VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第188話 あかちゃんかつぜちゅ その6

【登場人物】

 

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ

 

【シチュエーション】

 

ばにら、引き続き滑舌について勉強中。

せっかくなのでぽめらの配信を見ることに。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ぽめら「一週間のニュースをまるっとおとどけ!」

 

   「ぽめぽめニュース! どんどんぱふぱふ!」

 

 

   「えぇ~、今週もはじまりました、ぽめぽめニュース」

 

   「夏が過ぎてイベントが一段落したおかげか」

 

   「ちょ~っと内容が薄めになっております」

 

   「あせあせ(汗)」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:かまわん、つづけてくれ

 

:むしろこの夏が忙しすぎた

 

:イベントライブに、コラボ企画に、生誕祭ライブ連発……

 

:夏にデビューが偏ってるのがいかんのよな

 

:ぽめしゃもおつかれ

 

:乙乙

 

【スパチャ 5千円: 先生となんか美味しいもの食べてもろて】

 

:ぽめしゃは企画があると司会に引っ張りだこだからなぁ

 

:また今年もマイクラで運動会やるだろうし

 

:今から楽しみ

 

:そのためにも、今はしっかり休養だよ!

 

【スパチャ 2千円: ぽめしゃえらい】

 

【スパチャ 1万円: DStarsの大黒柱やね】

 

―――――――

 

 

ぽめら「大黒柱? 大黒柱は違うんじゃないの?」

 

   「それは、ほら、男性に対して使う言葉であって」

 

   「ウチは女性だから……」

 

 

   「え、性別とか特に関係ない?」

 

   「そーなんだ、知らなかった」

 

 

   「まぁ、DStarsの大黒柱かどうかは分かりませんが」

 

   「今のぽめら家の大黒柱は、ウチですけれどね!(満面の笑顔)」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:おっと? 急に先生をディスりだしたぞ?

 

:これはまた夫婦喧嘩か?

 

:まーた先生がくだらんこと言ったんだろ

 

:お前ら、よそさまの家庭のことなんだから、あんまり突いてやらんでもろて

 

:けど、あの先生だからなぁ……

 

:だからそういうことを言うと

 

【スパチャ 5万円: 僕と彼女の間の話なので、妙な勘ぐりはやめてください。甚だ不快です。彼女の機嫌を損ねてしまったのは間違いありませんが、そういうことを不特定多数の人間からとやかく言われる身にもなってください。だいたい彼女が不機嫌だと、決まり文句のように「先生と何かあったな?」とか君たちは……】

 

:はい、出た

 

:安定の先生

 

:落ちついてもろて先生

 

:仲良くないと喧嘩も起きないんすよ、先生……

 

―――――――

 

 

ぽめら「は~い、コメント欄、静かにしてねぇ~!」

 

   「それと~? 旦那はお仕事してるハズだよね?」

 

   「担当編集者さんも、ウチの配信見てるんだから」

 

   「締め切り前にスパチャ投げてたら怒られるよ?」

 

 

   「ただでさえ、締め切りヤババで大変なんでしょぉ?」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:あっ(察し)

 

:先生、原稿をしてください……!

 

:ぽめちゃん、さては原稿を手伝わされてるな

 

:VTuberもやる、旦那のアシスタントもやる

 

:そこにさらに育児まで

 

:鉄人かよ

 

:母は強しだわ

 

:カーチャン 元気にしてるかなァ

 

:J( 'ー`)し < たけし たまには自炊するのよ

 

―――――――

 

 

ぽめら「はいはい、ウチの旦那のことはいいから!」

 

   「それではさっそく、今週のよいニュースから……」

 

 

   「新潟おきょめ! 新曲PVが速攻100万再生超え!」

 

   「どんどんぱふぱふ!」

 

 

―――――――

コメ欄

―――――――

 

:噛んだ

 

:噛みましたね

 

:噛んでたな

 

:おきょめちゃん

 

:なぜそこで噛んだし

 

:ぽめちゃん、おこめちゃんの名前はいつも噛むよね

 

:いや、けっこうぽめしゃは噛み噛みよ

 

:滑舌そんなに良い方じゃないよね

 

:ゆきちほどではないけれど

 

―――――――

 

 

ぽめら「すみません、噛んじゃいました」

 

   「えぇ、われらの新潟おきょ、きょ……おこめさんが」

 

   「先日新曲のPVを公開したんですが」

 

   「なんとものの数日で、100万再生を達成いたしました」

 

   「これは快挙ですね…………」

 

 

ばにら「…………」

 

   「あれ? ぽめら先輩、普通に噛んでる?」

 

ずんだ「噛んでるわね」

 

ばにら「司会進行とかやってるから、滑舌いいんじゃないんですか?」

 

ずんだ「そんなことないわよ」

 

   「ぽめらは割と滑舌悪い方よ」

 

   「聞くに堪えないレベルじゃないけれど」

 

   「言い直しとかもよくするし、言い間違いもする」

 

   「肝心な場面でしまらない発言しちゃったりなんかもね」

 

ばにら「あれ? あれれ?」

 

   「なんか、私の中のしっかり者のイメージが……?」

 

ずんだ「そこからのリカバリ能力が、ぽめらのすごい所なのよ」

 

   「まぁ、黙って見てなさい」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

喋りがうまいというのは、「噛まない」「淀みない」ことではない、というのを学生時代にいろいろと思い知りました。人に話を聞いてもらうスキルって、なかなか難しいものがありますよね。僕はそういうのがまったくないので、こういう何度でも直すことができる小説という媒体での表現にこだわっています。

 

なので、なんとかまたオリジナルの小説だしたいなぁ……。(試行錯誤中)

 

まぁ、筆者の身の上はともかく、ぽめしゃ噛み噛み可愛い&おこめちゃんカワイソスという方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

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