VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第174話 青葉ずんだの知らない世界 その6

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

 

【シチュエーション】

ゆ俺恥ブームに傷ついたゆきを慰めるオフ(ゆきち宅)会。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

う み「ふーむ」

 

   「いったいなにを隠しているんだ?」

 

   「ここまで話して、まだ隠すことってありゅ?」

 

ばにら「も、もういいじゃんかこの話は!」

 

   「私とゆき先輩が意気投合した理由は分かったでしょ!」

 

   「いやぁ~! やっぱり葉鍵は最高ですよねぇ~!」

 

ゆ き「うんうん、だよねぇ」

 

   「今でこそ成人向けから撤退したけど」

 

   「一枚絵に独特の良さがあって、それがまた……」

 

ばにら「ゆき先輩ッ!!!!(顔面蒼白)」

 

う み「……あっ、その反応」

 

   「なるほど、そういうことか(察した)」

 

ずんだ(なになに?)

 

   (いったいどういうこと?)

 

   (さっきから三人の話に追いつけない……)

 

う み「ばにら~?」

 

   「さてはお前、やったなぁ~?」

 

ばにら「な、なんのことバニか?」

 

   「ばに~らは健全VTuber。キッズチャンネルの主」

 

   「そんな、ばに~らがやるわけないバニじゃん……(目を逸らしつつ)」

 

う み「恥ずかしがるなって!」

 

   「委員長だって、配信でバンバンBL話とかしてるし!」

 

   「私らも年頃の女の子――いや、いい大人なんだから」

 

   「そういうのに興味があるもんでしょ?」

 

ばにら「おめーのBLと一緒にすな!」

 

   「というか、さすがにこれは話が違うと言うか」

 

 

   「男性向けのゲーム、だから、ね……(顔真っ赤)」

 

 

う み「あはは! 照れちゃってかわいいんだから!」

 

   「そういう表情すると、もっと虐めたくなっちゃうぞー?」

 

ばにら「やーめーろー!」

 

   「ふざけんなバニ!」

 

ずんだ(……どういうことなの?)

 

   (男性向けのゲームだから恥ずかしい?)

 

   (まずそこから分からん)

 

 

   (ゲームなんて半分以上が男性向けでしょ?)

 

 

   (なのに――なにを恥ずかしがってるの?)

 

   (むしろ、そんなこと言ったら、ゲーム配信できないじゃない?)

 

 

う み「まぁ、たしかにそういうところはあるよね」

 

   「私もサクラ大戦のファンって言うの」

 

   「なんだかんだで勇気が要ったし」

 

ばにら「……でしょ?」

 

う み「なるほど、それでゆきちか」

 

   「ようやく話が繋がったわ」

 

ばにら「ゆき先輩が、初代PC版を持ってるって聞いて」

 

   「ゲームからPCまで貸してもらって」

 

   「ファンディスクまでお世話してもらってるうちに……」

 

 

   「気づいたらズブズブの仲に(半笑い)」

 

 

ゆ き「私が、責任を持って、ばにらを沼に沈めました」

 

   「やっぱり原典は大事」

 

   「たとえそれがエ……男性向けゲームでも、名作ならやるべき」

 

   「そう、私は思います(ドヤ)」

 

ばにら「いやぁ、やってよかったって思ってます」

 

   「なんでユズハちゃんに娘が……とかずっと気にしてましたもん」

 

   「その辺りが補完ができて、いっそう世界に浸ることができた」

 

   「ゆき先輩には頭が上がりません」

 

ずんだ「ふーん、よく分かんないけれど、そんなにいいゲームなんだ」

 

 

   「私もやってみようかなぁー」

 

 

三 人「う゛ぇ゛っ⁉」

 

 

ずんだ「なんでそんなに驚くのよ?」

 

   「布教じみたことしておいて、その反応はないんじゃない?」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

濃いオタクの群れの中に迷いこんでしまった一般人。

この「オタクサークルに、一般人が紛れ混んできた」感よ。

そして、「そんなに面白いなら、私も読もうかな……」展開よ。

 

ゼロ年代のヒロインかな?(白目)

 

はたしてずんさんは、ばにらに続いてゆきに沼に沈められてしまうのか。次回、番外編ラスト! ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

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