VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

100 / 811
第97話 プリンセスばにら その5

【登場人物】

 

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

KMT    FPSつよつよリスナー ヘラってる

たたたたた  FPSつよつよリスナー 言動が完全におっさん

 

【シチュエーション】

 川崎ばにらリスナー参加型L4D2企画。

 ラストステージ手前のセーフルーム。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「すごいバニ。ラストステージまでこれたバニ」

 

   「ここまでこれたのはみんなのおかげバニ……」

 

ずんだ「助っ人が頼もしすぎるのよ」

 

   「KMTちゃん、たたたたたさん、ありがとね」

 

たたた「いやいや、なんのなんの」

 

   「むしろお二人の配信にはいつも元気いただいてるんで」

 

   「お返しできて嬉しいです」

 

二 人「大人だ……」

 

KMT「いやー、ここまで来られたのは、マジでウチのおかげっしょ」

 

   「ばにらちゃんも、ずんだちゃんも、もっと感謝してくれていいよ?」

 

   「ドヤァ!(エコー)」

 

二 人「子供だ……」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:FPSツヨツヨなのに性格正反対で笑う

 

:たたたたたはマジで人間できてんな

 

:ラーメン屋で相当いろいろ仕込まれたんだろうな

 

:苦労人の匂いがする……

 

:それに対してKMT空気の嫁なさよ

 

:そう?

 

:たたたたたが真面目なコメしたから、ムリにボケた感じもしたけど

 

:これはこれでかわいいよね

 

:お前ら、女ならなんでもいいんかw

 

:これくらい自由な方がいいんよ

 

:憧れのVTuberをキャリーして、トークするとかたいしたもん

 

:文句あるなら代わってやれよ

 

:はーい、荒れそうだからこの話はここまで

 

:二人ともただのリスナーだから そこ、忘れないでね

 

―――――――

 

 

たたた「ところでばにらさん?」

 

   「この後の展開とかちゃんと覚えてます?」

 

   「ノー・マーシィなんで、屋上でヘリが到着するまで防衛戦なんですけど」

 

ばにら「あぁ……ぼんやり覚えてるバニよ」

 

   「ていうか、久しぶりなのによくスッと出て来ますね、たたたたたさん」

 

たたた「まぁ、飽きるほどやってたんでw」

 

   「んでまぁ……今のばにらさんの体力じゃ、ちょっと心許ないなって」

 

   「回復してもまだ半分じゃないですか?」

 

ばにら「あー、たしかにちょっとダメージ食らいすぎバニね」

 

たたた「ですね」

 

   「だもんで、ウチとKMTが遊撃手として立ち回るので」

 

   「ばにらさんとずんださんは、機関銃のあたりでスタンバってくれます?」

 

KMT「ばにらちゃんとずんだちゃんを守るぞ!」

 

   「いや、ずんだちゃんはうまいから」

 

   「ばにらちゃんを守るぞ!」

 

 

   「プリンセスばにらの陣形だ!!!!」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:ちょt

 

:プリンセスばにらwww

 

:ネーミングセンスが最悪なんじゃw

 

:けど、実際これは、ばにら放っておいたらダメでしょ

 

:ここ、最悪タンクに跳ねられて落下死あるからな

 

:機関銃も、けっこう敵が湧いてくるから危険なんだよね

 

:ここはFPSツヨツヨの二人に任せておくのが吉とみた

 

:もうばにらの配信というより、たたたたたとKMTの配信だこれ

 

―――――――

 

 

ばにら「ちょっと待って欲しいバニ」

 

   「それは、ゲーム配信者としてできないバニ」

 

三 人「…………!!!!」

 

ばにら「ばにーらは配信者として、最後までみんなと一緒に戦いたいバニ」

 

   「たしかに、ずんさんはもちろん、KMTさんにも、たたたたたさんにも」

 

   「ばにーらの技術が追いついてないのは思い知ったバニ」

 

 

   「けど、ばにーらはゲーム配信者!!!!」

 

 

   「一度はじめたゲームを投げるのは、誇りが許さないバニよ!!」

 

 

たたた「ばにらさん……」

 

KMT「ばにらちゃん……」

 

ずんだ「ばにらっちょ……」

 

ばにら「ずんさん、ここは空気読んでいつもの呼び方してくださいよ!」

 

   「とにかく姫プなんてごめんバニ!」

 

   「ばにーらも最後まで戦うバニな!」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:まぁ、ばにーらならそう言うでしょ

 

:めげない、しょげない、あきらめない。それがばにらだもの

 

:ここで姫プされるのはゲーマーとして逃げよな

 

:まぁ、全員生存でハッピーエンドだけが正解じゃないし

 

:俺らカメコはばにらの選択を支持するぜ

 

:やったればにら! プロゲーム配信者の意地を見せたれ!

 

―――――――

 

 

たたた「良いっすね、痺れましたよばにらさん」

 

   「それでこそアタシも推してる甲斐があるってもんです」

 

ばにら「たたたたたさん!」

 

KMT「ばにらちゃんがそう言うなら……」

 

   「けど、ムリはダメだからね? ヤバそうになったらちゃんとヘルプして!」

 

   「それだけはウチとちゃんと約束して!」

 

ばにら「わかったバニ、KMTちゃん!」

 

ずんだ「……ばにらっちょ、よう言うたでな」

 

   「それでこそ配信者」

 

 

   「もし、ばにらっちょが日和ってたら、ずんだがここで撃ってた……」

 

 

ばにら「このサーバー、フレンドリーファイア(味方への攻撃)なしですよね?」

 

 

ずんだ「プリンセスばにらの陣は中止!」

 

   「ここからは――バーバリアン川崎の陣でいくでなぁ!!!!」

 

たたた「おう!!!!」

 

KMT「任せて!!!!」

 

 

ばにら「ちょっと待って!!!!」

 

 

   「流石にバーバリアン川崎の陣はダサいバニぃ!!!!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

バーバリアン川崎の陣。もうなんていうか響きだけで強そう。

ヘタクソでも視聴者の手前最後まで頑張る。配信者根性はやっぱり大事ですね。

だからこそこんだけのメンバーに恵まれているんでしょう……たぶん!!!!

 

はたして、バーバリアン川崎の陣は成功するのか! ばにらたちの運命が気になる方は――応援&評価&フォローなどよろしくお願いいたします!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。