知れないが…』
ファ「今すぐじゃなくても良いでしょ?レースも近いのだし、終わってからでも」
『うっ、まぁ考えておく、遅くまで付き合わせてすまない。ありがとうファイン』
ファ「ううん、グルーヴさんのためだもの。おやすみなさい」
『あぁおやすみ。』