VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

667 / 813
【宣伝】
「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m

○GCN文庫さま 商品ページ
https://gcnovels.jp/book/1872

○メロンブックスさま 通常版(SS付き)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2905033

○ゲーマーズさま 限定版(アクリルプレート)
https://www.gamers.co.jp/pd/10794723/


第645話 じゃあ、敵(朝敵)だね? その1

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

 

渋谷いく   Dstars2期生 陰キャオタ女系VTuber

 

宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

【シチュエーション】

突如はじまるショートコント「フランダースのいく」。

テンパったVTuberの壮絶な地獄がここに始まる……!

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

い く「どう、ショートコント! フランダースのいくは!」

 

   「これは完璧きゃわわだったでしょ!」

 

   「見たかいまちゃん! これがDStarsレジスタンスよ!」

 

い ま「少しもレジスタンス要素なかったけれど……?(困惑)」

 

ばにら「なんていうか、忠犬って感じバニでしたよね?」

 

ずんだ「ぐぅうううッ! ギャンギャワンッ!」

 

   「ギャンギャンギャンッ! ぐるるッ、ぎゃわんッ!」

 

ばにら「ずんさんも、いいかげん元に戻ってもろて」

 

い く「くっ……不興ッ!!!!」

 

   「ずんだちゃんの不信感を買っただけだったか!!!!」

 

   「だがしかし、私は渋谷いく!」

 

 

   「退かぬ! 媚びぬ! 顧みぬ! しかし、引き籠もる!」

 

 

   「続いて! アライグマいくかる!」

 

 

全 員「まだやる気かよ!」

 

 

い く「きゅーん、きゅーん、くーん、きゅーん♥」

 

   「ご主人、お腹が空いたんだなぁ……♥」

 

   「ハチミツ食べたいなぁ……♥」

 

 

全 員「それ、ぜったいアライグマじゃないだろ!!!!」

 

ずんだ「やれやれ、お粗末なモノマネだこと」

 

   「その程度の芸でばにらちゃんにご主人様になってもらおうなんて」

 

   「お里が知れますことね……ねぇ、たるとさん?」

 

TARUTO: SOUDESUWANE、ZUNDASAN! IKUCHAN! ARAIGUMANOKIMOTINI、MOTTONARIKIRUSA! IKUCHANNOARAIGUMAHA、DONNAMONONANO!

 

い ま「なんで煽ってるのこの二人? 邪魔しに来たんだよね?」

 

 

い く「……くっ、これもダメか!」

 

   「やっぱり私に、ショートコントなんてハードルが高すぎた!」

 

ばにら「ほんと、なんでやったバニか?」

 

かりん「そんなことないよいくたん!」

 

   「いくたんは頑張ってたよ! かりん、尊敬するよ!」

 

   「陰キャのかりんには、絶対にマネできない……!」

 

 

【※ 後年、かりんちゃんはDStars内の企画コントで、『お父さんはね、社長をやめてVTuberになる。バ美肉社長さんになる』という台詞により一世を風靡するが、そのことをまだこの時誰もしらないのであった……!】

 

 

い ま「まあ、なんでもいいけどさ?」

 

   「この騒ぎの中心人物はいくちゃん」

 

   「それはもう間違いないんだよね……?」

 

 

ずんだ(空気が変わった!)

 

   (いまちゃん、ついに本気モードに入ったわね!)

 

   (これはもう逃げられないわよ、いく先輩……ッ!)

 

ばにら(いまちゃんの圧が高まっている!)

 

   (なんだかんだでDStarsの中でも)

 

   (怒ったら一番怖いのがいまちゃんバニ!)

 

   (いく先輩……ご愁傷さまバニ!)

 

い く「は……はひゃ……は、はひぃ……ッ!」

 

い ま「どうしてこんなことしたのカナ?」

 

   「もしかして、ばにらちゃんと絡むかりんちゃんに嫉妬した?」

 

   「けどね、これはお仕事だから……」

 

 

   「ばにらちゃんも、ただ上に言われてやってることだから?(圧)」

 

   「いくら仲良しだからって、邪魔しちゃダメだよ、いくたん?(圧)」

 

 

い く「ご、ごべんなさい、も、もも、もうしませんからぁ……!」

 

 

い ま「それと? なんで私のバーチャル本能寺を」

 

   「燃やそうとしちゃったのかなぁ?」

 

 

   「邪魔するだけなら、燃やす必要ないよねぇ?」

 

 

い く「だ、だって、それは、本能寺だし!」

 

   「やっぱり本能寺は燃えていた方が、しっくりくるし!」

 

   「ま、マイクラジョークって奴だよ、いまちゃん!」

 

い ま「ふぅん、そこに本能寺があったから燃やしたんだ」

 

   「まるで明智光秀みたいな言い訳だね……!」

 

 

   「じゃあ、敵だね(朝敵認定)?」

 

 

い く「ぴっ、ぴぁあああああああああああッッッ!!!!」

 

 

【iku☆tanがログアウトしました】

 

 

ずんだ「チッ! 逃げたか、あのびびりめ……ッ!」

 

ばにら「むしろアレされて、逃げない方がおかしいバニよ!」

 

   「いく先輩! よく頑張ったバニ! アンタの勇姿は忘れないバニ!」

 

TARUTO: GOSYUUSYOUSAMADAYO、IKUTAN……!

 

 

い ま「さあ、次は誰かな?」

 

   「私とばにらちゃん、かりんちゃんの初配信を邪魔する奴は……⁉」

 

 

全 員「あ、これ、全員怒られる奴だ……」

 

 

―――――――

コメント

―――――――

 

:いまちゃん! 落ち着いていまちゃん!

 

:いまちゃんがかつてなく荒ぶっておられる!

 

:普段怒らない人が怒ると、こういう時が怖いよな!

 

:いまちゃんの静かなる怒りが、ずんばにを襲う!

 

:ついでにたるきちも!

 

:みなさん! 忘れていませんか! ここはかりんちゃんのチャンネル!

 

:もうデビュー配信なんかじゃないんよ!

 

:どうやらこれから、いま様による裁きがはじまるようだな!

 

:裁くのはお前じゃねえ――いまだ!!!!

 

―――――――

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

いまちゃんの変なスイッチを押してしまったメンバー。

 

まあ、たしかにいくちゃんはやり過ぎでしたね。

配信の妨げにならないよう、注意しなくっちゃ。

そして、同じ怒りはずんさんとたるきちにも。

 

普段温厚な人ほど、怒らせるとヤバい。DStarsの人格者を、うっかりと怒らせてしまったずんさんたち。すべては、ばにらちゃんを思うが故の行動だが、それはいまちゃんも同じ。はたして、すれ違う彼女たちが行き着く先は――気になる方はぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。