VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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【宣伝】
GCN文庫さまより叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。

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第416話 ははのひ その5

【登場人物】

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

渋谷いく   DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

【シチュエーション】

 ははのひ(独特のイントネーション)配信。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

い く「あー、捕まっちゃったなぁ~」

 

   「もうゲームオーバーかぁ~」

 

   「もうちょっとやりたかったなぁ~」

 

う み「なに終わった気になってるの、いくたん!」

 

   「まだ、ゲームは続いてますよ!」

 

い く「え⁉ 捕まったらゲームオーバーじゃないの⁉」

 

う み「それじゃすぐに終わっちゃうでしょ!」

 

   「何度も何度も、お母さんに捕まって」

 

   「ヒス構文で罵られながらも」

 

   「必死になって出口を求め彷徨う……!」

 

 

   「これはそういうゲームなんだワ!(真顔)」

 

 

い く「ねぇ~! 悪意を感じるよぉ~!」

 

   「勘弁してよぉ~!」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:ほんと生々しいゲームだw

 

:親からは逃げたくても逃げられない……ってな!

 

:笑い事じゃないけど、笑うしかないんよw

 

:しかし、うみのボイスがまさにおかん

 

:フルボイスにしなくてもw

 

:声と技術の無駄遣いw

 

:さぁ、いくたんは逃げ切れるのかな?

 

:一本道で、速度決まってる時点で、先は読めたよね

 

:アクション要素関係ないw

 

:実質ノベルゲーやんけ

 

:ほな、最初からノベルゲーで作っておけやw

 

―――――――

 

 

う み「ほら! いくちゃん今よ!」

 

   「ヒスってお母さんの溜飲が下がっている内に」

 

   「はやく出口を目指して進むのよ!」

 

い く「どういう展開だよ!」

 

   「子供に当たってストレス発散するな!」

 

う み「仕方ないでしょ!」

 

   「委員長の毒親についての解像度が」

 

   「こうなんだから……!」

 

い く「あぁっ! また捕まった!」

 

 

ゲーム『ははのひ(特徴的なイントネーション)』

 

 

は は『いくたん?』

 

   『毎日毎日、夜中までなにやってるのかな?』

 

   『お勉強も大事だけれど』

 

   『睡眠も育ちざかりのいくたんには』

 

   『大事なのよ……?(にっこり)』

 

い く「…………はひ」

 

   「これ、夜中にゲームしてるのバレてる奴じゃん」

 

   「もう怒られるの確定の演出じゃん」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:これはバレてるw

 

:こっちは知っているんだぞ感が半端ないw

 

:こんなん親に言われたら泣くわw

 

:というか、これはまだ序章

 

:ここからが地獄だ……!

 

:うみの毒親への解像度の高さよ!

 

:もしかして、うみちゃん……!

 

―――――――

 

 

う み「あ、うみの母親ですか?」

 

   「普通にいい母親でしたよ?」

 

 

   「うみが夜中までゲームしてても」

 

 

   『あらあらうみちゃん、こんな時間まで遊んで』

 

   『本当にしょうがない子ねぇ』

 

   『じゃあ、ママも遊んじゃおうかしら』

 

 

   「って、逆に混ざってくるような人です」

 

 

い く「いい親じゃん!」

 

   「理想のお母さんじゃん!」

 

 

   「そんな環境で育っておいて」

 

   「出てくるのがコレ⁉」

 

 

う み「まぁ、レディコミとかWEBTOONとかで」

 

   「世間の毒親について研究した成果ですね」

 

 

   「それよりほら!」

 

   「いくたん、そろそろ母親が」

 

   「本題に切り込んできますよ……!」

 

 

は は『ほら、なんだっけ』

 

   『配信者っていうんだっけ?』

 

   『今、若い子の間で流行っているのよね?』

 

 

   『お母さん心配だわ』

 

   『不特定多数の人間の前でなにかやるなんて』

 

   『いや、自分でやる分にはいいけれど』

 

   『誰かにやらされることになったら……!』

 

 

   『そのうち、リスナーのみなさんに』

 

   『BBAだの、行き遅れだの、年増だの』

 

   『声から加齢臭がするだの言われるようになって……』

 

 

   『あぁ、どうしてもっとチヤホヤしてくれないの!』

 

   『やっぱり、中身も若い子の方が』

 

   『みんないいのね……!』

 

 

い く「やってるじゃん!!!!」

 

   「このお母さん、配信者やってるじゃん!!!!」

 

   「というか中身とか言ってるし!!!!」

 

 

   「VTuberでしょこれ!!!!」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:草w

 

:ママ、配信者だったのかw

 

:年齢は関係ないんよ、トーク技術なんよw

 

:あとゲームのプレイスキルなw

 

:いくちゃんをたしなめるのかと思ったら違った

 

:ただの愚痴じゃねーかw

 

―――――――

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「だから、ネタの方向性が……!」

 

ずんだ「生々しいんよ……!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

VTuberになれば、まわりにちやほやしてもらえる。

そう思った時期が僕にもありました。(AA)

 

あれは中身が面白いからちやほやされるのであって、VTuberだからちやほやされるわけではない。発想がまったく逆なんですよね。本人のマメさだったりだとか、気配りだったりだとか、そういうのが見えてこないと難しい。

 

いや、見えていても難しいから、なかなか大変だと思います……!

 

いい大人が夢を見てVになった末路。そんな悲哀をははの姿から感じてくれたならば――ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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