VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第129話 りんご裁判 その5

【主人公】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

津軽りんご  きまぐれ僕っ娘

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当 

 

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

 

【シチュエーション】

悪戯ばかりしているりんご。ついに裁判にかけられる。(企画)

そんな地獄企画を、いつものように見守るずんだとばにら。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

???「聞いてください! 私、りんご先輩に騙されたんです!」

 

   「あの人にされたことを思い出すと、今でもトラウマが……!」

 

Bちゃ「設定造り込んできてますねぇ」

 

   「これあひるさんの番組なんで」

 

   「事件性のない感じでやっていただけますか?」

 

???「あ、ハイ、わかりましたー」

 

Bちゃ「えっと、それでは『ピチピチの17歳JK』さん」

 

   「貴女はいったい、りんごさんになにをされたんですか?」

 

???「あれはそう、二人でオフコラボをした時のことでした」

 

   「当時の私はまだ右も左も分からない新人VTuberで」

 

   「そんな私を、りんご先輩はやさしくリードしてくれたんです」

 

Bちゃ「ここまで聞いた限り、事件性は特に感じませんね?」

 

???「触れあう肩」

 

   「耳に届く息づかい」

 

   「鼻孔をくすぐる女の香り」

 

   「もしかしてりんご先輩――」

 

 

   「私のことを誘っているのか⁉」

 

 

   「と、ふと思ってしまいまして」

 

Bちゃ「100%、うみさんの勘違いですねw」

 

???「けど、潤んだ瞳でこっちを見てくるんですよ」

 

   『喉渇かない? 飲み物持ってくるよ?』

 

   『室温ちょっと低くない? もう少しだけ、温度上げてもいいよ?』

 

   『寒かったら僕の手をぎゅっとしな?』

 

   「なんて言ってくれるんですよ! しかも配信中に!」

 

 

   「これって脈ありですよね!!!!」

 

 

Bちゃ「ないです!w」

 

???「いいえあります! これは誘い受け!」

 

   「数々の薄い本を読んできた――委員長には分かるんです!」

 

Bちゃ「まぁ、脈のありなしは置いておいて」

 

   「それがどう罪に繋がると言うんですか?」

 

???「その後、無事にオフコラボが終わったんです」

 

   「かなり遅い時間でして」

 

 

   「これはこのままベッドインかな……と!」

 

 

Bちゃ「しないしないしない!w」

 

   「さっきも言いましたけど、これ他人の配信ですからね!」

 

   「センシティブな発言は控えてください!」

 

???「けどもう、委員長の身体にはスイッチが入っちゃって」

 

   「ベッドのシーツを急いで替えて」

 

   「枕も二つ並べて」

 

   「『先にシャワーいただきますね!』って、お風呂にも入ったんです」

 

   「なのに、いざリビングに戻ったら……!」

 

Bちゃ「戻ったら?」

 

 

???『今日はオフコラボ楽しかったよ。またしようね。チュッ』

 

 

   「という書き置きを残して、りんご先輩はいなくなっていて……!」

 

 

Bちゃ「当たり前ですねぇ」

 

   「ただのオフコラボですから」

 

 

???「委員長の火照った身体と、用意した布団はどうなるんですか!!!!」

 

   「あんなに思わせぶりな態度で焚きつけておいて!!!!」

 

 

   「というわけで、りんご先輩を『委員長誘惑たぶらかし罪』で告訴します」

 

   「いいえ、この言い方ではいけませんね……」

 

 

   「貴女を『委員長誘惑たぶらかし罪』で訴えます!」

 

   「理由はもちろんおわかりですね!」

 

   「あなたが委員長を甘い言葉でたぶらかし、情緒を破壊したからです!」

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

三 人「だはははははwww」

 

あひる「委員長、ノリノリでワザップジョルノすんのやめてもろて」

 

ぽめら「いやー、清々しいほどいつもの委員長でしたね」

 

あひる「これについては、りんごさん何か反論はありますか?」

 

りんご「う~~~~ん」

 

 

   「うみちゃんが勝手に盛り上がっただけだよね?w」

 

 

あひる「はい、これは無罪ですわ」

 

   「追求する必要もなく無罪ですわ」

 

ぽめら「うみってば、いつもあんなノリだからねぇ」

 

   「むしろあっちの方に犯罪性を感じる」

 

 

りんご「これ、逆に僕が訴えたら勝てる奴では?」

 

   「八丈島うみさんを、『瞬間沸騰盛り上がり罪』で逆告訴します!」

 

 

二 人「だはははは!wwww」

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「…………うみぃ」

 

   「なにやってるバニか本当に」

 

ずんだ「こればっかりは、普段からセンシティブネタやってる」

 

   「うみが悪いわ」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

全面的にうみが悪い。やはり、普段からセンシティブしてたのがよくなかった。

そんなことしてると、記念ライブの新曲お披露目で、同期生たちから「なにやってんだこいつ……」みたいな目で見られることになるぞ! 気をつけろ八丈島うみ!

 

もはや有罪にする気があるのか、怪しくなってきた津軽りんご裁判。次でいよいよ、最後の証言となります。はたして、誰が出てくるのか――という所で、気になった方はぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

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