VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第717話 トマト料理を食べに行こう その10

【登場人物】

鏡      だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber

御旗楯無   だいさんじ所属VTuber DKVTuber

大洗湊斗   だいさんじ所属VTuber 天然ホストVTuber

躑躅館咲   だいさんじ所属VTuber トマトが苦手

御城たてる  だいさんじのお疲れサラリーマン 良心の男性V

麦畑一二三  だいさんじ所属VTuber おかまのエルフ

桃山五両   だいさんじ所属VTuber おきつね遊び人

 

【シチュエーション】

鏡さん、渾身のトマトと卵の炒めラーメン。

マジでこれは美味しいのでは? なんにしてもキラリと光る料理でした。

しかし、残された二人にそんな洒落たことは期待できるはずもなく……!

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

桃 山「ということで、鏡社長の料理でございました!」

 

   「さてそれでは、次はどちらからまいりますか……!」

 

大 洗「トマト料理を食べるんだな! 分かった俺も同行する!」

 

御 旗「なんで花京○なんだよw」

 

大 洗「躑躅館が悶絶するのに花京○の魂もかけよう!」

 

   「俺、特製――カプレーゼをめしあがれよ!」

 

御 楯「混線してる! 料理漫画が混線してるって!」

 

一二三「湊斗っちも、ちょっと気を抜くとやりたい放題よね」

 

   「けど、そうでなくっちゃVTuberは面白くないわ」

 

   「誰かみたいに小さくまとまっちゃうのが一番よくない」

 

   「常にチャレンジをしていかないと!」

 

桃 山「さあ、ここで湊斗っちの、カプレーゼが登場だ!」

 

   「トマト、チーズ、トマト! 綺麗に並んだ皿の上!」

 

   「縁には特製のバジルソースが垂らされて……」

 

 

   「視覚だけでもとっても美味しそうな一品でございます!」

 

 

躑躅館「美味しそう? 悪夢の間違いでは?」

 

 鏡 「こらっ! 躑躅館さん! トマトに申し訳なくないんですか!」

 

   「農家の方が丹精込めて作られた、こんないいトマトを前に」

 

   「悪夢だなんて言うもんじゃありませんよ!」

 

御 旗「そうだそうだ! トマト農家さんに謝れ!」

 

 

躑躅館「いや、K介さんの畑でしょここ!!!!」

 

   「K介さんトマト農家じゃないでしょ!!!!」

 

 

桃 山「いい感じに躑躅館くんが喚いてくれているので」

 

   「ここでちょっと湊斗っちに、料理のポイントを聞いておきましょう」

 

   「ずばり、どの辺りに工夫をされましたか?」

 

大 洗「そうっすね。やっぱり、一口でいけるようにカットには気を使いました」

 

   「それとバジルソースっすけど、今になって素材の味を活かすには」

 

   「普通にオリーブとバジルにしておけばよかったかなと」

 

   「ちょっと後悔してます」

 

桃 山「普通にそれっぽいこと言いますね!」

 

   「さあ、それじゃさっそく、実食とまいりましょうか……!」

 

 

   「お願いします躑躅館さん!」

 

 

躑躅館「だから! なんで僕が真っ先に食べることになるの!」

 

   「お料理対決なの、いやがらせなの、どっちなの!」

 

全 員「どっちもだよ」

 

躑躅館「ひどい! だいさんじに良心はないのか……!」

 

 

   「って、あれ? なんかこれも思った以上に食べられる?」

 

   「トマトとモッツァレラチーズのハーモニーといいますか」

 

   「バジルソースがいい感じに、なまぐささを消してくれてるというか」

 

 

大 洗「あちゃー、やっちったかぁー!」

 

   「バジルソースの味がやっぱり勝ち過ぎちまったみたいだな!」

 

   「せっかく躑躅館を吐かせてやろうと思ったのに……!」

 

 

躑躅館「まさか、湊斗の兄貴……! 俺が食べやすいようにわざと!」

 

   「すみません! 俺が間違っていました!」

 

   「やっぱり兄貴は俺のことを……ッ!」

 

大 洗「いいってことよ、躑躅館」

 

 

   「ところで、そろそろお召し物を脱ぐことをオススメしまス!」

 

 

躑躅館「やっぱりただのジョジョネタじゃねえか!」

 

御 城「ん~! そうやって優柔不断なところが実によくな~い!」

 

   「バッドボーイですよ、躑躅館ボーイ!」

 

桃 山「ほんとチョロチョロっすね、躑躅館さんw」

 

   「もうちょっと人の心の裏とか読みましょうよw」

 

   「そんなん考えるタマじゃないでしょ、湊斗っちはw」

 

躑躅館「信じた僕がバカでしたよ」

 

   「さて、残るは……!」

 

 

御 楯「さあ、躑躅館くん、こっちにおいでなさいな」

 

   「君に特別な料理を食べさせてあげよう」

 

   「くっくっくっく……!」

 

 

躑躅館「どうやっても信頼できない、御旗さんだけなんだよな」

 

   「頼むからゲテモノだけはやめてくださいよ」

 

   「あと、食べられないものとか出さないでくださいね!」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

躑躅館くんが嫌がることならなんでもやる男――それが御旗楯無。

トマトを裏ごししていたのは、絶対にやさしさでもなんでもない。

さらなる苦しみを躑躅館くんに与えるために違い無い……!

 

それはそうと、御旗楯無くんですね。

いつの間にか御楯くんになってました。

いやはや、難しいですね日本語って。

 

ダメだ、商業出版やらなにやらで、本格的にいろいろ頭がやばくなってる!

 

本業はそんなに忙しくない! 執筆もそんなに忙しくない! なのに、なんでこんなに疲れてはてちまうんだぜ! 眠れない夜ばっかりをすごしているからさ! 不眠症との付き合いが長いkatternさんを憐れに思ってくれた方は――ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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