VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第748話 かりんちゃんとKONさん その5

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫

 

【シチュエーション】

打ち上げ終わって自宅に戻ったかりんちゃん。

なんとか陰キャでも大型コラボや打ち上げもこなせたが……。

 

本当の試練はここからだった。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

たると「それじゃあ、かりんちゃん」

 

   「今日は疲れただろうから、ゆっくり寝るさぁ~!」

 

   「間違ってもばにらちゃんみたいに」

 

   「毎日配信……とか、無茶しちゃダメさぁ~!」

 

 

   「ばにらちゃんは配信に愛された申し子」

 

   「そう、選ばれしVTuberなのだから(ゆんゆん)」

 

 

かりん「あ、ハイ、分かってます」

 

   「家まで送ってくださってありがとうございます」

 

   「紫の……いえ、たると先輩!」

 

たると「それじゃあ、はいさ~い! また今度さぁ~!」

 

かりん(…………)

 

   (たるとちゃんに家まで送ってもらっちゃった)

 

   (なんだかんだで、事務所の先輩たちってみんな面倒見いいよね)

 

 

   (ばにらちゃんもずんさんも)

 

 

   (かりん、ますますこんな事務所にいていいのかな?)

 

   (なにもできないひきこもりゲーマーなのに……(´・ω・`))

 

 

スマホ「Prrrrrr♪」

 

かりん「うえっ⁉ 着信⁉」

 

   「思ったそばからずんさんだ⁉」

 

   「も、もしもしッ⁉」

 

ばにら『あ、かりんちゃん! 収録おつかれさま!』

 

   『どうだった? 無事に収録できたバニか?』

 

   『共演した他箱の先輩さんに、失礼かまさなかったバニか?』

 

かりん「かまさへんわ! なにその信用のなさ!」

 

   「かりんこれでも一応成人してるんですけど~~~~!」

 

 

   「って、なんでばにらちゃん⁉ ずんさんのスマホだよね⁉」

 

 

ずんだ『ばにらちゃんのあるところにずんさんの影あり』

 

   『ていうか、アンタも私たちが今同居してるの知ってるでしょ』

 

   『別にどっちからかけてもかわらないから、私がかけたのよ』

 

かりん「ずんさん!」

 

ばにら『いや~、びっくりさせちゃったバニな?』

 

   『かりんちゃんのことが心配だったんだけど』

 

   『お仕事のこととか考えると、うかつにかけていいものか』

 

   『うんうん迷っているうちに、ずんさんの方がかけちゃったバニよ』

 

ずんだ『まったくこの娘は、先輩になったっていうのにうじうじと』

 

   『配信だったら迷わずに、こんな美味しい場面飛び込んでいくのに』

 

   『どうしてVと中身がこうも違うかなぁ』

 

かりん「それ、ずんさんが言っちゃいます~?」

 

三 人『『「ははははははwww」』』

 

かりん(やっぱり、事務所の先輩みんないい人だ)

 

   (かりんのこと心配しててくれたんだ)

 

   (なんかあったいかな、こういうの……!)

 

ばにら『かりんちゃんにとっては、他箱との初のコラボバニ』

 

   『きっといっぱい緊張したし、失敗もしたと思うバニ』

 

   『けど、そういう失敗が! いつか自分の糧になる!』

 

   『気にしなくて大丈夫バニよ! 誰もみんな、はじめは初心者バニ!』

 

ずんだ『そういうこと』

 

   『どういう配信になるか、後日の楽しみにしておくけれど』

 

   『今日はゆっくり休んで英気を養いなさい』

 

 

   『疲れたら休む。VTuber稼業は過酷だからね』

 

   『セルフマネジメントも立派なお仕事の内よ』

 

   『間違ってもムリなんかしちゃダメなんだからね』

 

 

かりん「うん! わかった!」

 

   「二人ともわざわざありがとう!」

 

 

   「…………じゃあ、さっそくもうかりん眠いから」

 

   「この辺りで失礼させていただいちゃうね?」

 

 

ばにら『うぉい! もうちょっとなんか話すことあるやろ!』

 

   『先輩が心配してかけて来たってのによぉッ!』

 

ずんだ『相変わらず、人の心が分からないモンスターっぷり』

 

   『この大物感……ッ! これからどんなVTuberに』

 

   『なっていくのか楽しみだわ……!』

 

 

かりん「それじゃおつかれ~~~~!」

 

   「ふぅ! 今日はいい夢見られそ~う!」

 

   「よっしゃ、お風呂入ってさっさとベッドに……」

 

 

スマホ「Prrrrr!」

 

 

かりん「ちょっ! まだ話足りないっての~!」

 

   「ばにらちゃんもずんさんも、かりんのこと好きすぎでしょ~!」

 

   「もう、しょうがないんだから~~~~♥」

 

 

   「もし~も~し! ちょっとなんなんですか~! しつこいですよ~!」

 

 

???「あ、もしもしKMT? ひさしぶり、元気してる?」

 

 

かりん「…………ぇ?」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

先輩と思って出てしまったのはまさかの他人。

うかれポンチでやらかしたならそれで構わないのですが……どうにもトラブルの予感がひしひしと。というか、かりんちゃん知り合いとか少ないはずですよね。

 

はたして、この電話の主は誰なのか。

KMTと呼ぶあたり、ゲーム関連の配信者っぽいですが。

 

そして、時系列が前後しております。

かりんちゃんたちの収録は2日前。

ばにらたちの視聴はその後です。

 

そこにかりんちゃんの姿がない――ということは、どういうことか?

 

次回、デビュー間もないかりんりゃんに、残酷なエンタメの牙が襲いかかる。もちろん、急に連絡を取ってくる奴が、まともな相手なはずもなく。そして、まだまだ周りに流されがちの彼女に、ものごとをいなす能力もないわけで。トラブル必至のこの状況、かりんちゃんのことが心配な方は――ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたします!m(__)m

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