VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第256話 アヒル・ラプソディ その8(ラスト)

【登場人物】

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)

清水K介   だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん

 

【シチュエーション】

ということで『ロリばぶ』旋風が吹き荒れた数週間。

騒ぎの発端となった大内山みるくのチャンネル。

コラボ配信『大内山家』にて。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

みるく「いやぁ~~~~!」

 

 

   「天下獲っちゃたなぁ!(ドヤ)」

 

 

あひる「天下獲っちゃったなぁ、じゃないよ!」

 

   「ノリが軽すぎるよ、かーちゃん!」

 

K 介「すごい人気ですね『ロリばぶ』」

 

   「DStarsも、ウチのだいさんじでも」

 

   「カバーしてる人が続出で……」

 

みるく「ぶっちゃけ、私もここまで伸びるとは思わなかったよ」

 

   「やっぱ映像が強い気がするわ」

 

   「なんて言っても天下の――」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:いやいや、みるく先生の歌声あってこそですよ

 

:全力でロリやってんの最高にシコい

 

:ロリみるくは正義

 

:ロリかーちゃん最高! ロリかーちゃん最高!

 

:こういうのも全力でやるから、みるく先生ほんとスコだわ

 

:みるく先生、本当に……おいくつなんですか?

 

:おい!

 

:女性に年齢を尋ねるとか、失礼だろう!

 

:いくらみるく先生でもそれは怒るぞ!

 

―――――――

 

 

みるく「え~? みるく、小学生だよぉ~?」

 

   「あのお歌、聞いても分からないのぉ~?」

 

   「そんなんだからダメなんだよ、ザコザコお兄ちゃ~ん?」

 

 

あひる「きちぃ~~~~!!!!」

 

K 介「だはははははは!!!!」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:みるく先生、ノリノリである

 

:この絶妙な返しがたまらんのよ

 

:あひるもよく見習ってもろて

 

:イラストレーターもできて、VTuberもできる

 

:おまけにロリガキもこの通り

 

:みるく先生、超人では?

 

―――――――

 

 

みるく「いやいや、私は本当にただのイラストレーター」

 

   「今回のヒットは」

 

   「すばらしい楽曲を提供してくれた作曲チームのみなさんに」

 

   「すばらしいMVを作ってくれた映像チームのみなさん」

 

   「そして、普段から応援してくれている……」

 

 

   「ゴミカスどものおかげです♥」

 

 

あひる「かーちゃん、リスナーの呼び方を変えようよ」

 

K 介「いや、コメント欄狂喜乱舞してるよ、あひる嬢」

 

   「みるく先生のリスナーは、やっぱひと味違うわ」

 

あひる「こんなんで喜ぶなよ……」

 

   「かーちゃん、あひるは情けないよ……」

 

 

みるく「なにが情けないのか!!!!(クワッ!!!!)」

 

   「めでたくも『ロリママみるくのばぶりぃー子守唄♥』は」

 

   「再生回数1000万回突破ぞ!!!!」

 

 

   「VTuberの歴史に、燦然と輝く金字塔を打ち立てたのよ」

 

 

   「もっと私を褒め称えなさい(ドヤァ!)」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:みるく先生最高!

 

:絵も唄も配信も面白い!

 

:ロリVTuber、大内山みるくを称えよ!!!!

 

:みるく! みるく!

 

:みるく! みるく!

 

:まぁ、あひるが困惑するのも分かる

 

:本職じゃない、かーちゃんにこんな記録立てられたらなぁw

 

:企業勢VTuberは形無しよ

 

:それはK介くんも同じだよね……

 

:だいさんじも、DStarsも、なぜこれができなかったのか

 

:やはり……ロリ! ロリは全てを救う!

 

―――――――

 

 

K 介「いや、ほんとそれですよね」

 

   「みるく先生じゃなく、俺たちがヒット出さなきゃいけないのに」

 

   「まじでなにやってんだって話ですよ」

 

あひる「そういうけどさおじおじ」

 

   「こんなふざけた楽曲、企業の企画で通ると思う?」

 

 

K 介「無理だろうね(即答&真顔)」

 

あひる「でしょ~~~~!」

 

 

K 介「企業勢VTuberだと、待ったがかかる所を」

 

   「うま~くすり抜けてスマッシュヒットを放った」

 

   「みるく先生の慧眼には、ほんと頭が下がります」

 

あひる「いやこれは反則技でしょ」

 

みるく「甘っちょろいこと言ってんな、あひる!」

 

   「この世の中はなぁ……」

 

 

   「勝てばよかろうなのだぁ!!!!(ドヤァ!!!!)」

 

 

あひる「さっきからドヤ顔連発するのやめようよ!」

 

   「ほんと、母ちゃん、調子に乗りすぎだって!」

 

みるく「はい」

 

   「娘がね、嫌がってるのでね、このくらいにしてね」

 

   「けどまぁ、これは本当にラッキーというか」

 

   「偶然が重なっただけのことですから」

 

 

   「これからも私は、イラストレーターとして」

 

   「自分の仕事を見失わずに」

 

   「真面目に目の前の仕事に取り組んでいこうと思います」

 

 

あひる「かーちゃん(しんみり)」

 

K 介「いやー、流石はみるく先生だ」

 

   「大企業と取引しているイラストレーターだけはある」

 

   「いよっ! アンタが大将!(しんみり)」

 

 

みるく「さぁ、というところで」

 

   「場も温まってきたことだし」

 

 

   「大内山家で『ロリばぶ』歌うぞ! お前ら!」

 

 

二 人「エーーーーッ!!!!」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:最後まで、みるく先生は、みるく先生じゃった

 

:オチもしっかりもってくる

 

:K介、あひる、ご愁傷さま……

 

:このかーちゃんには逆らえないよ

 

:K介くんは、また黒歴史が増えちゃったね

 

:これが大内山家 これが大内山みるくや

 

―――――――

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

この後、三人(女二人、男一人)でしっかり歌いましたとさ。

なお、一番いいサビのパートをK介くんが担当したとか。

どこまでも美味しい男よなぁ……。(両手に華なんだからしゃーない)

 

ということで、あひるのかーちゃん大内山みるくが巻き起こした、『ロリばぶ』センセーションでした。いやぁ、こんなことになったらそりゃ誰でもビビるよね。(汗)

なのに顔色ひとつ変えずに、淡々としているみるくさん。

 

ほんま、大物やで……!

 

いつもとはちょっと趣向が違うというか、時系列(作中は2019年頃)を少し崩した内容でしたが、楽しんでいただけたでしょうか。時事ネタも消化していかないと、面白さについていけない。そういう意味で、サクッと進みたい所ですが、本編再開までもうちょっとお待ちください……! という所で、面白かったという方は、高評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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