VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第438話 がんばれ宇宙廃品回収会社 その10

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

渋谷いく   DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber

宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫

 

【シチュエーション】

宇宙を巡って廃品を回収するゲームをやることにした四人。

一日目の惨敗の悔しさを胸に、二日目に挑む川崎ばにらカンパニーの面々。

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ばにら「というわけで、次も同じ惑星バニな」

 

   「ぶっちゃけ、このファーストステージがクリアできないと」

 

   「先に進めないまであるバニよ」

 

ずんだ「そうだそうだ!」

 

   「こんな簡単なステージもクリアできないのに!」

 

   「先に進めると思うなよおめーら!」

 

 

   「そうですよね社長(急な媚び)」

 

 

ばにら「ずんさん、そういうのいいですから」

 

   「ちゃんと働いてくださいバニ(スン)」

 

 

ずんだ「なんで! 冷たいよばにらちゃん!」

 

   「ずんだなにがわるいごどしだぁ~!(号泣)」

 

 

たると(ずんだちゃん、ばにらちゃんにからかわれてるなぁ)

 

い く(ありゃ~w さっき、ボイスチャットで)

 

   (ネタで『ずんだちゃんに冷たくしてみたら?』って提案したけど)

 

   (まさかこんなことになっちゃうなんて……)

 

 

   (あてぃし、し~らない(唐突な陰キャムーブ))

 

 

ばにら「さぁ、それじゃ!」

 

   「今度こそガッポガッポもうけにいくバニよ!」

 

   「川崎ばにらカンパニー! 出勤!」

 

たると「待ってばにらちゃん!」

 

   「このゲーム……ランダムなのは施設の中だけだよね?」

 

 

三 人「!?」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:お、急にどうしたたるきち?

 

:なんだかマジな顔になってるじゃん

 

:なにかに気がついたのか?

 

:たしかに、探索施設に入るまでのマップは共通

 

:何回も見てれば、だいたいルートが分かってくるんだよね

 

:まぁそこまでランダムやられると、難易度が高くなっちゃうからな

 

―――――――

 

 

たると「忘れもしない、今行こうとしたルートは……」

 

   「さっきばにらちゃんがハチの巣を踏んで死亡した道!」

 

 

ばにら「バニ⁉ お、覚えているバニかたるとちゃん⁉」

 

ずんだ「バカな! ずんだには全然わからんでな⁉」

 

い く「言われてみればたしかに」

 

   「ここ、さっきばにらちゃんが死んだ道だ」

 

 

たると「ばにらちゃん足下!」

 

   「はちの巣注意!」

 

 

ばにら「ばにぃ⁉ ほっ、本当にあったバニぃ⁉」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:すげぇ! 見事に当てやがった!

 

:たるきち△

 

:よく覚えてたな? どういう空間把握能力してるんだ?

 

:いや、普通は何回もやってたら、覚えるはずなんよ

 

:ばにらはゴリ押し、ずんだもゴリ押しプレイだからな

 

:DStarsで頭使ってゲームしてるのは、ぽめしゃとりんごくらい

 

:つまり、たるきちにもゲーマーとしての才能が微レ存?

 

:いや、ゲーマーというよりもこれは

 

―――――――

 

 

たると「ばにらちゃん! ずんだちゃん! いくちゃん!」

 

   「ここからは私が先導するさぁ!!!!」

 

   「大丈夫……どの道を通ればいいかは」

 

   「全部頭にはいってるさぁ!」

 

 

ばにら「嘘バニでしょ⁉」

 

ずんだ「たるとちゃん⁉ そんなことが⁉」

 

たると「ここを真っ直ぐ! それで、この丘を越えたら――!」

 

   「見えた! 探索拠点だよ!」

 

 

三 人「ほ、本当にあった!!!!」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:たるきち、突然の覚醒にワイ歓喜

 

:この手のゲームはマッパーがいると強い

 

:まさかこんな才能を隠し持っていたとは

 

:いやいや、これは誰も予想できない展開ですよw

 

:たるきち有能キャラやんけ 誰だお荷物とか言ったヤツ

 

:すまんやで

 

:すまん

 

:かわいくて清楚でゲームもできるなんて

 

:もはやたるきち最強キャラでは?

 

:歌姫だけやらせてるのもったいねーってレベルじゃねえぞ!

 

:社長! たるきちの使い方を、一度考えた方がいいと思います!

 

―――――――

 

 

ばにら「たるとちゃん! すごいバニすごいバニ!」

 

   「なんで道が分かっちゃうバニか!」

 

   「本当に覚えちゃったバニか⁉」

 

たると「ほら、私って島育ちでしょう?」

 

   「それで家の裏に山とか林があって……」

 

 

   「そこで遊んでいるうちに、地形の特徴とかそういうのを」

 

   「無意識に覚えるようになったのさぁ!」

 

 

ばにら「すごいバニ! 野生児バニ! 野生のたるとちゃんバニ!」

 

たると「……野生のたるとちゃんは、勘弁して欲しいさぁ」

 

   「けど、褒めてもらえて嬉しいさぁ!(てれてれ)」

 

ばにら「いやぁ、頼もしいマッパーが社員にいてくれて助かるバニ」

 

   「こういう特技があるならはやく言って欲しいバニよ」

 

 

   「これはボーナスもはずまなくっちゃバニね」

 

 

い く「くっそ~! ゲーマーなのに、たるとちゃんに負けたぁ~!」

 

   「悔しいね、ずんだちゃ……ン⁉」

 

 

ずんだ「ずんだは……ずんだはワンコなのに……」

 

   「ろくに人を案内することもできなくて……」

 

   「ばにらちゃん……社長にも愛想をつかされて……!」

 

 

   「こんなんじゃ、ばにらちゃんのワンコ失格だでなぁッ!!!!」

 

 

い く(なんか傷ついてる)

 

   (けど、怖いから放っておこう……)

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

たるとちゃんの能力発動。

異様なまでの空間把握能力がここで火を噴く。

この能力が、後に彼女の唯一無二の才能として、広く知れ渡ることになるとは……今はまだ、誰も知らないのであった!

 

元ネタの人よろしく、見事なゲッサー能力を開花させるたるとちゃん。彼女のおかげで、川崎ばにらカンパニーは、今度は道中の被害者ゼロで、探索施設へと到着したのだった。しかし、ここからが本番だ……。このあとの展開が気になる方は――ぜひぜひ、評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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