VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第761話 滅びの宝剣ラグナロック その2

【登場人物】

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

KON    元VTuber四天王のおきつねおじたん……?

ゆの     ぽやぽやした喋り方をする女性

レオン    だいさんじの新人VTuber 声が大きくて元気

牧野     だいさんじ男性トップVTuber 元ゲーマー

カー公    かりんさん大好き 一般人女性ゲーマー

 

【シチュエーション】

KONたちが潜伏するMasterSの拠点。

そこはばに~らハウスのほど近くにあるボロアパートだった。

いい街だぜ阿佐ヶ谷。本当に、住むならあのくらいがちょうどいい。

 

※ 筆者はこの作品を書くにあたって、阿佐ヶ谷を旅行しています。w

 

それはそれとして、かりんを慕うカー公はいったい何者なのか?

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

かりん「あんた、カー公じゃない!」

 

   「なに、もしかしてアンタまでMasterSの仲間だったの!」

 

   「ていうか、アンタはただのゲームがうまいだけのガキよね!」

 

カー公「ガキって言うな! かりんさまでもそれは禁句!」

 

   「違うよ! MasterSなんて知らない!」

 

   「マッキーを頼ったら、なんかこんなことになっちゃたの!」

 

かりん「……マッキー? これはどういうこと?」

 

   「私の古参ファン&ゲーム仲間&友達に、なにを吹き込んだの?」

 

 

牧 野「まぁ~~~~そう、怒らないでくださいやしぃ」

 

   「あっしはただ、相談に乗っただけでござんしてねぇ」

 

   「カー公ってばもうけなげなもんでして」

 

   「なんとかしてよマッキーと泣きつかれたら」

 

 

   「よし、この男牧野、なんとかしてやろうじゃないのよぉッ!」

 

 

   「って、裏で所属していた組織に連絡入れたってワケでさぁ」

 

かりん「カー公。あんた、なんでよりにもよってこんな奴に」

 

   「私が言うのもなんだけれど、他に友達とかいなかったの?」

 

カー公「いるもん! ちゃんと友達他にもいるもん!」

 

   「たままたマッキーと一緒にゲームしてたら」

 

   「KMTさまの配信が流れてきて」

 

   「そこからもうどうしていいか分からなくなって(ひっぐひっぐ)」

 

かりん「あーもー泣かないの!」

 

   「あたしのこと心配してやってくれたのね」

 

   「だったらもう、なにも言うことはないわ」

 

カー公「KMTさまぁ~~~~ッ!!!!(号泣)」

 

 

KON「ということさ」

 

   「君を助けたのは他でもない」

 

   「そちらのお嬢さんに頼み込まれてね」

 

 

   「そこで取り引きさせてもらったってわけだ……」

 

 

かりん「取り引き?」

 

   「こんな娘となにを取り引きするっていうの?」

 

   「まさかアンタ、カー公に変なことさせたんじゃ⁉」

 

カー公「違うんですKMTさま!」

 

   「僕はKONさんになにもされてません!」

 

   「むしろ僕がKONさんに……」

 

牧 野「渡しちまったんだよなぁ~~~~?」

 

   「おめぇ~~~~の親父さんが、大事に大事に保管してた」

 

   「滅びの宝剣ラグナロック! そのデータをさぁ~~~~!」

 

かりん「…………ぇ?」

 

   「カー公? あんた、なにやってるの?」

 

   「ていうかアンタのお父さんって……!」

 

KON「そうだよ、彼女の父親は他でもない」

 

   「聖護竜騎士団の団長にして、MMORPG黎明期の覇者」

 

   「ソロでもつよつよ、レイドでもつよつよ、なんでもできる」

 

 

   「関東平野の大天狗――Mr.天狗なのだから!!!!」

 

 

かりん「えぇ……ッ⁉」

 

牧 野「びっくりだよなぁ」

 

   「まさか、カー公の親父さんがあんな有名な」

 

   「ネトゲ廃人だったなんて」

 

   「血は争えねえってもんだぜ」

 

ゆ の「かえるのこはかえる。けろけろけろ」

 

レオン「実際、二人のプレイ傾向には似たところがありますからね」

 

   「FPSの立ち回りなんかは、見る人が見れば勘づくかと」

 

カー公「だって、仕方ないだろ! 父上にゲームを教わったんだから!」

 

   「それに! 父上はとってもやさしいんだ!」

 

   「僕のような子でも、ちゃんと認めてくれて……!」

 

 

KON「まあ、そういうことさ」

 

   「僕たちの本命は彼女……Mr.天狗の娘から」

 

   「滅びの宝剣ラグナロックを引き出すことだった」

 

   「その取引条件に、悪いけれどかりんちゃんを使わせてもらったよ」

 

 

   「ごめんね。君には怒る権利があるよ」

 

 

かりん「その前に、ひとつだけ確認させて……」

 

 

   「Mr.天狗って誰?」

 

 

全 員「なっ、なにぃ…………ッ⁉」

 

   「ゲーマーなのに、あのMr.天狗を知らないのかぁッ⁉」

 

   「めちゃくちゃ有名なMMORPGプレイヤーなんだぞ⁉」

 

かりん「いや、知らんがな、誰?」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

一部の界隈ではどうやら有名人らしいMr.天狗。

ひさしぶりに名前が出てきてよかったですね……。

 

そして、天狗の娘のカー公登場。

いろいろと混乱しているかと思います。

元ネタを考えれば……あり得ない話になるのですが?

 

次回、天狗とラグナロックに翻弄されるかりんちゃん。あんまりにも酷い目に遭いすぎている彼女に、KONが救いの手を差し伸べる。というか、流石にフォローを入れる。はたして彼女に差し伸べられた、大きなオファーとは? 今後の展開が気になる方は――ぜひぜひ、応援・評価・フォローなど、よろしくお願いいたします!m(__)m

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