VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第245話 仲良くなりたい その8

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

新潟おこめ  DStars零期生 歌ってみた系サイコVTuber

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

太宰府ゆかり DStars2期生 生意気JKVTuber

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

【シチュエーション】

公式企画(地獄)ばにらに友達を作ろうという試み。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

Bちゃ「はい、というわけで!」

 

   「りんごさんは『青葉ずんだ』のモノマネで口説くそうです!」

 

   「ずんばにの絆が試されますね!」

 

りんご「信じてるよ! ずんさん!」

 

Bちゃ「それでは、りんごさんの仮想デート……」

 

   「3、2、1、スタート!」

 

 

りんご「ばにらちゃん、ちょっといまいいがな?」

 

ばにら「うわぁ、絶妙にそれっぽい」

 

   「そしてりんご先輩のモノマネっていうのが、最高に複雑な気分」

 

りんご「昨日のさ、三期生のコラボについてなんだけど」

 

   「もうちょっとさ、みんなにまんべんなく話題振れなかったの(圧)」

 

ばにら「あ、はぃぃい(素)」

 

りんご「うみちゃんと、いちばん仲良いのは分かるよ」

 

   「けどさ、頼りすぎなのはよくないと思うんよ」

 

   「えるふちゃんも、しのぎちゃんも、うさぎちゃんも」

 

   「ばにらちゃんが絡んでくるの、期待して待ってるんだから」

 

   「もっと自分から絡んで行ってあげないと」

 

ばにら「そこはばにらも気にしてるんですけど」

 

   「みんなの人柄をアテにしちゃうというか」

 

   「やっぱりここぞという時に、陰キャがでちゃうといいますか」

 

りんご「能書はいいの!」

 

   「配信でいつも言ってるじゃない!」

 

   「三期生は自分の宝物だって!」

 

 

   「なのに、心を開くこともできないわけ⁉︎」

 

 

ばにら「それは……!」

 

 

りんご「これは、練習が必要だでな」

 

   「ばにらちゃん! ずんだを三期生だと思って、甘えてみな!」

 

 

ばにら「ずんさん⁉︎ いきなり、なにを言い出すバニか⁉︎」

 

 

りんご「いいから! ずんだを三期生だと思って!」

 

   「甘える練習をしてみるでな!」

 

   「ほら、はやぐはやぐ!」

 

ばにら「そんなこと言われても……」

 

   「急に甘えてみろって言われても、どうしていいか……」

 

りんご「うみちゃんでもいい、うさぎちゃんでもいい」

 

   「えるふちゃんでも、しのぎちゃんでもいい」

 

   「誰でもいいから、ずんだをその娘だと思って……」

 

 

   「思う存分、甘えてみるでな!(ドン)」

 

 

ばにら「……分かりました」

 

   「けど、どうせ甘えるなら」

 

   「ばに〜ら、ずんさんに甘えたいバニ」

 

りんご「ばにらちゃん……!(歩み寄る)」

 

ばにら「ずんさん……!(歩み寄る)」

 

二 人「……ガシッ!!!!(抱き合う音)」

 

Bちゃ「おぉっと! これは大変なことになりましたよ!」

 

   「りんごさんの演じるずんださんのクオリティがあまりに高くて!」

 

   「本当に、ずんばにてえてえしているようです!」

 

 

   「流石はりんごさん! ずんださんのことをよく理解している!」

 

   「完璧ななりきりです!」

 

 

ばにら「ずんさん、いつも甘えちゃってごめんバニ」

 

りんご「ええんやで、ばにらちゃん」

 

   「ワイの方が先輩なんやから」

 

   「かまへんかまへん」

 

ばにら「ずんさん……! 好き……!」

 

りんご「ワイもやで、ばにらちゃん……!」

 

   「ほな、仲良しのチッス、してまおか……!」

 

 

ばにら「いや、誰やねんお前!」

 

   「途中から人が変わってますやん!」

 

りんご「ワイワイ! ワイやで!」

 

   「百合の間に挟まりにいくVTuber!」

 

 

   「津軽りんごやで!(ドヤ)」

 

 

Bちゃ「おーっと! しかし最後に馬脚を表した!」

 

   「せっかくいい感じだったのに! スケベ心が出てしまった!」

 

   「りんごさん、残念でした!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

りんごのあかん部分が出てますね。(完全におっさんになってしまっている)

クールなボーイッシュキャラで売ってるりんごさんですが、こういう三枚目ムーブもきっちりこなす。その多彩さはまさにトリックスター。ボケてよし、ツッコんでよし、身のふり用の軽さは、間違いなく彼女の武器でしょうね。

 

けど、やりすぎると公式がネタキャラを作りそう……!(りんごにゃんフラグ)

 

このワイやでムーブが、まさかあんな悲劇の伏線になるとは、この時は誰も思わないのだった。元ネタのあまりに不憫なネタキャラの扱いに、ワクワクを感じちゃった人は……ぜひぜひ応援していただけると書くことになるかもしれません!m(__)m

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