VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第764話 滅びの宝剣ラグナロック その5

【登場人物】

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

KON    元VTuber四天王のおきつねおじたん……?

ゆの     ぽやぽやした喋り方をする女性

レオン    だいさんじの新人VTuber 声が大きくて元気

牧野     だいさんじ男性トップVTuber 元ゲーマー

カー公    かりんさん大好き 一般人女性ゲーマー

Mr.天狗  天狗のお面を被った変態……のはずだった

 

【シチュエーション】

FPS大会への参加を断固として拒否してみせたかりんちゃん。

行きたい場所には自分の足で行く。

VTuberとしても人としても、彼女は矜恃を見せたのだった。

 

しかし、相手はネット黎明期から活動する老獪な狐であった……!

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

KON「そんなこと言わず、そこをなんとかこの通りなのじゃ!」

 

   「ぶっちゃけ……この件がなくてもかりんちゃん呼びたかったんじゃよ!」

 

   「お主みたいなギャルが居てくれるだけ、場が華やぐのじゃぁ!」

 

 

かりん「はぇええっ⁉ なんですその説得⁉」

 

   「なんかもっとこう」

 

 

   「くくく、ならば仕方がない。お前が嫌だというのなら」

 

   「別の人に大会に出場してもらうとしようか」

 

 

   「そう、川崎ばにらとかな……!」

 

 

   「みたいな悪役ムーブで返すところじゃないんですか⁉」

 

 

KON「ばにらちゃんにAPEXなんて高度なゲームできるわけないだろ!」

 

   「あの娘はFPSが平成初期で止まってるんだよ!」

 

かりん「ぐぅの音も出ない反論だコレ!!!!」

 

 

KON「ぶっちゃけるとじゃのう」

 

   「DStarsさんにもVYマッチに出て欲しいと」

 

   「前々から思っておったのじゃよ」

 

 

   「けれどもほれ、かりんちゃんところの事務所で」

 

   「APEXやってるVTuberとなると……」

 

 

かりん「…………あぁ(察し)」

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

???「いぇーい! 今日はAPEX大会! お祭り騒ぎだぜ~!」

 

   「へいへいへ~い! 共演女V Tuber&YouTuber!」

 

 

   「パンツなに色(ガチトーン)」

 

 

???「それでは今日も張り切ってAPEXやってまいりましょー」

 

   「あれ、ちょっと待ってください?」

 

 

   「これなんか、ソロプレイになっていませんか……?(PON)」

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

かりん「たしかに、うちのAPEXプレイヤーは」

 

   「大会にお出しするのには、ちょっと難があるというか」

 

   「華というには…………(絶句)」

 

KON「であろう?(迫真)」

 

 

   「そこんところ、かりんちゃんは安心!」

 

   「なにせ陰キャコミュ障で男の気配がない」

 

   「生粋のユニコーンVだからのう!!!!」

 

 

かりん「なにその褒め方、複雑なんですけど……」

 

 

牧 野「まあまあまあ、師匠の言い方はあれだけれどよう」

 

   「KMT時代から、おめーは男との距離の取り方が上手かったからよう」

 

   「それでいて女らしさも忘れていないし」

 

   「なんちゅーかこういう番組的に丁度いいんだわ」

 

かりん「まっきー」

 

牧 野「丁度いいヒロイン。略してチョロ員ってな」

 

かりん「てめぇッ!!!! やっぱふざけてんだろ!!!!」

 

カー公「そうですよ! KMTさまは華があるんですよ!」

 

   「DStars事務所も! うちの連中もわかってない!」

 

   「こんなにゲームもできて、陰キャな女の子が!」

 

   「かわいくないわけがない!」

 

かりん「どういう基準だカー公」

 

ゆ の「わたしも、いんきゃよわよわげーまーびしょうじょは」

 

   「だいこうぶつです☆ たべていいかな☆」

 

かりん「よくないよ! なにこの娘、ちょっと怖い!」

 

レオン「待ちたまえ諸君! その前に、一度よく考えて欲しい!」

 

   「白衣に眼鏡の女の子って最高に可愛いと思わないかな!」

 

   「ズバリ博士萌えという奴だ……!」

 

 

   「そして、それが本来の性別である男に戻った時!」

 

   「そのかわいさは天元突破! 次元さえも超越する!」

 

 

 

   「そう僕こそが最強の美少女だぁあああああああッ!(クソデカ声)」

 

 

かりん「いや、そうはならんだろ!」

 

   「女性の博士も白衣は着るっての!」

 

 

KON「とにかくそういうことなのじゃ!」

 

   「かりんちゃん! DStarsのかわいい枠として!」

 

   「大会に出てくれんかのう!」

 

牧 野「かりんちゃん、かわいい!」

 

ゆ の「かわいいね! かわいいよ! かわいいもん!」

 

カー公「かりんさまは最高! 一生かりんさましか勝たん!」

 

レオン「僕が! 僕こそが! 真の美少女なんだ……ッ!」

 

 

全 員「「「「かわいい! かわいい! かわいい! かわいい!」」」」

 

 

かりん「だぁ~~~~ッ! もう、分かったから!」

 

   「分かったから、かわいいかわいい言うのやめてぇッ!」

 

   「普通に恥ずかしいからァッ!(赤面)」

 

 

全 員「「「「その反応もかわいい!」」」」

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

策士KONが放ったのは他でもない、全包囲かわいいの計である。

かわいいと言われ慣れていないかりんちゃんにこの攻撃は効く。

 

陰キャ女子を堕とすのに道具はいらぬ。

正攻法で攻めればいい……!

そしてかわいい……!(天使だ)

 

次回、ここまで言われてしまったら、流石のかりんちゃんも逃げられない。あわれ、観念した彼女はついに、KONの願いを受け入れてしまう――のか⁉ 話数的にまだ一悶着ありそうですが、気になる方はぜひぜひ、応援・評価・フォローなど、よろしくお願いいたします!m(__)m

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