VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第180話 絶叫配信 その6

【登場人物】

 

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ

生駒すず   DStars特待生 JKお狐VTuber

 

【シチュエーション】

 

ずんだとぽめらで配信開始。

さっそく懐中電灯を持って家の外に出たのだが……。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ずんだ「うわぁ、すごい山奥……」

 

ぽめら「ずんだ! はやくライト点けて!」

 

ずんだ「もう点けてるって! ほら!(地面に向ける)」

 

   「懐中電灯を点けてもこの暗さってヤバくない?」

 

ぽめら「ヤバい」

 

   「こんなの人間が生きていける環境じゃないよ……」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:田舎はマジでこんなもんだよ

 

:山の夜を舐めてはいけない

 

:雰囲気あってええやん

 

:こんな山中にアパートっていうのも変よな

 

:そこはいろいろあったんでしょ

 

―――――――

 

 

ずんだ「えっと、ラジオ局に行くんだよね?」

 

   「……この山道を歩くのかな?」

 

ぽめら「車の鍵があったから、きっとどこかに車があるはず」

 

   「ほら! あそこにある軽トラじゃない!」

 

ずんだ「軽トラ……」

 

 

   「ずんだ、トラックの免許持ってないけど、大丈夫かな?」

 

   ※軽トラは軽自動車なので、普通免許で乗れます

 

 

ぽめら「タクシーのゲームを配信してたでしょ!」

 

   「いまさらなに言ってんだ!」

 

ずんだ「だって! だってぇっ!(半泣き)」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:どんだけ行きたくないんだw

 

:リアル免許は関係ないでしょw

 

:タクシーで大暴走しておいて、今さらなんよ

 

:こんな怖がるずんさん、俺、はじめて見るよ

 

:こりゃばにらには見せられないよな

 

:まぁ、見てるんだけど

 

―――――――

 

 

ぽめら「はい! 車にさっさと乗る!」

 

   「それで……まずはオーナーの家に向かう感じかな?」

 

ずんだ「え? 先にラジオ局じゃないの?」

 

ぽめら「ラジオ局の鍵が、オーナーの家にあるって説明があったでしょ?」

 

   「いったい何を読んでたのよ……」

 

ずんだ「ごめん、ぽめしゃ」

 

   「なんだかさっきから上の空で」

 

ぽめら「……むぅ」

 

   「ずんだがこの調子だと、怖がってる場合じゃなくなってきたな」

 

   「ウチがしっかりしないと、この配信はぐだぐだになる」

 

 

   「おばけなんかに怖がってる場合じゃねえぞ!」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:お? ぽめしゃ、覚醒か?

 

:既婚者だからね。守る人がいると強いよそりゃ。

 

:母は強し

 

:流石はDStarsの母

 

―――――――

 

 

ぽめら「はい、車に乗り込む!」

 

   「あ、地図が出たね!」

 

   「たぶんこのマークの所に行けばいいんだよ」

 

ずんだ「やっぱりダメだよ、ぽめしゃ」

 

   「よそ見運転はよくないよ……」

 

ぽめら「だからこれはゲームだってば!」

 

   「それに、地図がないとどこか分からないでしょ!」

 

   「そういう所でいちいち止まらない!」

 

 

   「さぁ、ちゃっちゃとやっちゃうよ!」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:完全にオカンw

 

:懐かしさまである

 

:カーチャン……!

 

:この調子じゃ、先生もいろいろと大変そうだなぁ……

 

:けど、ホラゲやるといっしょに寝ようって言ってくるんだぜ?

 

:俺、エロ同人漫画家になるわ

 

―――――――

 

 

ずんだ「待ってぽめしゃ! この軽トラ運転むずかしい!」

 

   「あぁっ! ガードレール擦った!」

 

   「すぐに警察とJAFに連絡を入れないと!」

 

ぽめら「だから、現実とゲームを一緒にせんでもろて!」

 

ずんだ「怒らないでぽめしゃ!」

 

   「んあぁ~~!(ガチ泣き)」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

ず俺恥。(白目)

 

いつにない狼狽えぶりで、完全に赤ちゃんになるずんさんなのだった。

ホラゲは本当に、人を変えちゃうよね。クールな女幹部キャラも、元気娘も、よわよわになる――それが俺たちリスナーの心を惑わす。そう、ホラゲ配信こそVの華。

 

まぁ、中にはゲラっていっさい驚かない、百獣の王とかもいますけど。w

ストロングスタイルな配信者も僕は大好きです!

 

今さらだが、配信と現実の落差が酷い。本当に、これが同一人物なのか――と、いまさら思った読者の方は、初期の「氷の女王」設定を思い出してもらいつつ、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

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