VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第575話 どスケベな女が大好きなんだ その9

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

たたたたた  ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員

 

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

 

【シチュエーション】

かりんちゃんとの突発コラボ終了。

そして集まる不穏すぎる面子。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ずんだ「違う! 違うんだごりら!」

 

   「これにはマ○オの崖よりも深く」

 

   「ゼル○の山よりも険しい理由があるんだ!」

 

ごりら「どんな理由だよ!」

 

   「あと、なんで任天○で例えるんだよ!」

 

   「逆にややっこしいわ!」

 

ぽめら「そうね、任天○さんに迷惑がかかっちゃうから」

 

   「そういうのは控えていただきたいわねぇ……(物憂げ)」

 

 

ずんだ「ドスケベな女が好きなのはな……」

 

   「うちの家系のせいなんだ!!!!」

 

 

ごりら「なんだよ家系のせいって!!!!」

 

   「いったいどこに責任転嫁してるんだよ!!!!」

 

ぽめら「そうよ、意味がわからないわ」

 

   「家系でドスケベな女を好きになるっていうなら」

 

   「女の子が生まれちゃったら、それで末代じゃないのよ!」

 

ずんだ「あぁ、つまり……俺が末代だ!!!!」

 

 

ごりら「溜めて言うことかよ!」

 

   「百合営業の本質がそんなんだったって聞いたら!」

 

   「リスナーもがっかりだよ! やめてよ、ずんだてんぱい!」

 

ぽめら「ばにらもがっかりだと思うわ」

 

   「私も、ずんだがそんな女だったなんて、少し残念だわ」

 

   「貴方はもっと純粋な、清い百合だと思っていたのに」

 

   「ばにらちゃんのこと、そんな風に思ってたのね」

 

 

ずんだ「すまん! けど、仕方ないんだ!」

 

 

ごりら「いや、認めるんかい!」

 

 

ずんだ「……おじいちゃん」

 

   「つまりずんだのパパからして、ドスケベな女が大好きでな?」

 

   「外に女を作っては女房を泣かせて泣かせて……!」

 

ごりら「最低な親父じゃねえか!」

 

ずんだ「そんなずんだパパを見てきたからかな」

 

   「ずんだはスケベな女だけにはなびかない」

 

   「ドスケベな女にふらりと騙されたりしない」

 

   「そう思って今まで生きてきたんよ」

 

 

   「けど、無理だった!」

 

   「好みのど真ん中のスケベなバニーガールを前に!」

 

   「ずんだは血に刻まれた本能に抗えなかったんよ!」

 

ごりら「なにが血に刻まれた本能だよ!」

 

   「適当なこと言ってんじゃないよ、ずんだてんぱい!」

 

ぽめら「ずんだ? そんなにドスケベな女が好きなの?」

 

   「バニーガールがそれほど、貴方の心を狂わせるの?」

 

 

ずんだ「あぁ、バニーガールが最高なんだ!」

 

   「お尻についてるフリフリも!」

 

   「ざっくり開けた胸元も!」

 

   「あざとくついてるうさ耳も!」

 

   「全部大好きで、ドスケベなんだ!」

 

 

ごりら「なに熱く語ってんだよ! いいわけするところだろそこは!」

 

ぽめら「そうよ! それに、それはばにらのガワだけじゃない!」

 

   「バーチャルの姿からリアルの姿に戻ったならば……」

 

 

   「どこにでもいる、ちょっとおとなしめの清楚文系女子よ!」

 

 

ずんだ「そのギャップがたまらないんじゃないか!!!!(力説)」

 

 

   「いいか? 一見するとスケベなことと無縁の地味な女が!」

 

   「どエロいガワでVTuberをやっているんだぞ!」

 

   「きゃわきゃわでエロエロな衣装で喋ってくれる!」

 

 

   「最高にドスケベだと思わないのか! 俺は最高だと思うね!」

 

 

ごりら「いや、最高かもしれないけれど! アンタの発言は最低だよ!」

 

ぽめら「もうダメよ、もうこの百合営業は崩壊だわ」

 

   「ばにら、今日はもうウチに泊まっていきなさい」

 

   「こんなケダモノの家に、貴方みたいな娘を預けられないわ」

 

 

ずんだ「違う! 本当に違うんだ!」

 

   「これは俺のせいじゃなくて! 俺のパパが悪いんだ!」

 

   「信じてくれ! ぽめしゃ! ごりらぁッ!」

 

 

う み「うーん、迫真の昼ドラだ」

 

   「ずんさんもこういう寸劇できるんですね」

 

しのぎ「ずんずんワールド全開だねぇ」

 

   「たしかに、こういうネタをやってるのは」

 

   「はじめてみる太郎かも」

 

あひる「ずんだ…………」

 

   「きっしぇええええええッ!(ドン引き)」

 

ゆ き「まぁ、私もドスケベな女ヒロインは」

 

   「ありかなしかで言われればありの方だけれども」

 

   「それでもばにらをそんな目で見たことはなかったわ……」

 

 

ばにら「ずんさん、酷いよ……!」

 

   「ばに~ら信じてたのに……!」

 

ずんだ「違う! 違うんだ、ばにらちゃん!」

 

   「本当に……パパがドスケベなのが悪いんだ!」

 

 

   「ドスケベはずんだのせいじゃないでなぁ~!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

ずんだのパパがドスケベなのが悪かった。

親のせいにして難を逃れようとしたずんだだったが、そんなんで周りが納得するはずもなく。あえなくばにらの信頼を失う(演技)のであった。

 

こういうギャグをしても許されるようになったのは二人の進歩ですね。

小説の体だったらおそらく死んでいた(鬱展開)。

 

次回! とはいえ、ドスケベ先輩の家にばにらを泊まらせるのは危険! というか、もっと先にやるべきことがいろいろある。ここからちょっと急展開、斜め上の方向に話は進んでいきます――気になる方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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