VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第172話 青葉ずんだの知らない世界 その4

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

 

【シチュエーション】

ゆ俺恥ブームに傷ついたゆきを慰めるオフ(ゆきち宅)会。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ゆ き「すびばせん! 嘘をづきましだぁ!」

 

   「テイルズじゃありません! 違うゲームです!」

 

う み「へぇー、そうなんですか」

 

   「じゃあ、そっちを教えていただけます?」

 

ゆ き「Fate! Fateです!」

 

   「ゆきもばにらも、Fateをやってて、それが縁で――」

 

う み「…………」

 

 

   「うそくせえな(真顔)」

 

 

二 人「!!!!!」

 

 

ずんだ(おっと⁉ うみちゃんが真顔になった⁉)

 

   (しかも二人とも動揺してる⁉)

 

う み「ちょっと汗を舐めさせてもらっていいですか?」

 

   「私、人の汗を舐めると嘘かどうかわかるので……」

 

ゆ き「なにキメェこと言ってんだテメェ!」

 

う み「いや、ゆきちさんの汗は、加齢臭がキツそうなので」

 

   「できれば、ばにらの汗を舐めたいなと……」

 

ばにら「ゼッタイニ、イヤバニ」

 

う み「まぁ、なんにしてもこのリアクションは嘘で間違いないでしょ」

 

   「なんで嘘を吐くんですか? たかがゲームの話ですよね?」

 

   「隠さなくちゃいけないゲームってなんなんですか?」

 

ずんだ(いいぞ、うみ! もっとグイグイ行け!)

 

   (花楓とゆきから情報を引き出せ!)

 

   (いったい二人がなにを隠しているのか……)

 

 

   (こんな風に引っ張られたら、気になって当たり前でしょ!)

 

 

ばにら「うぅっ……」

 

   「ゆき先輩、どうします?」

 

ゆ き「うーん」

 

   「まぁ、ゆきはノーダメージだけど」

 

   「ばにらにはダメージがでかいんだよな」

 

   「うみたん、口が軽そうだし……!」

 

う み「大丈夫! 委員長は秘密は死んでも守り通す女!」

 

   「あひる先輩とは違います!(剛速球の先輩ディス)」

 

 

   「だから教えてプリーズ!!!!」

 

 

ばにら「そういうのが信用できねーんだよ……」

 

ゆ き「よく晩酌配信で『言っちゃった。これ、言ってよかったよね?』とか」

 

   「やっておいてどの口が言うのか……」

 

 

う み「それは、ほんとスマンかった……!」

 

   「けど、今のところ致命傷はないでしょ!」

 

   「だからセーフ! うみの信頼は揺らがない!」

 

 

   「ほらほら、もったいつけないで教えてよ!」

 

   「どうせたいしたゲームじゃないんでしょ?」

 

 

ばにら「いや、たいしたゲームなのよ」

 

   「私たちにとっては、人生を捧げたゲームなの(真顔)」

 

ゆ き「そうようみちゃん」

 

   「サクラ大戦やテイルズシリーズ」

 

   「全年齢向けゲームをやってきた」

 

   「貴方には分からないかもしれないけど……」

 

 

   「世の中には人に言えない、神ゲーがあるの(真顔)」

 

 

う み「…………」

 

   「え、なに? なんでそんなガチな感じなんです?」

 

   「というか、ばにらもゆき先輩も顔が怖い……」

 

 

ずんだ(二人の空気まで変わった)

 

   (うみに煽られた……いや、作品をディスられたから?)

 

   (それくらい大事なゲームってこと?)

 

 

   (しかも軽々しく言えないって、いったい……)

 

 

ばにら「ゆき先輩」

 

   「これは、ばに~らからうみに言わせてください」

 

ゆ き「分かった。ばにらの覚悟を尊重するで」

 

う み「ばにら、お前、マジなんか」

 

   「いったい、なんのゲームを……!」

 

ばにら「うみ……」

 

 

   「葉鍵って言葉知ってるバニ?(おめめぐるぐる)」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

最近はもうすっかり聞かなくなりましたね。(ちょい寂しい)

ばにらの口から出たのは、一昔前の濃いオタクなら知ってて当たり前の用語。

そしてニコニコ文化から生まれた彼女たちにとって、切っても切れない存在。そう、あの時代――男も女もオタクならばその文化のゆりかごの中にあった。

 

はたして出てくるのは、葉の作品か、鍵の作品か? 分からない方は、明日の更新で捕捉説明入れますので、ちょっとお待ちください&評価・フォローよろしくお願いします!m(__)m

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