VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第652話 かりんちゃん初配信、反省会会場 その1

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

 

【シチュエーション】

さっそくの反省会。かりんちゃんをどうすれば人気者にできたのか。

ばにら、かりん、そしてずんさん(会場主)で話し合いの巻き。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ばにら「ということで」

 

   「第一回、かりんちゃん初配信、反省会をはじめます」

 

 

   「いったいなにがダメだったんでしょうか……?」

 

 

かりん「かりんがいけなかったんだよ、ばにらちゃん」

 

   「先輩たちがこんなに一生懸命」

 

   「いろいろ考えてくれていたっていうのに」

 

   「それをだいなしにしちゃったから……!」

 

 

   「罠だと分かっていても、進まなくちゃいけない時がある!」

 

   「VTuberは撮れ高から逃げちゃいけないんだよね!」

 

 

ばにら「いや、逃げてくれた方がこっちとしては嬉しいバニなんですけれども」

 

   「なんだったら、そっちの方をリスナーは望んでいるんですけれども」

 

 

かりん「VTuberむずかしいよ。ぴえん」

 

 

ずんだ「客観的にかりんちゃんのチャンネル登録者数の伸びを見ると」

 

   「そんなに悪い配信じゃなかった思うわ」

 

   「もうすでに銀盾――10万人が見えてるんだもの」

 

   「新人VTuberの初配信としては高得点なんじゃないかしら」

 

ばにら「そうそう! かりんちゃんはなにも悪くない!」

 

   「ちゃんと頑張ってたから、そこは胸を張って!」

 

かりん「……ばにらちゃん! ずんだ先輩!」

 

 

ばにら「ダメだったのは、台本通りに話を回せなかったばにら」

 

ずんだ「そして、その台本を知らずにぶち壊してしまった」

 

   「空気の読めない私よ…………」

 

   「ほんと、ごめんね二人とも」

 

 

二 人「(どんより)」

 

 

かりん「そんな! なんで二人が落ち込んじゃうの!」

 

   「二人はかりんのことを思ってやってくれたんでしょ!」

 

   「だったら、かりんには感謝しかないよ!」

 

ばにら「かりんちゃん、ほんまにええこや」

 

ずんだ「えぇ、私のような汚れた心のVTuberには」

 

   「眩しすぎて正視することができないわ……」

 

 

   「絶対に吸血鬼じゃなくて天使ね、これ」

 

 

かりん「おおげさだって、二人とも!(///)」

 

   「もうっ、かりんのことそんな風にからかわないで!(///)」

 

   「はずかしいぢゃん……!(///)」

 

 

ばにら(ちくしょう、かわいいかよ)

 

ずんだ(ちくしょう、かわいいかよ)

 

 

りんご「やれやれ、まだまだだねかりんたや」

 

   「そんな風に自分のかわいいを安売りするだなんて」

 

   「その調子じゃあっという間に」

 

   「DStarsのかわいい枠に収まっちまうぜ」

 

 

ばにら「出たな、妖怪いつのまにかいるネッコ!!!!」

 

りんご「りんご? 今日は貴方のこと呼んでないんだけれど?」

 

   「話し合いの邪魔をするつもりなら帰ってくれる?」

 

 

りんご「つれないこと言うなよ、ばにらちゃん、ずんさん」

 

   「僕も()の配信に責任を感じてるのさ……」

 

 

ばにら「妹?」

 

ずんだ「妹って、いったいどういうことよ?」

 

   「え? たしか、アンタ、一人娘だって……!」

 

 

りんご「もちろん、かりんたやのことに決まっているさ」

 

   「なあ、かりんたや! さあ、りんごお姉ちゃんって言ってごらん!」

 

 

ばにら「え……そ、そんなッ⁉」

 

ずんだ「まさか、かりんちゃんがりんごの妹⁉」

 

 

 

かりん「え、知らない……なんの話?」

 

   「急に姉とかちょっと怖いんだけれど……?」

 

 

二 人「ちがうんじゃねーか!!!!」

 

 

りんご「なにを言っているんだかりんたや! 忘れたのかかりんたや!」

 

   「二人で一緒に、スーパーマリ○ブラザーズで遊んだだろう!」

 

   「僕がマリ○で、かりんたやがルイー○!」

 

 

   「あの頃の記憶を、思い出すんだかりんたや!」

 

 

 

かりん「いや、本当に誰?」

 

 

りんご「バカな! どういうことだ!」

 

   「たしかに僕は、かりんたやのお姉ちゃんなのに!」

 

   「じゃあ、この存在しない記憶はいったい……!」

 

二 人「な~んだ、いつもの発作かw」

 

かりん「いつもなのこれ⁉」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

いつもなんですこれ。(げっそり)

登場人物一覧にいなくても、唐突に現れては場を引っかき回すネッコ。

もうみなさんも、この展開にも慣れてきたころかもしれませんね。

 

隙を見せるとすぐに誰かのお姉ちゃんになろうとしてしまう。

困ったVTuber――津軽りんごさん。

これは愛想をつかされて当然では?

 

退け、僕はお姉ちゃんだぞ! かわいいVTuberを見ると、お姉ちゃんにならずにはいられない、とてつもない業を背負ってしまったネッコ――津軽りんご! さらに、ばにらちゃんにはそれ以上の重たい感情を抱いているわけで……こんな特級呪物を抱えて、はたしこの百合ストーリーは今後も大丈夫なのか! なあに、これくらい頭のネジが飛んだ百合の方が、ちょうどいいという百合猛者の読者がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

 

ちなみに、筆者はそろそろりんごさんのキャラを、元のシリアス路線に戻してあげないと、かわいそうかなとか思ってます!(ごめんよ、りんごさん。だって貴方、便利すぎるんだもの……ッ!)

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