VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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番外編 絶叫配信 ~ホラーがダメな犬系VTuber~
第176話 絶叫配信 その1


【登場人物】

 

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

【シチュエーション】

 

 ばにらホラゲ配信完了後、スパチャ読み中。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「いやー、今作も面白かったバニな!」

 

   「Chillar’s Artさんの『深夜放送』!」

 

 

―――――――

補足 Chillar’s Artのホラゲ

―――――――

 

VTuber界隈では、新作が出るたびにプレイされるインディーズゲーム。

内容は正統派ジャパニーズホラーで、舞台が現実に近いことから配信内でおふざけがしやすい。ただ、かなり怖いのでほぼ絶叫配信となる。

心霊現象だけでなくストーカーなどの犯罪も取り扱っており作風の幅が広い。細かい所の作り込み(『閉店事件』のカフェなど)が丁寧なのも人気の秘訣である。

 

―――――――

 

 

ばにら「うみにオススメされてやったけど」

 

   「ばに~ら『貞子』はモロに世代だったから」

 

   「今回のはめちゃくちゃ怖かったバニ」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:ばに~ら、貞子が世代なのか。

 

:リング流行ったのって、30年くらい前じゃない?

 

:え? ばに~らって、もしかしてオバさん……?

 

:貞子ブームは長いから

 

:まさか伽椰子とバトルするまで続くなんてな

 

:今も現役だもんな、貞子さん

 

:あなたの貞子はどれから? 私は『3D』から!

 

:そりゃもちろんリングからよ

 

:俺はドラマ版かなぁ

 

:あったねドラマw

 

:上田次郎と、怪奇現象を調査しだしてからが本番よ

 

:おいコラw

 

:たしかに貞子を演じてらっしゃったけどw

 

:ここだけインターネット古くない?

 

:ばに~らの配信はこんなもん

 

:インターネッツ老人会のちょい手前よな(笑)

 

―――――――

 

 

ばにら「なんで上田次郎が出てくるバニか?」

 

   「あ~! なるほど、女優さん繋がりかぁ!」

 

   「たしかに貞子もやってたし、TRICKでもネタにしてたバニな!」

 

 

   「ばに~ら、TRICKもめっちゃファンで全部見てるバニよ~!」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:TRICKいいよね

 

:金田一少年の事件簿から連なる、堤監督節がなんとも……

 

:しかしTRICKも2000年の作品

 

:やっぱりオバさんじゃねえか!

 

:Vの年齢を気にするなんて、お前リスナー向いてないよ

 

【スパチャ 5000円: 失礼します! TRICKは本編終了後も、特番や映画が作られるほど人気のある作品で、何度も再放送されています! おそらく、ばにらさんは再放送版を見られたのではないでしょうか?】

 

:なるほどな

 

:再放送、頻繁にやってたもんな

 

:なんどめだナウシカ(達筆)

 

:今はもっぱらネット配信だけれど

 

:TRICKも息の長いコンテンツだから……

 

:流石は紫の芋の人 ナイスアシスト

 

:そう言えば、今日はずんさんのスパチャ見ないな?

 

:枠は被ってないのに……どうしたんだろう?

 

:ばにらの配信名物、ずんさんの限界スパチャ芸

 

:むしろそれが本編まである……!

 

:実質コラボよw

 

:ずんさん、ばにらのことになるとホント過保護で草なんよ

 

:ずんさん見てる~! 今、ばにらちゃんとゲームクリアしちゃってまーす!

 

:NTRビデオレターみたいなことすんなw

 

:あれ? ここまでして出てこないの、ちょっとおかしくねぇ?

 

―――――――

 

 

ばにら(まーたコメ欄で、美月さんを探してる)

 

   (美月さんも暇じゃないんだから、いつもいるわけないじゃない)

 

   (どこかで釘を刺した方がいいかもなぁ)

 

 

   (それはそうと)

 

   (今日の配信の感想はちょっと聞いておこうかな……)

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

アナタの貞子はどこから?(市販薬のCMのノリで)

僕はドラマから!(市販薬のCMのノリで)

 

貞子のキャラクター性ばかりに目が行きがちですが、テープにこめられた呪いというのは当時は斬新で、なおかつ人の生活の中に根ざしてきたもの……だっただけに、すごい作品だなぁと今になって思いますね。こういうアイデアをポンと思いつくのが、やっぱり作家としての才能なのかもしれません。

 

僕も作家の端くれとしてそういう才能が欲しい……。(切実)

 

さて、なんでずんさんは姿を現わさないのか? 今回の章タイトルからお察しかと思いますが――今後の展開(オチ)にピンと来た方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローなどなどよろしくお願いいたします!m(__)m

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