VTuberなんだけど百合営業することになった。 作:kattern@GCN文庫5/20新刊
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
三期生年明け公式コラボ終了後。
速攻でずんだ宅に呼び出されたばにら――。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「聞いてないんだけれど(圧)」
ばにら「ご、ごめんなさい」
「これ極秘のプロジェクトだってBちゃんから言われて」
「美月さんにも話しちゃダメかなって、勝手に思ってて……」
ずんだ「Bちゃんに確認すればいいだけでしょ!」
『ずんだ先輩には話してもいいですか?』
「くらいは聞きなさいよ!(圧)」
ばにら「…………(滝汗)」
「すみません、ばにらの配慮が足りませんでした」
ずんだ「…………ハァ(クソデカ溜息)」
「まぁ、いいけどさ」
「お仕事だからね」
「会社の命令で出張行くと思えばいいだけの話ね」
「それで、いつから海外に行くの?」
「シンガポールは良いところだけれど、アンタ英語喋れ……」
ばにら「あ、そうだ、日付も言うの忘れてました」
「実は明日からなんですよ」
ずんだ「ファーーーーーーーッ⁉(絶叫)」
ばにら「そんな驚かなくてもいいじゃないバニですか……」
ずんだ「明日からって! アンタ、何も配信で告知してなかったじゃない!」
「え? もしかしてTwitterで呟いたってこと?」
「ないよね? 私、そっちもちゃんと
「まさか複アカとか作った?」
「TwitchとかMildomで配信したりした?」
ばにら「いや、してないですし、そもそも言ってないですよ?」
ずんだ「なんでよ!」
「海外ロケ行くんでしょ⁉」
「だったら、普通はお休み告知するじゃない!」
「一週間も海外なんだよ⁉」
ばにら「いや、スマホがあれば、どこでも配信できるな……って」
ずんだ「…………(絶句)」
「もしかして、ロケ中も配信するつもりだったの、アンタ?」
ばにら「するつもりでしたけど?(真顔)」
ずんだ「なにバカなこと言ってるのよ!」
「海外の回線使ったら、どれだけ通信量かかると思ってるの!」
「ていうか! それならなんでここに来てるのよ!」
「明日の準備大丈夫なの!」
ばにら「だって美月さんが、すぐに来いって言うからァ……(しょんぼり)」
ずんだ「あぁもう!!!! ちくしょうかわいいなァ!!!!(吐血)」
「とにかく! 事情は分かったから!」
「アンタはすぐに家に戻って、明日のフライトの準備をしなさい!」
「シンガポールはいいところだけれど」
「絶対に日本食が恋しくなるから」
「インスタントご飯とお味噌汁は持っていくのよ!」
ばにら「はいっ!!!!(いい返事)」
「あ、そうだ、美月さん……」
「お土産はなにがいいですか(無邪気)」
ずんだ「元気で帰ってきてくれればそれでいいから!」
「気をつけていってらっしゃい!」
◇ ◇ ◇ ◇
――ずんだの家から、ばにらが去ってからしばらく。
ずんだ(うぅん、もうスケジュール組まれてたから止められなかったけど)
(花楓を海外に行かせるなんて不安だわ)
(今から私も旅行に……)
(いや、配信に穴を開けるワケにはいかないし)
(けどそもそもその前に……)
ずんだ「私、これから、花楓なしで一週間生活しなくちゃいけないの?」
「耐えられる気がしないんだけれど……」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
出張命令は突然に。
突如として離ればなれになってしまったばにらとずんだ。
会えない時間が愛を育むとはいいますが、はたしてずんだは耐えられるのか。
ここでタイトル回収。ずんだの禁ばに生活はじまります。
まぁ、ここ最近ベタベタだったから、バランス取らなくちゃ……ネ?
ずんだとばにらのいちゃいちゃを見に来てるのに、離ればなれにするとはなにごとかとご立腹の皆さまは、思いの丈をレビューや感想などで呟いていただけると、たいへん助かります。m(__)m