VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第546話 闘将 その2

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

ばにらママ  川崎ばにらの母 謎多き古のテキストサイトの者

Mr.天狗  川崎ばにらの母の友人 天狗の能面を被っている

不動産屋   ずんだが紹介してくれた不動産屋さん

 

 

【シチュエーション】

ばにら、引っ越し中。

親に引っ越しについてきてもらったら、なぜか天狗が来た。

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ばに母「どうもご無沙汰しております」

 

   「川崎ばにらの母でございます」

 

   「今回はばにらちゃんがどうもお世話になりました」

 

 

   「こちら鹿児島名物『かるかん饅頭』でございます」

 

   「よろしければお納めください(暗黒微笑)」

 

 

不動産「いえいえ、そんな。こちらもお仕事でございますから」

 

ばにら「お母さん! 道ばたで大声で、芸名叫ぶのやめてもろて!」

 

   「一応、これでも有名人なんやぞ! お忍びで引っ越ししてるんやぞ!」

 

ばに母「あらあらばにらちゃんてば、そんないい気になっちゃって」

 

   「テキストサイトで100万PVなんてたいしたことじゃないわよ」

 

   「だいたい忍びカウンターなんて、自分で踏んでも回せるのよ?」

 

 

ばにら「古のテキストサイトと同じ感覚で語るな!!!!」

 

   「もうっ! こんなことなら、連れてくるんじゃなかったバニ!」

 

 

ばに母「そんな冷たいこと言わないでバニ!」

 

   「久しぶりの東京旅行で、お母さんもテンション上がっちゃったバニ!」

 

   「バニバニバニバニ!」

 

ばにら(なんか最近、お母さんが川崎ばにらの母だってことに味を占めだしてる)

 

   (私の名前を使って商売とかはじめたらいやだなぁ……)

 

 

天 狗「…………」

 

ばにら「…………」

 

不動産「…………」

 

 

ばにら「んで⁉ いったいこの天狗は誰バニか⁉」

 

   「お母さん、なんなのこの人⁉ どういう知り合い⁉」

 

 

ばに母「あぁ、この天狗ね。そこの銀座でちょっと拾って」

 

ばにら「銀座になんで天狗がいるバニか⁉ おかしいバニでしょ⁉」

 

 

天 狗「私の名前はMr.天狗!」

 

   「東京に棲まう天狗たちをまとめる、天狗OF天狗!」

 

   「そして、ゲームセンターじゃちょっと知られたストリートファイター!」

 

 

   「得意なのは龍虎の○(SNK)だ!!!!」

 

 

ばにら「そこはスト2とかじゃないんかい!」

 

   「元ネタが龍虎ってのは分かってたけれど!」

 

ばに母「彼は私の古い友人でね」

 

   「よく一緒にオンラインゲームとかで遊んでたのよ」

 

   「ばにらちゃんも、小っちゃい頃にあったことがあるのよ?」

 

天 狗「あの小さかったばにらちゃんが!」

 

   「こんなにも大きくなって!」

 

   「天狗! 感無量!」

 

ばにら「いや、子供の頃に数度しか会ったことのない人に言われても……」

 

ばに母「東京に詳しいってことで、今日は案内をお願いしたの」

 

   「ということで、ばに~らハウスという名の東京の秘境から」

 

   「真の東京に出ようとしているばにらちゃんに」

 

   「アドバイスをもらえるかしら……Mr.天狗?」

 

 

天 狗「正直、東京での女の子の一人暮らしはオススメできない!」

 

   「私にも年頃の娘がいるが、危ない目に遭わないかいつも心配だ!」

 

   「周りには危険な罠が潜んでおり、女の子たちを毒牙にかけようとする」

 

ばにら「格好の割にまともなこと言うバニな、この天狗さん」

 

 

天 狗「なので! 八王子に住もう! あそこなら安心だ!」

 

 

ばにら「ここよりもっとど田舎じゃねえか! なに言ってるバニか!」

 

 

天 狗「あるいは埼玉! もしくは千葉! 神奈川県はやめておけ!」

 

ばにら「おいコルァ! こちとら神奈川の地名背負って頑張ってるんやぞ!」

 

   「喧嘩売ってんのか!」

 

 

不動産「たしかに、その通りですね」

 

   「田舎に行くほど治安はよくなりますから」

 

   「このご時世、ネット配信はプロバイダーさえまともな所を押さえれば」

 

   「割となんとかなってしまいますし」

 

 

ばにら「不動産屋さんも、なにを納得してるバニか!」

 

   「えぇい! このいかれ天狗! 高尾山に帰るバニ!」

 

天 狗「HAHAHAHAHAHAHAHAHA」

 

ばに母「あらあら、どうなることかと思ったけれど」

 

   「天狗さんとは仲良くやれそうね、ばにらちゃん?」

 

 

ばにら「仲良くできるかこんな奴!!!!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

なんだこの天狗?(なんだこの天狗?)

 

前回、ばにら母の過去エピソードで登場したMr.天狗でございますが、その時はやけに意味深な会話をするキャラでございました。それが、気がついたらなんだかとってもフランクな感じのおじさまに……。

 

年頃の娘さんが都会の闇に染まらないよう、心配しているあたりには、なんというか既婚者感がにじみでていますね。ほんと、いったいどういう素性の人間なんだ。

というか、こいつメインにまで出張ってくるキャラクターなんだな……。

 

元ネタが龍虎ということも含めて、天狗の中の人ネタを考えていただければいいのですが――まぁ、彼の正体に触れるのはもうちょっと先。まずはばにらのお引っ越し。うさぎ、その母、天狗の珍道中が、ここからはじまる。ただ引っ越しするだけなのに、なんでこんなギャグになってるのと思った方は――ぜひぜひ、評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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