VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第620話 通りすがりの配信者 その1

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?

 

【シチュエーション】

命からがら四阿遍史郎の料亭から逃げ出したばにらたち。

天狗、お前の死は無駄にはしない……!

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

高 峯「ふぅ、鍋島四姉妹がアホの娘で助かった」

 

   「あれで四阿一門の頭脳を自称しているんだから」

 

   「世も末ってもんですよね……!」

 

ばにら「頭脳の使い方が間違ってますよ……!」

 

 

   「しかし、天狗は大丈夫かな?」

 

   「流れに任せておいてきちゃったけれど……?」

 

高 峯「な~に! 大丈夫ですって!」

 

   「あの天狗はふてぶてしいですから!」

 

   「けろっとした顔で、またばにらさんの前に現れますよ!」

 

ばにら「だといいんですけど……」

 

   「あれ? なんか後ろから、バイクが追いかけてきてません?」

 

 

【スポーツバイクに跨がったフルフェイスの女】

 

 

高 峯「…………本当だ。いつから尾行されていたんだろう?」

 

ばにら「ずんさんの愛車ではない」

 

   「だったら、あれはいったい」

 

高 峯「ばにらさん、ちょっとおとなしくしていてください!」

 

   「ニトロ使って全力で巻きますんで!」

 

 

【高峯、フロントパネルの赤ボタンを押す】

 

 

ばにら「きゃあっ⁉ ちょっ、高峯さん⁉」

 

高 峯「この高峯愛を尾行しようだなんて」

 

   「いい度胸しているじゃないですか!」

 

   「探偵は尾行はしてもされるな!」

 

   「誰に喧嘩を売ったのか、後悔するがいい!」

 

 

【高峯、そのまま首都高にイン。神奈川方面へ向かう】

 

 

ばにら「あっ! 相手も首都高に入ってきましたよ!」

 

   「ぜんぜん諦める気配がないです!」

 

高 峯「しつこいな? いったいなにが狙いだ?」

 

   「ばにらさん? いや、もしかして……?」

 

 

   「なんにしても、俄然こっちもやる気になるというもの!」

 

   「どっちが速いか勝負だ、ラディカルグッドス……!」

 

 

ばにら「高峯さん! 隣! 隣!」

 

 

【完全に横付けしたスポーツバイク】

 

 

高 峯「バカな! 私がスロウリィ! 私が遅い!」

 

???「んー、悪くないドライビングテクニックでした」

 

   「GTAなら警官撒けてたんじゃないデスかネェ~!」

 

ばにら「あれ、そのしゃべり方は……?」

 

???「そして、驚かしてソーリィ! ばにら先輩!」

 

   「けど、二人とも急に出発しちゃうんだもの!」

 

   「こっちも焦るのしょうがないデスよネェ~?」

 

 

【謎の女、フルフェイスを開ける】

 

 

ばにら「やっぱり! MAKIさんじゃないですか!」

 

らむね「NONO! 今は横須賀らむねデスよ!」

 

   「おはよ~う、ございます! ばにらパイセン!」

 

 

ばにら「いま、真夜中だよ⁉ なに言ってるの⁉」

 

 

らむね「あれ? おかしいデスねぇ~?」

 

   「日本ではモーニングでもイブニングでも」

 

   「仕事先の同僚には」

 

 

   「おはよ~う、ございます!」

 

 

   「って言うと聞いてマシたけど?」

 

ばにら「たしかに! そういう慣習のある業界もありますけど!」

 

らむね「なるほどVTuberは新しいワーキング」

 

   「そういうのはまだないってことデスねぇ!」

 

   「わっかりましたァ~! アイ、コピーデス!」

 

 

   「それより、遍史郎さん目当てのパパラッチが」

 

   「私の後ろからチェイスしてきてますよ」

 

 

ばにら「⁉」

 

高 峯「なんですって!」

 

らむね「私が案内しますので、ここからちょっと飛ばしましょう」

 

   「せっかくニトロ使ったところですしネ……?」

 

ばにら「MAKI……ううん、らむねちゃん?」

 

   「あなた、いったい?」

 

らむね「それはもうちょっと落ち着いてから」

 

   「それじゃ、ばにらパイセンをよろしくお願いしますね」

 

 

   「()()()()()()()?」

 

 

【らむね後方に下がる。蛇行運転で後続車を妨害】

 

 

ばにら「……すげえ、映画みたいなチェイスしてる」

 

   「なんでもできるんだな、らむねちゃんって」

 

 

   「それに引き換え……!」

 

 

高 峯「バカな……! 尾行されただけじゃなく」

 

   「尾行されていることにも気がつかなかった!」

 

   「この私が! 高峯愛が!」

 

 

   「そんなの間違っている! なにをやっているんだ、高峯愛!」

 

 

ばにら(あんまり言うと、追い込みそうだから)

 

   (ちょっと黙っててあげよう……!)

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

料亭から脱出したばにらと高峯。

そんな彼女たちを追跡していたのは、人気配信者のMAKIであった。

 

どうやら四阿関連のことについても把握しているようだが……?

はたして、横須賀らむねの目的やいかに?

 

そして、なぜパパラッチたちは四阿を尾行していたのか?

まだ五代目遍史郎の思惑が働いているというのか?

やはり芸能界の闇は深い……!

 

天狗を生け贄にして四阿のターンを強制終了! 夜の首都高を駆けてばにらたちが到着したのは、なんの因果か横須賀。海兵さんたちが休息する夜の街で、いったい彼女たちはなにを話すのか。そして、やけにややっこしい話に乱入してきた、横須賀らむねの思惑は? というか、そろそろ門限ヤバいんじゃないのか? Bちゃんに怒られるばにらの姿を幻視してしまった方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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