VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第627話 かりんちゃん初配信 その1

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

 

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?

四阿遍史郎  実力派俳優兼歌舞伎役者

 

【シチュエーション】

思いがけないずんだの過去と因縁を知ってしまったばにら。

そんな状態でかりんちゃんの初配信に臨むことになったのだが……!

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら(う~ん)

 

   (ずんさんのお父さんに、滅びの宝剣ラグナロック)

 

   (なんだかいろんなことが一度に起こりすぎて)

 

 

   (もうなにがなんだかって感じバニよ)

 

 

かりん「ばにらちゃん! 配信30分前だね!」

 

   「マジで一発目からマイクラとかでよかったの?」

 

   「こういうのって、お披露目配信で」

 

   「まずは配信の衣装を見せるとか、そういうんじゃないの?」

 

 

   「ねぇ、大丈夫? 本当に大丈夫? 大丈夫だよねぇ?(大混乱)」

 

 

ばにら(…………うん)

 

   (自分より混乱している人を見ると、流石に冷静になっちゃうバニな)

 

   (けど、やっぱり心はどっか上の空って感じバニよ)

 

 

   (どうして四阿さんはあんなことを……?)

 

 

Bちゃ「ばにらさん! しっかりしてください!」

 

   「昨日のうみさんとごりらさんの、お通夜配信を覚えているでしょ!」

 

   「あの二の舞だけは勘弁してくださいよ!」

 

ばにら「分かってる、分かってるバニよ、Bちゃん!」

 

   「大丈夫、ばに~らにまかせてもらえば問題ナッシング!」

 

   「かりんちゃんを一流VTuberにしてあげるバニだから!」

 

 

二 人「ばにらちゃん(さん)に、本当にそんなことできるの?」

 

 

ばにら「失礼バニなァ!」

 

   「これでも日本一、いや、世界一のVTuberバニよ!」

 

Bちゃ「まったく」

 

   「初手マイクラ配信とかいうトリッキーなことを言い出して」

 

   「よくそんな大口が叩けますよね?」

 

 

   「けどまぁ、それでばにらさんは実績出してるわけですし」

 

   「信じますよ? かりんちゃんをお願いしますね?」

 

 

かりん「お願いだよ、ばにらちゃん!」

 

   「かりん、こんな自分を変えたい!」

 

   「そのためにVTuberになったの!」

 

 

   「他力本願なのはよくないって分かってる!」

 

   「けど、なりたい私に近づくために!」

 

   「ばにらちゃんの力を貸して!」

 

 

ばにら「ま、まかせるバニよ……!(汗)」

 

 

Bちゃ「なんです? いったいその間は?」

 

 

ばにら(どうしよう、そんな純粋な目で見られると)

 

   (これからいま先輩と共謀して)

 

   (どっきり企画をしようとしているだなんて)

 

   (とても後ろめたい気分になってくる……!)

 

 

   (うーん、ファーストコンタクトが最悪だっただけで)

 

   (普通にいい子なんだよなぁ、かりんちゃん……)

 

 

   (いや、だからこそ印象に残るデビューをさせなくちゃ)

 

   (普通じゃダメなんや! みんなの印象に残らせやないかんのや!)

 

   (そのためならばに~らは鬼にもなる!)

 

 

Bちゃ「じゃあ、最後のチェックです」

 

   「今回の配信では、二人が偶然マイクラの中で出会って」

 

   「そこで、陰キャムーブをかましてまずは笑いを取る……」

 

かりん「ばにらちゃん、マジでこんなんで笑いが起こるの?」

 

   「正直、失笑される未来しか見えないんだけど?」

 

 

ばにら「失笑も笑いの一つバニよ! それにVTuberは親近感が大事!」

 

   「あんまり遠い人間だと思われちゃダメ!」

 

   「ちょっと隣にいるかもしれない……みたいなのが大事なんだバニ!」

 

   「わかるか、かりんちゃん! よく覚えておくバニよ!」

 

かりん「わ、分かった……! かりんがんばってみるね……!」

 

 

Bちゃ(うーん、ばにらさんもなんだかから回ってるし)

 

   (かりんちゃんもまたから回ってる感じがするし)

 

   (これ本当にうまくいくのかなぁ……?)

 

 

   (やっぱりばにらさんに、指導役なんて難しかったのかも)

 

 

ばにら(うーん、先輩として大見得をきってみせたけれども)

 

   (ちゃんとできるか不安バニよ)

 

   (頼りにしているバニよ、いま先輩! お願いするバニ!)

 

 

かりん(あばば、あばばばば、あばばばばば……!)

 

   (ばにらちゃんとコラボってだけで緊張するのに……!)

 

   (アタシ、ちゃんとできるのかなぁ……!)

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

さて、満を持してのかりんちゃんデビュー配信でございます。

一応、会社のスタジオを借りてやるようですが、Bちゃんのフォローがどこまで効くのか。そして、ばにらと共にかりんちゃんをハメる、悪い先輩はどう動くのか。

重たい話の次なので、これ以上重たくならないとよいのですが……。

 

いや、ドッキリ回という時点で、それはもう無理だろう。

 

はたして待っているのは修羅場か、それともハッピーエンドか。一周回っていい感じにおさまってくれるとよいのですが。いや、流石に爆破どっきり仕掛けられた先輩を許せるほど、まだ大天使ではないか? かりんちゃんのリアクションが気になる方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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