VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第577話 Bちゃんち2

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

 

【シチュエーション】

ばにら無事に会社に保護される。

ずんさんハウスではなく、事務所という名のBちゃんちへ……。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

い ま「それにしても大変だったねばにらちゃん」

 

   「私もBちゃんから聞いて飲んでたジュースこぼしちゃった」

 

ばにら「ご心配をおかけして申し訳ないバニ」

 

   「いま先輩には本当に、なにからなにまで心配してもらって」

 

い ま「いいのいいの気にしないで。無事だったんだからOKだよ」

 

   「ただまぁ……この話しは、あまりたるきちにはしないようにね?」

 

   「彼女、ばにらちゃんのことをすごく大切に思ってるから」

 

ばにら「ばに~らのことを?」

 

   「たるとちゃん、そんなにばにらに親近感を持っててくれたバニか」

 

   「ばにらもそう思ってもらえて嬉しいバニよ!(無邪気)」

 

 

い ま「そうだね、だから私が紫の芋の人って話も」

 

   「たるきちには内緒にしようね(暗黒微笑)」

 

 

ばにら「はい! バニ!」

 

Bちゃ「とりあえず、警察の方への説明は私と社長の方からしておきました」

 

   「ばにらさんは暴漢の特徴だとか当時の状況だとか」

 

   「そういうことをお話いただければ大丈夫ですよ」

 

ばにら「ごめんねBちゃん」

 

   「本当はばにらがしっかり自分でやらなきゃいけないのに」

 

Bちゃ「まぁ、ばにらさんにそういう人間的な常識は」

 

   「私も求めてませんから」

 

ばにら「それはちょっと発言としてどうバニなんですか?」

 

Bちゃ「まあ、冗談はともかくとして」

 

   「タレントさんはご多忙ですから、それをサポートするのが」

 

   「私たち会社員の仕事になります」

 

   「困ったことがあったら、遠慮なく頼ってください」

 

   「これが私の仕事ですから」

 

 

ばにら「Bちゃん……!」

 

い ま「とか言って澄ましてるけどね?」

 

   「ばにらちゃんの話を聞いてから、事務所で大騒ぎしてたのよ?」

 

   「Bちゃんもなんだかんだでかわいいところあるよねw」

 

 

Bちゃ「いまッ!!!!(赤面)」

 

 

ばにら「ごめん、Bちゃん。そんなに心配してもらってたなんて」

 

   「ばに~らは、本当に果報者バニですよ……」

 

Bちゃ「まあ、はい。ばにらさんは、私たちの会社の希望ですから」

 

   「もちろん、他のタレントのみなさんもですし」

 

   「これからデビューされる四期生の方々もですけど」

 

 

ばにら「あ、そうだ! 四期生で思い出したバニ!」

 

   「かりんちゃん! 回線切断したの忘れてた!」

 

 

い ま「あ~、あれはよくなかったねぇ!」

 

Bちゃ「勝手に先行デビューさせちゃったんですから」

 

   「そこはちゃんとうまくフォローしてあげてくださいよ」

 

   「頼みますよばにらさん、こっちも信頼して預けたんですから」

 

 

ばにら「いやいやいやいや! あんな陰キャの相手無理バニですよ!」

 

   「陰キャと陰キャを掛け合わせれば陽キャになったりしませんから!」

 

   「シナジーも発生しませんから!」

 

 

   「なんでばに~らに、あんな難易度高いのを任せるバニか!」

 

   「もっとごりらちゃんみたいな、素直な娘がよかったバニよ!」

 

 

い ま「ばにらちゃん(圧)」

 

   「私が言うのもなんだけれど」

 

   「自分に憧れてやってきた後輩を、そんな風に突き放すのは」

 

   「絶対によくないと思うよ?」

 

ばにら「……い、いま先輩」

 

い ま「ずんだちゃんにばにらちゃんも」

 

   「いろんなことを教えてもらったでしょ?」

 

   「今度は、ばにらちゃんがずんだちゃんにしてもらったことを」

 

   「かりんちゃんにしてあげる番なんだよ」

 

 

   「そうやって、先輩・後輩っていうのは回っていくものなんだから」

 

 

ばにら「それはばに~らも、部活とかやってましたし」

 

   「社会人経験もあるから、分かってはいるんですけど」

 

 

   「けど、初手からあんなに怯えられてたんじゃ」

 

   「こっちがどれだけ手を差し伸べても、逃げられちゃうんじゃ」

 

   「もうどうしようもないって、思っちまうバニなんです」

 

 

い ま「……わかった」

 

   「それなら私もかりんちゃんの教育に」

 

   「ひと肌脱いであげるよ」

 

 

ばにら「いま先輩⁉」

 

Bちゃ「いま⁉」

 

 

い ま「後輩を育てるってことがどういうことか」

 

   「VTuberのやりかたを、ばにらちゃんに教えてあげる」

 

 

   「それなら、ばにらちゃんもかりんちゃんに向き合えるね?」

 

 

ばにら「…………はい! 頑張ってみるバニ!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

DStars発足の立て役者にして、誰よりも多くの後輩を持っているVTuberのトキワいま。それだけに、後輩への思いは強いものがある……!

かりんちゃんの陰キャムーブに、もう無理とあきらめかけていたばにら。

そんな彼女に手を差し伸べたのは、誰よりも頼りになる先輩なのだった。

 

まぁ、オチは言うまでもないですね!(爆破!!!!)

 

次回。いろいろな書類仕事を終わらせて、事務所ことBちゃんちに到着。そこでばにらを待っていたのは、常軌を逸した社畜OLの晩飯事情であった。Bちゃんが普段、どんな食生活をしているのか――気になる方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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