そんなこんなでエアグルーヴ一家でわちゃわちゃと遊びながら過ごして来たる12月31日
朝から
妹2人は絶望感を全面に押し出し
姉であるエアグルーヴは目を輝かせて
残る3人は苦笑いでそれを眺めていた
そう、これから年末の醍醐味
大掃除が始まる
『ふふふ。このくらいで私の相手になるとでも思っているのか』
『くっ、頑固なやつめ』
『だが、当然解決策はある』
『オキシクリーン(アメリカ版)だぁ!』
「あはは…さすがだなぁ」
お母様「掃除の方はあの子に任せて大丈夫そうね。私はお昼の準備をするから春翔くんは休んでいてちょうだい」
「いえ、僕もやりますよ」
お母様「そう?じゃあお願いしちゃおうかしら♪」
お母様「あら、春翔くん手際良いのねぇ!お父さんにも見習ってほしいわぁ!」
『ふぅ、こんなものか…』
「エア、お疲れ様。もうすぐお昼できるからね」
『わかった。あの子達も呼んでこよう』
『終わったか?』
リ、カ「「全然終わらないよぉー」」
リン「お姉ちゃん助けてー!」
『はぁ』
『もうすぐ昼食が出来るそうだ、早く下りてこい』
『掃除は後で手伝ってやる』
リ、カ「「やったー!!お姉ちゃん大好き!!!」」
「「いただきます」」
もぐもぐ
『!』
お母様「あら、もう気がついたの?エアグルーヴ」
『はい、何度も口にしていますから』
お父様「ん?何がだ?」
お母様「今日のお昼は春翔くんも手伝ってくれたのよ♪」
リン「お兄ちゃんお料理も上手なの?」
カーリー「イケメンで頭も良くて優しくて料理も出来る人なんてどっから生えてくるんだろう」
『生えるものではないだろう?』
カーリー「それはそうだけどさ?そのくらい非現実的というか、ありえない?低確率じゃない?」
『まあ、それはそうかもしれんな』
『だが、顔以外は努力でなんとでもなるだろう?』
カーリー「って考えるとさお姉ちゃんとお兄ちゃんの子どもって遺伝子的に絶対完璧な子が生まれてくるよね」
『な!?』
リン「いつ結婚するの?」
「エアがトレセンを卒業してからかな。ホントなら今すぐにでもしたいんだけど世間は許してくれないからね」
『なぁっ!?』
リン「赤ちゃんはいつ?」
『はあっ!?』
「うーん、わかんないなぁ。流石にそればかりは授かり物だからね」
お母様「それこそ今すぐにでも良いのよ?」
お父様「流石にまだ早いだろう。シニアが残ってる。早くても引退してからじゃないか?」
「早いのも良いんですが俺としてはもっとエアと2人でイチャイチャしてたい気持ちもあって」
「エアはどうしたい?」
『…///』チーン
「え、エア?大丈夫?どうしたの?」
『な、なんでそんなこと平然と話せるんだ!?///』
『どう考えたってまだ早いだろう!?///』
「そうかなぁ」
「でも来年の今ごろにはもう挙式とかイロイロ準備始めてると思うよ?」
「あっ、そう言えば子どもほしいってなったらまず婦人科とか行った方が良いんですかね?」
お母様「そうねぇ、私たちだと自然妊娠なんてまずないから行っといた方がいいわよ」
「なんか薬とか飲んだりしないといけないんですか?」
お母様「今は飲んだり打ったり色々やり方はあるみたいだけどやっぱり副作用がかなりキツいわ」
お母様「春翔くんなら大丈夫だと思うけどちゃんとエアグルーヴのこと支えてあげるのよ?」
「はい!」
お父様「妊娠したらしたで今度は悪阻が待ち受けているからな」
お母様「お腹の子どもがウマ娘だと特にキツいわよ?」
「が、頑張ります!」
みんな「『ごちそうさまでした!』」
『さて、片付けの続きをやるぞ』
「え?まだやり足りないの?」
「そんなにストレスたまってた?」
『たわけ。そうではないリンとカーリーがまだ掃除を終えていないのだ』
「あぁ、そういう」
「2人ともお片付け早く終わらせて一緒に遊ぼっか!」
リ、カ「「うん!!!」」
『…まったく単純だな』
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リ、カ「「終わったよ!!」」
リン「ねぇねぇ何して遊ぶ!?」
「そうだなぁ、二人は?何したい?」
カーリー「みんなで遊べるやつやりたい!」
「うーん、あっ!ふっふっふ、ちょっと待っててね」
「お待たせ」
リン「これって」
カーリー「ツイスター?」
「うん。エアのトレーニングに使うのに持ってきてたんだ」
リン「お姉ちゃんいつもこれやってるの?」
『たまに悪天候で外で走れない時にな』
「これならみんなで遊べるからね」
お母様「あらぁ、みんな楽しそうなことやってるのね♪」
お母様「私も混ざっちゃおうかしら!」
「構いませんよ」
お父様「おまえ、もう若くないんd「え?何か言ったかしら?あなた?」いえ、滅相もございません」
『むぅ、やはりひとりでやるのとは違うな』
リン「やっとお姉ちゃんに勝てた!!」
お母様「や、やっぱり若いわね…」ハアハア
お父様「…だがら言ったろう」
カーリー「ねぇねぇ他には?どんなトレーニンググッズ持ってきてるの?」
「良くやるのは…」
将棋
リン「え、ホントにこんなのやってるの?」
『賢さトレーニングにな』
「でも今日は、」
どうぶつしょうぎ
「これにしよっか」
カーリー「やっぱり強すぎるよぉ」
『お前たちとはやってきた回数が違うんだ。そう簡単に負けられん』
お母様「そろそろご飯にするわよー!」
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「おぉ、これが年越しそば」
『今まで食べなかったのか?』
「まぁひとりでわざわざ食べないし、友達と集まってても蕎麦はあんま食べようって流れになんなかったからなぁ」
お母様「じゃあ、存分に堪能してちょうだい!」
お父様「カールの蕎麦は絶品だぞ?」
みんな「『いただきます!』」
「!?」
「ホントだ、つゆの味が全然違う!」
『だろう?』
お母様「これは毎年かなり時間をかけて出汁をとっているのよ」
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『ん、もうすぐだな』
「なんかワクワクするね」
お母様「あの子達は今日も疲れちゃったみたいね」
「後2分耐えられるかなぁ」
リ、カ「ごぉー、よーん、さーん、にぃー、いーちっ!」
リ、カ「ハッピーニューイヤー!!!」
みんな「『明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします』」
スタスタ
ごそごそ
スタスタ
「はい、どーぞ」
「お年玉、大事にするんだよ?」
リ、カ「「ありがとうお兄ちゃん!」」
お母様「あらあら、良いのに。ありがとうね春翔くん」
「はい、エアも」
『え?私もか?』
「うん、まだ高校生だし」
『だ、だが』
「気にしなくって良いよ。俺からの気持ちだし、なんならエアの賞金から出てるまである」
『そ、そうか、ありがとう』
お母様「それじゃそろそろ寝ましょうか」
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エアグルーヴの部屋
『なぁ、どうだった初めての家族での年越しは?』
「なかなか趣深くて楽しいと思ったよ。」
「お義母さんのお蕎麦も美味しかった」
『そうか、来年からも共に年を越そう』
『蕎麦も私が毎年手間を惜しまず作ってやる』
『だから』
「来年からも一緒にいよう」
『!あぁ』
「そろそろ寝よっか」
「おやすみエア」
『おやすみなさい』
チュッ