VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

387 / 813
【宣伝】
GCN文庫より叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。

○Amazonさま
https://www.amazon.co.jp/dp/4867167606/

○楽天さま
https://books.rakuten.co.jp/rb/18185599/


第381話 水星のように母、再び その14

【登場人物】

ミス・マーキュリー 聖十字護竜騎士団 副団長

ミスター・天狗   聖十字護竜騎士団 団長

 

【シチュエーション】

 エイプリルフール企画終わって、ちょっとひと息。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「それじゃ、お母さん」

 

   「また東京来ることがあったら」

 

   「今度はあらかじめ連絡ちょうだいね?」

 

ばに母「はいはい、分かってるって」

 

   「今回は本当にごめんなさいね」

 

   「せっかく美月ちゃんとイチャイチャしてるところに割って」

 

 

ばにら「そういうんじゃないから!!!!(赤面)」

 

ずんだ「まぁ、花楓は多忙ですので」

 

   「なにかあったら、今度は私のLINEにご連絡ください」

 

 

   「お義母さまの頼みなら、いつでも喜んでうかがわせていただきます」

 

 

ばにら「なにしれっとLINE交換してるの⁉」

 

   「ちょっと、美月さん! うちの母親に深入りしすぎですよ!」

 

ばに母「もう、いいじゃない花楓」

 

   「いずれ家族になる仲なんだから」

 

   「嫁と姑が仲良い方が家庭円満でいいでしょ」

 

 

   「あ、美月ちゃんは、旦那さんの方かしら……」

 

 

ばにら「さっさと! 鹿児島に! けえれ!(ブチギレ)」

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ばに母「ふぅ……」

 

   「古い知り合いに呼び出されて」

 

   「東京にやって来たけれど」

 

   「思いがけないことになっちゃったわね」

 

 

   「案外、VTuberって面白いかもw」

 

   「私もやってみようかしら……」

 

 

???「うかれているところ悪いですが――」

 

   「われわれの活動のことを軽々にネットに漏らされては」

 

   「困りますよ、ミス・マーキュリー」

 

 

ばに母「あら」

 

   「昨日のオフ会には顔を出さなかったけれど」

 

   「あわてて穴蔵から出てきたみたいね」

 

 

   「ミスター・天狗」

 

 

天 狗「お久しぶりです」

 

   「最期にこうして顔を合わせたのは」

 

   「FF14の大規模イベントの時以来になりますか」

 

 

ばに母「お互い、歳を取りましたね」

 

 

   「しかし、貴方が踊り子のリリスの商売敵になるとは」

 

   「人生はなにがあるかわからないわね」

 

 

   「あんなに二人とも仲がよかったのに……」

 

 

天 狗「リアルとバーチャル、やっていることは異なりますが」

 

   「目指す所は同じですよ……」

 

 

   「すべては観客の笑顔のため」

 

 

ばに母「そのためなら、大事な娘だって切り捨てるのかしら?」

 

天 狗「……必要とあれば」

 

ばに母「……ふふっ。ごめんなさい、意地悪なことを言ったわ」

 

   「家族のためにテキストブログの更新を止めた」

 

   「哀れな女の戯れ言と思ってちょうだい」

 

天 狗「なにをおっしゃる」

 

   「貴方の決断を誰も恨んでなどいない」

 

   「むしろ我々は祝福していますよ」

 

 

   「そのおかげで、貴方の娘の花楓さんは」

 

   「あんなにもまっすぐに育ちなさった」

 

 

   「あの娘の純朴さに、いったいどれだけ……」

 

 

ばに母「やめましょう、ミスター・天狗」

 

   「それは私たちとは関係のない話よ」

 

天 狗「……そうですな」

 

ばに母「それより、こんな所を見られていいのかしら?」

 

   「天狗の仮面を被っていても、分かる人には分かるはずよ?」

 

 

   「若い頃の過ちを、再び繰り返すつもり?」

 

 

天 狗「…………!」

 

   「どこでそのことを!」

 

 

ばに母「腐ってもテキストサイト運営者」

 

   「私、情報源は今も握っているのよ」

 

 

   「もちろん、その真相だってね?」

 

 

天 狗「ミス・マーキュリー、どうかこのことは……!」

 

ばに母「秘密にしますとも」

 

   「軽々にWEBでばらしたりしません」

 

   「けれどそうね……」

 

 

   「娘の幸せを壊すというのなら」

 

   「私はこの切り札を、躊躇なく切るでしょう」

 

 

天 狗「その娘とは」

 

   「どちらのことですかな……?」

 

 

ばに母「ふふふっ……♥」

 

   「さぁ、どっちかしら……♥」

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ばにら「はぁ、とんだエイプリルフールでしたよ」

 

   「お母さん、ちゃんと迷わず鹿児島に帰れればいいんだけど」

 

ずんだ「心配しすぎよ……」

 

   「って、なんか妙なニュースが」

 

 

   「新横浜駅で、天狗の不審者の目撃情報」

 

   「新幹線が一時停車する騒ぎに」

 

 

   「天狗男の正体は…………って、あほくさ!」

 

 

ばにら「天狗のお面って、なに考えているんでしょうね」

 

   「ミスターカラテじゃないんだから」

 

ずんだ「ほんとよね」

 

   「ギャグのセンスが昭和なのよ」

 

   「はぁ、エイプリルフールのネタにしても」

 

   「もうちょっとマシなことしなさいよね……」

 

ばにら「そういえば、美月さん?」

 

   「今年は私の配信に構いっぱなしで」

 

   「エイプリルフールネタ、してないですよね?(圧)」

 

ずんだ「……な、なんのことかしら?」

 

ばにら「来年は青葉ずんだに」

 

   「どんなキャラになってもらうか」

 

   「楽しみに考えておくバニですよ(にんまり)」

 

ずんだ「…………あは、あはははは(滝汗)」

 

   「お、お手柔らかに、お願いします、ね?」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

来年はずんだのちゃんねるでばにらが大暴れだ!!!!

一年後の約束をちゃっかり取り付けるばにら。

今から来年が楽しみですね……!(筆者が忘れていなければ)

 

そして意味深なミス・マーキュリーとミスター・天狗の会話。

二人はどうやら知り合いのようですが、この関係がいったい今後どのように物語に絡んでくるのか……。

 

まぁ、番外編なので気にしなくて大丈夫です!!!!(爆)

意味深な感じでやりとりしてますが意味はありません!!!!(白目)

 

ということで、これにて久々のばにらママ編閉幕。次は違うキャラに――と行きたい所ですが、またばにらネタです。熱々の二人を見た所で、ちょっと今度はずんだ意外のメンバーとの絡みをみてみませんか? 見たいという方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローなどよろしくお願いします! m(__)m

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。