VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第612話 かりんちゃん初配信、その前に その5

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?

東屋勘史郎  二代目歌舞伎役者 わからせがいのあるガキ

風間大五郎  四阿一門の筆頭高弟 どう見ても美少女だが?

 

【シチュエーション】

ばにら、高級料亭で四阿屋一門に身柄を抑えられる。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

大五郎「ただいま師匠は野暮用で席を外しています」

 

   「勘史郎さまは師匠に変わって」

 

   「川崎さまをご歓待するように申しつけられていらっしゃいます」

 

 

ばにら「えぇ……? この小っちゃい子が……?」

 

   「そんなことできるんですか……?(無自覚煽り)」

 

 

勘史郎「だから! 子供扱いすんな!」

 

   「ちゃんと成人してるから!」

 

 

   「まったく、これだからポッと出の素人芸人は困るんですよ」

 

   「ネットなんかでちやほやされて」

 

   「それで有名人にでもなったつもりなんですかね?」

 

   「芸事というのは人気商売だけじゃ成り立たないんですよ!」

 

 

高 峯「それは……全部六代遍史郎にぶっ刺さりません?」

 

 

勘史郎「…………!」

 

   「待って待って! 今のなし! なしだから!」

 

   「いや~! やっぱり客に喜んでもらってこその、エンタメだよね!」

 

ばにら(えらそうにしてた割りには、ふわふわとした子だなぁ)

 

勘史郎「まあ、とにかくさあ!」

 

   「偉そうにするからには、ちゃんとして欲しいわけ!」

 

   「せめてAPE○とかで、プラチナ帯に行くくらいには」

 

   「ゲームうまくないと芸人とは言えないよね」

 

   「ププププw(雑煽り)」

 

ばにら「おや? 勘ちゃん、もしかしてゲーム好きなの?」

 

勘史郎「誰が勘ちゃんだ! 勝手に変な名前をつけるな!」

 

高 峯「そうですよ、ばにらさん」

 

   「勘史郎は芸名です」

 

   「本名は山田鷹穂《やまだたかほ》って、言うんですから」

 

   「そこは親しみをこめてYMDで呼んであげてくださいよ」

 

ばにら「わったバニ」

 

 

   「おいYMD! 生意気だぞYMD! 座布団もってこい!」

 

 

勘史郎「YMDやめろ! もぉ~ッ、かるたぁ~!」

 

   「あいつら酷いんだよぉ~! なんか煽ってくる~!」

 

大五郎「そうやって、すぐに泣いちゃうから舐められるんです」

 

   「鷹穂さんも、正式に次期頭領の襲名が決まったんですから」

 

   「もう少し威厳というものを持ってもらわないと困ります」

 

勘史郎「だってぇ! だってぇ!」

 

ばにら「ていうか、歌舞伎役者さんもAPEXとかやるんですね?」

 

   「なんかちょっと、そこは意外でびっくりしましたよ」

 

勘史郎「父上の計らいだ!」

 

   「これからの芸人はアンテナを広く張らなくちゃいけない」

 

   「そう言って、余たち一門の子供たちにゲームを解禁してくれたんだ」

 

   「さらにゲーム機まで買ってくれたんだぞ!」

 

 

   「ドリ○ャスだっけれど(遠い目)」

 

 

ばにら「こんな所にもセガ信者が……!」

 

高 峯「四阿さんのセガびいきは有名ですからねw」

 

   「稽古場にセガの業務用ゲーム機を置いているほどです」

 

   「最も得意とするのはクレーンゲームで」

 

   「どんな設定でも取っちゃうらしいですよ」

 

ばにら「なんかほんと、意外すぎて言葉が出なくなりますよ」

 

勘史郎「……ち、ちなみにさぁ(もじもじ)」

 

   「今度、お前のところからデビューする」

 

   「種子島かりん……さまっていうの?」

 

   「あの娘はどうなんだよ?」

 

 

   「人気VTuberになれそうなの?」

 

   「たしか、アンタが面倒見てるんだよね?」

 

 

ばにら「なんでいきなりかりんちゃんの話が出てくるの?」

 

   「え? もしかして勘ちゃんって、かりんちゃんのファン?」

 

 

勘史郎「ハァッ? ファンじゃないんですけど⁉」

 

   「余ごときが、かりんさまのファンを名乗ったら」

 

   「他の先輩リスナーに申し訳ないんですけれど!」

 

 

   「女の子なのにFPSつよつよで(早口)」

 

   「連携の声かけとかマジかっこよくて(早口)」

 

   「だけどトークになると乙女になって喋れなくなるのに(早口)」

 

   「あるあるってわかりみ侍になるけれど(早口)」

 

 

   「ぜんぜんファンとかそういうんじゃないから!(///)」

 

 

ばにら「あぁ、やっぱりファンなんだなこれ」

 

高 峯「ファンですね、これは」

 

大五郎「ゲームは一日一時間」

 

   『けど、人のプレイはどれだけ見たっていいもんね!』

 

   「とかいって、ずっと見ているんですよ?」

 

   「ちゃんと歌舞伎のお稽古していただかないと……!」

 

勘史郎「うるさ~~~~い!」

 

   「いいだろ! 好きなものは好きなんだからさぁ!」

 

 

???「おや、なんだか楽しそうだね、鷹穂さん」

 

 

ばにら(なに、この圧倒的なプレッシャーは⁉)

 

 

【とてもダンディな和装のおじさま】

 

 

ばにら(本物! 本物の東屋勘史郎さんだ!)

 

   (実物はこんなにも圧が強いだなんて!)

 

   (これは美月さん以上かもしれない……!)

 

高 峯(ばにらさん、気をつけてください)

 

   (四阿さんは先にも言った通り、声の技で長じた芸達者)

 

   (のんびり聞いていると、すぐに魂を引っこ抜かれますよ……!)

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

タイチョム「む、むむむ? これは上質なショタの匂いがするぞ?」

 

      「生意気ショタとあまあまお姉さんの」

 

      「年の差ラブコメの気配がするぞ?」

 

え る ふ 「そんなわけないだろ!!!!(ドン☆)」

 

 

そんなわけありません。w

 

かりんちゃんの限界オタクだった二代目勘史郎。

こいつ、絶対に口だけだぞ……!

今後、念願叶ってかりんちゃんと共演したりとか、あるんですかね?

共演できるといいね、うんうんそうだね、海岸でかりんちゃんの名前を叫ぼうね。

 

次回、ついに姿を現した四阿遍史郎。物腰穏やかなダンディという感じの彼だが、ばにらをしても圧倒するオーラはいったいなんなのか? これが歌舞伎の伝統がなせる圧という奴なのか! 二人のトークが気になる方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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