幸せになりたいトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

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女帝の祈り

くらい

なんだ、ここ

いしきが

ひとり、なのか

エアはどこに

無事か?

おれ、しぬのか

エア

だいじょうぶかな

泣かせてしまっただろうか

エアに

あいたいなぁ

ごめんなぁ

 

 

 

[newpage]

 

 

『春翔さん、見てくれ今日はとてもいい天気だぞ』

『風が心地いいだろう』

『すっかり夏だな』

「ぇ、ぁっ」

『うん?なっ!!』

『はるとさんっ!!』

『分かるか!?』

『春翔さん!!!』

「えあ」

『待っててくれ今医者をっ!』

「えあ、あいたかったよ」ギュッ

『ううっ、わだじもだっ、わだじも!ずっどあ"いだがっだ!はるどさんに"っ、あ"いだがっだぞ』

 

たったったったったったったっ

ナース「四宮さーん!」

医者「四宮さん!分かりますか!?」

 

 

 

 

 

 

『春翔さん、良かった…本当によかった』

「うん」

『待ってたんだぞ、ずっと、毎日、まってたんだ』

「ごめんね、俺もエアにずっと会いたかったんだ」

『もう、絶対私を1人にするな!絶対1人で抱えるな!』

「ごめん」

『罰としてこれから毎日甘えさせろ!いいな!』

「ふふっ、うん、いいよ」

「でね、エア」

『なんだ?』

「いま、何月だっけ?」

『もう8月だが』

「だよね、夏合宿は?」

『…皆行ってるぞ』

「エアは?」

『…』

『春翔さんのせいだ…』

「はぁっ、まっ、しょうがないか」

「またスズカに負けても知らないぞ」

『なっ』

『それはダメだ!』

『次は私が勝つんだ!』

「じゃあトレーニングしないとね」

『そうだぞ、早く退院しろ』

「だね、身体はもう大分治ってるからもうすぐだと思う」

「だから、それまではさルドトレとブラトレにトレーニングお願いしとくから」

「夏合宿行ってきなさい」

『でも、』

「もう大丈夫だから」

『…わかった』

 

 

 

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夏合宿

 

ルドトレ「いいぞー!エアグルーヴ!!そのままあがれっ!」

ブラトレ「ブライアン!!抜かれんなよ!!!」

 

ブロロロロロッッ

ガチャっ

スタスタスタ

「おっ、いた」

 

 

ルドトレ「うしっ!皆今日はおわりー!!!!」

ルドルフ「ふぅ、なかなかに骨が折れるね」

ブライアン「なんだ、もう終わりか」

ルドブラトレ「「お疲れみんな」」

「だな、お疲れ様。エア」

みんな「『なっ!!』」

ブラトレ「おまっ、来るなら教えろよ!!」

ルドトレ「つーか、いつ退院したんだよ!!」

「今日の朝」

「家で荷物の整理だけしてソッコー来た」

ルドルフ「元気そうで何よりだ」

ブライアン「あぁ、あんたがいない間の女帝サマは見てられなかったからな」

「そんなにか?」

「久しぶりエア」

『くっ、くるなら、連絡を、だな///』

「ごめんって」

ルドトレ「あっ、あー俺らはアッチ行ってるから」

ブラトレ「ごゆっくりー」

 

 

ギュッ

「おっ!」

「い、いたい、です、エアグルーヴさん」

「まだ、完治はしてなくてですね」

『うるさい』

『ずっと出来なかったんだ』

『それに毎日甘えさせろと言っただろう』

「だな、ごめん」

「なぁ、エア今夜空いてるよな」

『ん?あ、あぁ空いているが』

「よっしゃ、じゃ今年こそ一緒に花火見れるなっ!」

『!?覚えていたのか』

「あったりまえだろ」

「んじゃ、俺らも合宿所に戻るか」

『あぁ』

「ところでさ、俺の部屋、ある?」

『…今年はひとり部屋だ。私の部屋にこい』

「ふーん、そんなに俺のこと好きなんだぁ」

『なあっ!なぜそうなる!』

「だって他の部屋が空いてるかも知れないだろ?」

『だ、たがなっ!』

「それとも、ホントに、好きじゃない?」

『そんなわけないだろう』

「ほんとかなー、さみしいなぁー、ふあんだなぁー」

「キスでもしてくれれば信じられるんだけどなぁー」チラッ

『くっ!』

チュッ

「ふふっ、久しぶりだね」

『貴様のせいだ全部、たわけ』

 

 

 

 

---------------------------------------------------------------------------

「んっ、今年も浴衣なのか」

「似合ってるぞエア」

『あっ、ありがとう///』

『春翔さんもその、浴衣素敵だぞ///』

「素敵なのは浴衣だけ?」

『っ!う、うるさいっ!行くぞっ!///』

「ふふっ、エア」

『今度はなんだっ!!』

スッ

『なっ、』

ギュッ

「ん、良い子だね」

「何から食べよっか」

「俺、焼きそば食べたい」

『はぁ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろかな」

「行こうか」

『今年も空いているだろうか』

「だいじょぶだろ」

 

 

 

「ほら、誰もいない」

「俺たちで独り占めだ」

『まったく』

「ほらほら、始まっちゃうよ」

 

ぴゅー

パァンっ

パチパチパチ

 

「キレイだな」

『…せめて花火を見て言え』

「次からは努力するよ」

 

ぴゅー

パァン

 

 

 

 

 

 

 

 

『今年は最後まで見れたな』

「だな」

『来年も見れるだろうか』

「同じのはムリかもな」

「でも、別のなら、毎年一緒に見よう」

『!あぁ』

「エア」

『なんだ』

「1年間ありがとう」

「2年目もよろしくな?」

『ふんっ、何回言わせるつもりだ』

『何年、何十年であろうと一緒にいてやる』

「そっか、エア」

『なんd』

チュッ

 

 

 

 

 

 

 

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そうして

短かった夏合宿も終わり

 

 

 

 

実況「エアグルーヴ!完全復活!!」

実況「レコードで札幌記念二連覇です!!!」

 

 

 

 

 

日常が戻ってきた

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