幸せになりたいトレーナーとエアグルーヴ   作:たわけ

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たわけぇぇぇぇ!!!!

たわけが決心した翌朝

 

エアグルーヴ『お、おはようトレーナー』テクテク

春翔「お、おう。おはよう」アサゴハンジュンビチュウ

「まだ休んでても良かったんだぞ。ほかの連中も寝てるし」

『いや、目が醒めてしまってな』

「そっか」

『…』

「…」

『…準備、手伝うぞ』

「あ、ああ。うん、ありがとう」

 

あ、ああ

どうしよう

どうすれば良いのだ

奴への恋心を自覚したものの

どう接して良いものか分からない

へ、変に思われてはいないだろうか?

 

 

ヤバい

気まずい

どうしよう

今か?今告白すれば良いんか?

いや、でも、流石に雰囲気がなぁ

つーか、エアグルーヴもなんか緊張してる?

おれ、すでになんかやらかしちゃったかなぁ?

ん?なんか、顔赤いか?耳としっぽも落ち着きがない気が…

 

「エアグルーヴ」

『なんだ?』

「おまえ、まさか…」

まさか、バレてしまったのか?奴に?私の恋心が?

「風邪か?」オデコピトッ

『なっ///』

『たっ、たたた、たわけぇぇぇぇ!!!///』ダッシュ

「うおっ!なんだ急にってどこ行くんだ!?おいっエアグルーヴ!?」

 

ルドトレ「おはよー」

ブラトレ「どうした朝から?」

春翔「なんか、エアグルーヴ、逃げた」

ルドトレ「何したんだよ」

春翔「顔赤かったから熱あるんかと思って、おでこピタってしたら」

ルドトレ「はぁ」

ルドトレ「本命恋愛初心者な春翔君に問題です」

ルドトレ「好きな人が急におでこをくっつけてきたら女の子はどう思うでしょうか。十字程度で答えなさい。」

春翔「びっくりする?」

ルドトレ「半分正解かな」

ブラトレ「照れたり、恥ずかしかったりもするだろ」

ブラトレ「お前はエアグルーヴが急に顔近づけてきたら驚くだけで済むのか?」

春翔「いや、済まない。キスしちゃうかも」

ルドトレ「いやそーゆーことじゃねーよ。どんだけ好きなんだよまったく」

ブラトレ「分かってるとは思うけどキスは付き合ってからにしろよ?」

ブラトレ「たづなさんに殺されんぞ」

 

[newpage]

 

逃げてきて、しまった。

仕方がないだろう

あんな距離に

奴の顔が…///

キ、キスされるのかと思ったじゃないか///

 

ブライアン「おい、何なんだ朝からバタバタと」

ブライアン「うるさいぞ」

『すっ、すまない』

ブライアン「で?何があったんだ?」

『何でもないぞ』

ブライアン「なんもないのにあんなにうるさくはならんだろう。」

ブライアン「それにあんた、顔が赤いぞ。…トレーナー絡みか?」

『うぅ…』

ブライアン「はぁ。とりあえず私じゃ役不足だ。皇帝サマを起こすぞ」

 

ルドルフ「zzz」

ブライアン「おい!起きろ!朝だぞ!!」

ルドルフ「zzz」

『会長!お願いします起きてください!!』

ルドルフ「zzz…むにゃむにゃ…」

ブライアン「おいっ!いい加減に起きろ!お前の自慢の右腕がお困りだぞ!!」

ルドルフ「うぅん?」ポヤポヤ

『おはようございます会長』

ルドルフ「ん?あぁ、おはようエアグルーヴ、ブライアンも」

ブライアン「まったく毎度毎度あんたの寝起きは何とかならんのか」

ルドルフ「いつもすまないな」

ルドルフ「自分でも改善しようと努力はしているのだが、いかんせんうまくいかなくてね。まったく度し難い」

ブライアン「ふんっ。いまはあんたの寝起きの事はどうでもいい。女帝殿がお困りだ。助けてやれ」

ルドルフ「どうしたんだい、エアグルーヴ?」

『その、先ほど彼と二人きりでいたのですが、その…き、急に顔を近づけられたものですから、逃げてきてしまって///』

『どうしたらよいかと…』

ルドルフ「ふむ。いったいトレーナー君はなぜ急に顔を近づけたりしたんだろうか」

『それは、その私が彼を意識して、その、赤面してしまったので、心配してくれて…』

ルドルフ「ほぅ。なるほど。それは確かに逃げてきてしまったのは悪手だったかもしれないな」

『うぅ…』

ルドルフ「だが、」

ルドルフ「距離を縮めるのは良い作戦やもしれない」

ルドルフ「さりげないボディタッチなどで距離を縮めればきっと彼も君を意識してくれるのではないかな」

ブライアン「告白の成功率も上がりそうだしな」

ブライアン「そうと決まれば…行ってこい!」

『なっ!急に、そんな…。第一どんな顔をして会えばいいのだ…』

ルドルフ「そうだね。まずは先ほど逃げてしまったことを謝罪することから始めてはどうだろうか?」

『…ええ、行ってきます』

ルドルフ「ああ、行っておいで。良い報告を待っているよ」

 

[newpage]

 

再びキッチンにて

 

春翔「あっ…」

『その、先ほどは、すまなかった。』ペコッ

『急に逃げてしまって』

春翔「いや、俺の方こそごめんな。急にあんなんされたら誰だって驚くよな。悪かった。」

『そんなに謝るな。その、この件はもう終わりだ!忘れろ!』

「あっ、あぁ」

いやではなかったのだが』

「えっ?」

『いやっ、な、なんでもない』

『早く朝食にするぞっ』

「あ、うん」

 

き、聞こえていた、のか?

いやではないと

そ、そんなのほとんど告白ではないか!

ど、どうすれば

彼はどう思っているんだ?

実は全部は聞かれていなかったのか?

いや、そうだ。うん。そうに違いない。

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い、いやじゃ、なかった?

どういうことだ?

気にしてないのか?

でも、じゃあなんで逃げたんだ?

ってことは、

やっぱり…

 

「はぁ」

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