VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第581話 Bちゃんち7

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

 

社長     DStarsの社長 ときどき無茶ぶりするが敏腕

麦畑一二三  だいさんじ所属VTuber おかまのエルフ

Mr.天狗  川崎ばにらの母の友人 天狗の能面を被っている

 

【シチュエーション】

Bちゃん荒む(そりゃしかたない)。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

天 狗「ばにらちゃん!」

 

   「たしかに天狗は人間としては落伍者だ!」

 

   「こんなお面をつけなくては、君のような女の子を前に」

 

   「本音の話しもすることができないダメなおっさんだ」

 

ばにら「…………そんな急にあらたまらなくても」

 

   「天狗さんがばに~らのことを心配してくれてるのは」

 

   「これでもちゃんと分かってるつもりバニよ」

 

 

   「ただ、どう反応すればいいか、わかんないだけで(てれてれ)」

 

 

天 狗「ばにらちゃんのデレ! いただきました~~~~ッ!!!!」

 

社 長「なっ、あのばにらさんがデレるだと⁉」

 

一二三「ばにら~? お前って、本当にかわいいなぁ~?(ピキピキ)」

 

 

ばにら「オカマたちの反応がウザいバニなんですけど!!!!」

 

 

天 狗「すまないばにらちゃん」

 

   「ただ、天狗としては、ばにらちゃんのことを」

 

   「実の娘のように思っている部分があってね」

 

ばにら「それはなんでバニ? 小さい頃にあったことがあるって」

 

   「お母さんは言ってたバニだけれども?」

 

   「まさか……本当のお父さんとかいうオチはやめてバニよ?」

 

 

天 狗「いや、ばにらちゃんのお父さんは」

 

   「聖十字護竜騎士団と敵対していた盗賊ギルド」

 

   「漆黒旅団の団長だから……!」

 

 

ばにら「お父さんまで、そんなキツいことやってたバニか⁉」

 

   「夫婦揃ってゲームして仲睦まじい感じバニだけど」

 

   「こんなひどい名前のギルド団長なんて勘弁してくれバニ!」

 

社 長「まあまあ、ばにらちゃん」

 

   「二人の結婚は当時はセンセーショナルだったのよ」

 

一二三「ヤ○ーニュースにはならなかったけれど」

 

   「エキサイ○ニュースくらいにはなったのよ」

 

 

   「あの! 聖十字護竜騎士団の副団長と!」

 

   「あの! 漆黒旅団の団長に熱愛発覚!」

 

 

   「ってね!」

 

 

ばにら「身内の過去をそんな風にバラされるの、キツいバニなんですけど!」

 

 

天 狗「そういうことだから」

 

   「天狗がばにらちゃんのパパということはないから」

 

   「そこは安心して欲しい」

 

ばにら「まあ、はい、分かりましたバニよ」

 

天 狗「当時……いろんな事情が重なって」

 

   「天狗は娘と会うことができなかったんだ」

 

   「会えば彼女を傷つけてしまう」

 

   「そう勝手に思い込んでね……」

 

ばにら「天狗……!」

 

天 狗「そんな時だった」

 

   「九州巡業でたまたま鹿児島を訪れた天狗は」

 

   「ばにらマミーと久しぶりにオフで会うことになった」

 

 

   「もちろん、ばにらパピーもついてきていたからね!」

 

   「心配しなくていいからね!(あせあせ)」

 

 

ばにら「誰も心配してないバニよ!」

 

   「あと、人の親をマミーとかパピーとかやめてバニ!」

 

   「ほんともうキッツいバニ!(げんなり)」

 

 

天 狗「そこで天狗は、ばにらちゃんと引き合わされてね」

 

   「あれはばにらちゃんが、まだ三歳くらいの頃だっただろうか」

 

ばにら(…………?)

 

   (そういえば、それくらいの時に)

 

   (お父さんとお母さんに、どこかに連れていかれたような?)

 

 

   (けど、こんな天狗と会ったら、覚えてると思うんだけどなぁ?)

 

 

天 狗「ばにらちゃんのお母さんの勧めでね」

 

   「天狗はばにらちゃんと遊ばせてもらったんだよ」

 

   「幼い頃のばにらちゃんはそれはもうやんちゃで」

 

   「天狗のことなどお構いなしだった」

 

 

   「それで気がついたんだ」

 

   「子供は親のことなんてなにも気にしていないって」

 

   「むしろ一緒にいてあげるだけでいい」

 

   「子供が笑顔でいられることが一番なんだって」

 

 

社 長「それから、団長は娘さんを引き取ることを決意したのよね」

 

一二三「聞くも涙、語るも涙、歩く姿はレオリ○スね」

 

   「感動した! 目から麦汁が止まらないわ!」

 

ばにら「まあ、なんか天狗さんのお役に立てたのは」

 

   「ばに~らとしては嬉しい気もしますけど……」

 

 

   「いま、その娘さんとは、普通に仲が悪いバニなんですよね?」

 

   「引き取らなかった方がよかったのでは?」

 

 

天 狗「んぐぅううううううッ!!!!(致命傷)」

 

 

社 長「団長ぉおおおおおッ!!!!」

 

一二三「なに死んでるんだよ、団長ぉおおおおおッ!!!!」

 

   「お前、川崎ばにら! それがVTuberのやることか!」

 

   「てめえは人間じゃねえッ!!!!」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

どこまでも天狗をこっぴどく追い詰める川崎ばにら。

そして、ネットミームでツッコミ返す麦畑。

二人ともコラボしたら人気出そうですね。

 

それはそうと天狗よ哀れ。

 

アドバイスというか、過去語りというか。娘さんを思う、親御さんの気持ちを伝えられたばにらさん。実際、子供との関係性って難しいですよね。○ヴァでも大変でしたし。天狗の想いが天に通じて、彼らの家族が幸せになれればいいのですが――というところで、そろそろぐだぐだトークはおしまい。本筋の方に向かっていこうと思いますので、待ってるぜかりんちゃんという方々は、ぜひぜひコメントよろしくお願いいたします。m(__)m

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