VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第589話 かりんちゃんは今日も部屋の中 その4

【登場人物】

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

 

【シチュエーション】

かりんちゃん、罠と知りつつもばにらのマイクラコラボを受ける。

しかしその罠は知っていても回避できない強烈な罠だった……!

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

かりん「それじゃあ、デビュー後の最初のコラボは」

 

   「マイクラということで」

 

ばにら「分かったバニ!」

 

   「かりんちゃんをおもてなしする、準備をしておくバニよ」

 

かりん(ぜったいなにか仕込んでますやん、こんなん……!)

 

ばにら「ていうか、デビューまであと何日くらいバニ?」

 

かりん「え? そのスケジュール、Bちゃんから聞いてないの?」

 

   「教育係なんだよね? そういうのも含めて教えてもらってるんじゃ?」

 

ばにら「いやあ、ばに~ら配信に忙しくってですね」

 

   「自分のスケジュールを把握するのもいっぱいいっぱいで」

 

   「よく、Bちゃんやマネージャーから怒られるバニよ」

 

かりん「ダメダメじゃん! 社会人としても先輩としても!」

 

ばにら「それでもやってけるから、VTuberやっとるんや!」

 

   「むしろばに~らからVTuberとったら!」

 

   「なにも残らへんのや! 仕方ないやろ!」

 

かりん「そんなことでキレてどうするの⁉」

 

   「少しも誇らしくないし、擁護もできないんだけれど⁉」

 

ばにら「とにかくほら! はよスケジュール教えてバニ!」

 

かりん「…………えっと」

 

   「今日の夜に公式にお披露目発表があって」

 

   「運営チャンネルでメンバーのプロフィール紹介と」

 

   「初配信の日程が発表されます」

 

ばにら「あ、一斉にデビューとかではないバニなのね?」

 

かりん「みたいだね。誕生日配信がリレーできるように」

 

   「一日一人ずつデビューさせるんだって」

 

 

   「かりんは二人目。ごりらの次」

 

   「だから三日後だね……」

 

 

ばにら「え、トップバッターがごりらちゃんなの⁉」

 

   「それちょっと大事故になったりしないバニか⁉」

 

かりん「今してるのかりんのお話しじゃん!」

 

   「ごりらのことはいいでしょ!!!!」

 

 

   「というか、どこで出てきても大事故だよ!!!!」

 

 

ばにら「それもそうバニね」

 

   「だったら『初手ごりら』で攻めるべきバニね」

 

   「みんなメンバー紹介で『ごりらってなんだ?』ってなってるバニだし」

 

かりん「絶対なるよね」

 

   「なんでそんなネタネームをつけられたんだろう」

 

   「普通にいい娘なのに……」

 

 

―――――――

補足 東山ごりらの名前の由来

―――――――

 

握力!

 

ごりらが自分の握力をゴリラ並と評したところ「じゃあ、芸名もごりらにしましょうか?」と、スタッフが悪ノリした。ごりらも「いいですね! しましょう!」と、それに迎合してしまった。かくして誰しもが「こんなん、VTuberとしてどう考えてもあかんやろ」みたいな空気の中で、ごりら系VTuberが誕生した。

 

みんなも軽率にこの手の話しに頷いてしまうと後悔するぞ! たった一度の人生なのだから、悔いのない選択をしような! ラノベ作家としてデビューしたのに、また一般人に戻ってしまった、躓きっぱなしのkattern先生との約束だ!(吐血)

 

―――――――

 

 

かりん「ちなみに、そのあとの順番は」

 

   「かりん、ラム、レーヌ、らむね」

 

   「ってことになってるよ」

 

 

ばにら「大トリにMAKIさんを持ってくるとは」

 

   「運営も分かっているバニね」

 

 

かりん「…………MAKI? 誰?」

 

ばにら「うそバニでしょ⁉」

 

   「人気女性配信者のMAKIさんバニよ⁉」

 

   「もしかしてかりんちゃん、知らないバニか⁉」

 

かりん「…………ごめん、分かんないや」

 

   「ゲーム実況とかしてる人???」

 

ばにら(これは本気で知らない人の反応!!!!)

 

   (同期が人気配信者だって知らないってマジバニか!!!!)

 

かりん「あ、出た出た!」

 

   「うわっ! すごっ! 登録者数えっぐ!」

 

   「VTuberとかわらないですやん!」

 

 

   「あ、龍が○くとかの実況配信してるんだ」

 

   「かりんとはジャンルが違うから、分からなかったんだなぁ」

 

 

   「で、この人がどうかしたのばにらちゃん?」

 

 

ばにら「…………とりあえず、直近の配信を聞いてみるバニよ」

 

かりん「直近の配信?」

 

   「この『ご報告』って奴でいいの?」

 

   「なになに、もしかして引退とかしちゃうの?」

 

   「これだけリスナーいるのに引退とか、もったいないですやん……」

 

 

らむね「みなさ~~~~ん!」

 

   「おはよ~~~~ごじゃいマ~~~~ス!」

 

 

かりん「!!!!????」

 

ばにら「気づいたバニか?」

 

かりん「ちょっとどういうこと、ばにらちゃん⁉」

 

   「この人の声! めっちゃらむち(らむねの愛称)と同じなんだけど?」

 

ばにら「気づいてないバニね……」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

後輩のスケジュールを把握していないダメ先輩のばにらさん。

そして同期の素性を知らない、脳天気なかりんちゃん。

やっぱりお互いお似合いなのでは???

 

陰キャって、なんかそういうところあるよね。(他人に無関心)

 

なんにしてもマイクラ配信を約束してしまったかりんちゃん。おまけに同期の素性まで暴露されてしまって、はたして彼女は正気を保てるのか。自分も結構すごい配信者なのに、小物ムーブが止まらないのはやっぱりどこかの先輩とよく似ている。そんなかりんちゃんがどうなるか気になる方は――ぜひぜひ評価・応援・コメントよろしくお願いいたします。m(__)m

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