幸せになりたいトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

12 / 36
もうすこしだけ…このまま たわけと女帝の肝試し

前回のおさらい

何としてでもエアグルーヴと春翔をくっつけるべく立ち上がった仲間たち

まずはルドトレがスイカ割りイベントを開催するが…

 

ブラトレ「意味あったのか?あれ」

ルドルフ「確かに、あれで二人の仲が深まったかと問われれば」ウーン

ブライアン「温泉旅行はともかく、あんたがやりたかっただけだろ。あれ」

ルドトレ「バレた?」

ルドトレ「でもまあ、温泉旅行デートは決まったんだし…よくね?」

ブラトレ「はぁ」

ルドトレ「じゃあ次はお前がなんか考えてみろよ!」

ブラトレ「雑いなぁ、おい」

ブラトレ「せっかくだし、肝試しとかどうだ?」

ブラトレ「吊り橋効果狙えるだろ」

ルドトレ「お前は成功した試しあんのか?吊り橋効果」

ブラトレ「お前にだけは言われたくねぇよ」

ルドルフ「ふむ。肝試しか。確か生徒たちが計画していたと記憶しているが…」

ブライアン「じゃあそれでいいだろ」

 

 

 

ということで

 

ブラトレ「今日の夜近くの森で肝試しがあるらしいぞ」

春翔「ふーん」

ルドトレ「女帝ちゃんと行って来いよ」

春翔「あいつそんなん興味あるのかぁ?」

ブラトレ「馬鹿。そうじゃねぇよ。むしろ苦手な方が都合良いだろ」

春翔「はぁ?」

ルドトレ「怖がってる女帝ちゃんに男らしくカッコいいとこ見せたらもう告白待ったなしだろ」

春翔「そんなうまくいくかねぇ」

ブラトレ「やるしかねぇだろ?お前あと1か月切ってるんだぞ夏合宿おわるまで」

ルドトレ「いま逃したらいつまたチャンスが来るか分かんねぇぞ?」

ブラトレ「さっさと誘って来い」

 

 

---------------------------------------------------------------------------------------

春翔「エアグルーヴ」

『どうした?』

「今夜肝試しがあるらしいんだけどよ」

「よかったら一緒に行かねぇか?見回りもかねて」

『かまわないが…貴様そういうのが好きなのか?』

「そんなこともねぇけど、せっかくだしな。」

「今夜8時に森の前集合で良いか?」

『あぁ、了解した』

 

 

 

8時森の前にて

 

『トレーナー』

「来たか」

『結構人が多いな』

「みんな楽しみたいんだろ一応女子高生なんだし」

『一応とはなんだ一応とは』

「お前らアスリートでもあるからさ、あんまこういう、なんつーかフツーの学生みたいなこと出来てねぇだろ?」

『貴様はどうだったんだ?』

「俺?まあ、そこそこ楽しんでたよ」

『…彼女とか?』

「なっ、まだひきづってたんか」

「彼女ともイロイロしたけど、野郎友達と馬鹿やってる方が楽しかったよ」

『そうか』

 

モブ娘「つぎ、エアグルーヴ先輩とトレーナさんの番でーす!!」

『いくぞ』

「あぁ」

 

 

テクテク

『少し肌寒いな』

「そうか?」

「ルドルフのダジャレのがよっぽど寒いだろ」

 

 

ルドルフ「なっ、そんな風に思われていたのか…」ションボリルドルフ

ルドトレ「気づいてなかったのか…」

ルドルフ「トレーナー君まで」

 

この二人実は肝試しの運営側である(ルドルフのキャラスト7話より)

 

 

『むっ、分かれ道だな』

「分かれ道なんてなかったはずだが」

『どこかで道を間違えたか?』

「それはないなここまでずっと一本道だったんだ」

「どうする?戻るか?」

『いや、このまま行こう。迷っている生徒がいるかもしれん』

テクテク

 

「ホントに冷えてきたな…」

「大丈夫かエアグルーヴ?」

『あぁ平気だ』

ポツ ポツ

 

「みず?」

『いや、これは』

ザーザー

「雨だな」

「すぐには止みそうにないな。戻ろうエアグルーヴ」

『あっ、あぁ』

ピカッ ゴロゴロ ガッシャアァァァン

『キャッ』ギュッ

「え、エア、グルーヴ、さん…?」

『すっ、すまない』

『少しだけ…こうさせてくれ…』

「おっ、おう」

ゴロゴロガッシャァァン

『ひっ』ギュウ

「だ、大丈夫か?」

『ぁ、ぁ』

「エアグルーヴ、戻るまで我慢出来そうか?」

ビクビク

クビフリ

「そうか」

「!」

「エアグルーヴ、ちょっとだけ我慢してくれ」

オヒメサマダッコ

『!』

 

近くにあった屋根付きベンチ

「ふう」

「悪いな急に触っちまって」

『い、いや、平気だ。すまない』ミミペタ

ピカッ

『!』ビクッ

「エアグルーヴ  これ羽織ってろ」

『だが、それでは貴様が…』

「お前に風邪をひかれるよか何倍もマシだ」

『あ、ああ。ありがとう』

 

ピカッ ゴロゴロ

 

『ひゃっ』ビクッ

「…嫌だったら、振りほどいてくれてかまわない…」ギュー

『!?』

「少しはマシになりそうか…?」

『ああ、すまない///』

 

だっ、抱かれてしまった

こいつの匂い 落ち着く

細いがやはり男だな 私よりも体が大きい

 

ドッドッドッ

 

音が聞こえる

彼の心臓の音

 

緊張…しているのか…?

 

わ、私のも聞こえているだろうか…

 

いや、いい

聞こえていても

 

このままいられるなら

 

「エアグルーヴ?大丈夫か?」

『何か話せ…』

「えぇ…?」

「じゃあさ、あの時の続き」

「エアグルーヴは俺のこと…どう、思ってる…?」

 

『わ、わたしは…わたしは、貴様…あなたが…《ピピピピ》』

 

「すまない」

「もしもし…」

「ああ、うん。すぐもどるよ。うん」

 

「エアグルーヴ」

「雨も止んだし…『まだ、だ。』え?」

『まだやんでない…』

「すこしだけな」

『ああ、すこし。もうすこしだけ、このまま…』

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。