VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第546話 らいおんすたじお その1

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

たたたたた  ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員

 

【シチュエーション】

らいおんらーめんに来店したばにらさん。

いよいよ、たたたたたの私室で配信に臨むのだが……?

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

たたた「まぁ、汚い部屋なんで快適じゃないかもですけど」

 

   「ちゃんと防音とかはやってるんで、安心して配信はしてください」

 

ばにら「…………汚い、部屋?」

 

 

~~ 下手なスタジオより、よっぽど片付いた配信部屋 ~~

 

 

ばにら「これ、普通にスタジオレベルの配信部屋じゃないバニか⁉」

 

   「え、どうなってんのこれ⁉ ずんさん家よりすごいかも⁉」

 

たたた「いやー、そんなことないですよー」

 

ばにら「もしかして、たたたたたさんも、配信やってるバニ?」

 

たたた「やってないバニ、ないバニw」

 

ばにら「じゃあ、どうしてこんな設備……?」

 

 

たたた「配信はやってないですけど」

 

   「普通にゲームはやってますからね」

 

   「いろんなアマチュアの大会なんかに参加してて」

 

 

   「まぁ、その流れで一通りの道具が揃っちゃったというか?w」

 

 

ばにら「いや、揃わんやろ! なんでそうなるんや!」

 

   「こんなポップガードがついたマイク! 配信のプロしか使わんわ!」

 

   「しかもマイクミキサーまで、ちゃんとしたの買って……!」

 

 

   「あとで録音鑑定団(しのぎ)を読んで、査定してもらうバニだけど」

 

   「こんなの普通になにか収録するスタジオですやん!」

 

 

たたた「バレちまったらしょうがねえ」

 

   「実は家計の足しにと、今流行のASMR音源を作ってやしてね」

 

 

   「美女がらーめん啜るだけ……って奴なんですけど!(大嘘)」

 

 

ばにら「どこに需要があんねん、そんなASMR音源!」

 

   「ぽめら先輩の冷や麦ちゅるちゅるASMRの再生回数知ってるんか!」

 

 

【※ぽめしゃの、冷や麦ちゅるちゅるASMRシリーズは、人気シリーズです。誰がなんと言おうと人気シリーズです。特級呪物先生が、恐ろしい勢いで再生回数を回しており、配信者本人もあきれ果てておりますが、夏の風物詩メインコンテンツです】

 

 

たたた「まぁ、そうっすね」

 

   「マイクはほら、やっぱり今のゲームってボイチャ基本じゃないっすか?」

 

   「だからどうしてもこだわっちゃった部分があるんですよね」

 

 

   「で、そこをこだわり出すと『こっちもできる!』ってなって」

 

   「気がついたらどんどん部屋がすごいことになって……w」

 

 

ばにら「まじで、趣味でこんな部屋を作っちまったの?」

 

   「すげー情熱バニなんですけど」

 

たたた「なんでまぁ、それがばにら先輩とかラムちゃんとか」

 

   「そういう人たちのお役にたつんだったら」

 

   「それはそれでアタシとしては嬉しいんすよね」

 

 

   「ほら、アタシは別に配信者って柄じゃないから……」

 

 

ばにら「そんなこと、ないと思うけどなぁ?」

 

たたた「え」

 

ばにら「たたたたたさん、普通にゲームうまいバニだし」

 

   「周りを意識した行動も取れてるし」

 

   「配信者とかVTuberとか」

 

   「絶対に向いてると思うバニよ」

 

 

   「なにより、これだけ配信の環境にこだわれるのは」

 

   「好きじゃないとできないことバニ」

 

 

   「好きってことは、仕事をする上で、大切な強みバニよ」

 

 

たたた「好きは、強み……ですか」

 

ばにら「もうちょっとはやく出会ってれば」

 

   「ばにらから普通にDStarsの四期生に推薦したのに」

 

   「もう、なんで言ってくれないバニ?」

 

たたた「ちょっw 今日会ったばかりじゃないッスかw」

 

   「なに言ってんですか、ばにらさんwww」

 

ばにら「ほら! トークの切り返しもキレキレですやん!」

 

   「こんなんあひる先輩なんてぴょんて抜かしちゃいますよ」

 

 

あひる「おいコラ! 誰が誰を抜かすって?」

 

しのぎ「ばにらっちょ、それはちょっとあひる先輩が可哀想だよ!」

 

ラ ム「けど、たずなちゃんのツッコミはキレキレだからね!」

 

   「たしかに配信映えしそう!」

 

 

ばにら「…………」

 

 

   「いや、なんでみんなこの部屋に居るの⁉」

 

   「どういうことどういうことどういうこと⁉」

 

 

三 人「せっかくだから見学しようと思って!」

 

 

ばにら「やりづれーバニなんですけど! 勘弁してバニ!(いまさら)」

 

 

たたた(好きは、強み……)

 

   (そっか、やっぱり私って、配信が好きなのか)

 

   (けどな、私がこのお店を辞めちゃったら)

 

   (このお店どう考えても回っていかないもんな)

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

いろいろと抱え込んでいるたたたたたさん。

前回登場時にもちらっと家庭事情は話しましたが、やっぱり家業がある家の娘さんというのは、いろいろ考えちゃうものなのかなぁと。それでなくても、お父さんが一人で頑張っているのを目にしていて、なかなか自分の希望を言い出せないのかも。

なんというか、優しい娘ってこういう時不憫ですよね。

 

そして、親は親としてそういう娘のことを気にかけているっていう。

なんというか親子というのは難しいものです。

 

それはそれとして、公開処刑のように同僚に見守られて配信するばにら! コラボとはまた違う羞恥! それが見守り配信! しかも、後方腕組みしているのは、いつも弄っているあひる&トラブルメーカーのラム! 頼りになるのはしのぎ、お前だけだ――というドラゴン○ールみたいな煽り方をしつつ、続きが気になる方はぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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