VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第579話 Bちゃんち4

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

 

社長     DStarsの社長 ときどき無茶ぶりするが敏腕

麦畑一二三  だいさんじ所属VTuber おかまのエルフ

Mr.天狗  川崎ばにらの母の友人 天狗の能面を被っている

 

【シチュエーション】

事務所に避難してきたら、オカマ’sBAR(ノンアル)になっていた。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

一二三「あらためまして、聖十字護竜騎士団第三席」

 

   「台所の守人にしてクッキングお兄さんの」

 

 

   「第一第二第三王女、リーゼロッテ・クランベリーである!」

 

 

ばにら「どう見ても違うじゃろがい!」

 

   「リーゼさん、もっとおしとやかな人じゃろがい!」

 

   「なに勝手に僭称してるねん! 先輩でも怒られるぞ!」

 

一二三「やだぁ、場を和ませるだけの軽いジョークじゃない」

 

   「こんなのいちいち拾ってつっかかってたら、話しが進まないわ」

 

   「ばにらちゃんてば、意外とオフでは真面目なのねぇ~」

 

 

   「さぁ、なに飲む~?」

 

   「お湯ならたっぷりあるわよ~?」

 

 

ばにら「ほんで! なんでしれっと飲み屋をはじめてんねや!」

 

   「完全にスナックのママさんの語り口やないか!」

 

一二三「お仕事つらかったんでしょ?」

 

   「今日は私のお店でゆっくりしていきなさいよ」

 

   「二人っきりで話したいなら、上に行きましょう」

 

   「布団は敷いておいたから……♥♥♥」

 

 

ばにら「事務所やねん!!!!」

 

   「上、会議室やねん!!!!」

 

 

Bちゃ「一二三さんのノリに完全に翻弄されてますねw」

 

   「いやー、これだから喋れるオカマは怖い怖いw」

 

   「ウチもオカマVTuber雇ったらどうですかねw」

 

社 長「やだぁん、ここにうってつけのオカマの原石がいるじゃな~い」

 

   「Bちゃんってば、イケずなこと言わないでよ~♪」

 

ばにら「社長! あの配信はネタだと思ってたのに!」

 

   「もうDStarsの所属VTuberやめます!」

 

   「今日からだいさんじのライバーになります!」

 

一二三「あらぁ? かわいがり甲斐のある後輩ができたみたいね?」

 

   「たのしみだわぁ~♪ だいさんじ魂を叩きこんであげちゃう♪」

 

ばにら「しまった、だいさんじにはオカマのエルフがいるんだった!」

 

   「もうこんなの、どうしろっていうバニか!」

 

   「VTuber界隈に安全地帯はないのけぇ!」

 

天 狗「まぁまぁ、リリスもゲンガン」

 

   「ばにらちゃんをからかうのはほどほどにして」

 

二 人「はぁい」

 

天 狗「それにしても、怖い目に遭ったねばにらちゃん」

 

   「大丈夫だったかい? 怪我なんかはしてないね?」

 

ばにら「あ、はい。大丈夫だったバニです」

 

天 狗「やはり若い娘の東京暮らしは危険だな」

 

   「身バレしてしまったこともあるが」

 

   「すぐにあのアパートは引っ越そう」

 

   「大丈夫だ。引っ越し先には天狗にアテがある」

 

ばにら「バニ! ありがたい申し出ですけど」

 

   「やっぱりばに~らには、ばに~らハウスがあってたみたいバニよ」

 

   「またすぐに、ばに~らハウスに戻る準備を……」

 

 

全 員「だから! ばに~らハウスはやめろって言ってるだろ!」

 

   「むしろあのアパートで事件が起きなかったのが奇跡なの!」

 

 

ばにら「……ひぇ」

 

Bちゃ「まったく! ちっとも危機能力が育ってないんだから!」

 

   「今回の一件で、少しは自分の無防備さにきがついてくれると」

 

   「期待した私がバカでしたよ!」

 

い ま「ばにらちゃん」

 

   「ばに~らハウスは、年頃の女の子が住む家じゃないよ」

 

   「ましてばにらちゃんみたいな大人しそうな女の子が住んでたら」

 

   「悪い人になにされるかわかったもんじゃないよ」

 

天 狗「ここにみんなが集まったのは偶然ではない」

 

   「それだけ、みんなばにらちゃんを心配しているということを」

 

   「もっとよく理解しなくちゃいけない……ゾ!」

 

社 長「そうよ、ばにらちゃん」

 

   「貴方は私の会社の太陽」

 

   「ううん、この世界を照らしてくれる、お日さまなんだから」

 

   「そんな風に『自分なんて』とか言っちゃダメ」

 

 

ばにら「天狗! いまちゃん! 社長!」

 

 

Bちゃ「おうおうおうおう、湿っぽい話で締めようとしやがってよう」

 

   「誰が一番割り食ってると思ってるんだよ」

 

   「ばにらさんの引越の事務手続きを進めたのも私なら」

 

   「今回の騒動で奔走したのも私だってーの」

 

 

   「事務員ももうちょっと労ってくれてもいいんじゃないですかねー!」

 

   「カーッ! エナドリとアルコールが肝臓に染みるわー!」

 

 

一二三「もう、Bちゃんったら」

 

   「そんな危なっかしい飲み方をしてたら」

 

   「健康診断に引っかかるわよ♪」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

酒、飲まずにはやってられない事務員!

ばにらにさんざん振り回されたBちゃんとしては、そりゃたまったものではないですわな。とはいえ、心配しているからこそ奔走もした訳で。

 

まったく、天性のアイドル(VTuber)ってのも困りものでございます。

先にいまちゃんで慣れていた、Bちゃんだからこそ耐えられた……!

 

おかまたちに慰められるばにらちゃん。さてさて、これからどうするのか。やっぱりずんさんと同棲ルートか。それとも、天狗の勧めで新しいアパートか。お話的には前者の方が面白そうですが――気になる方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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