VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第790話 社長のラーメン その1

【登場人物】

鏡      だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber

 

【シチュエーション】

鏡さん誕生日記念配信凸待ち。

なんか、ラーメン屋になりたかったんですって。

心の中の男の子を隠せない人ですね……。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 鏡 「いやあ、この辺りで屋台を出すようになってからもう五年か」

 

   「最初の頃は、物珍しさに寄ってくれる客も多かったけど」

 

   「最近はめっきり落ち着いてきたなぁ……」

 

 

   「やっぱり、もっと攻めたラーメンを作らなくちゃダメなんだろうか」

 

   「私のタカアシガニラーメンでは、天下を取ることができない」

 

   「やはりラード! ラードが必要なんだ!」

 

   「客は情報を食っている……!」

 

 

―――――――

コメント欄

―――――――

 

:誕生日記念凸待ちだと聞いて?

 

:なんかラーメン屋はじまった

 

:ラーメン○見伝かな

 

:ラーメン○遊記かもしれない

 

:なんにしてもラーメンハゲ好きだな、社長

 

:ちょいちょい擦るよね

 

:そしてまだ持っていたのか、R.I.P.の企画で作ったラーメンw

 

:個人的には食ってみたいw

 

:一杯でいいかなぁw

 

:ラーメン屋ってそういう塩梅がやっぱり難しいよな

 

:客が定期的に食べたくなる味、奇抜さよりもそういうのが大事なんよ

 

:奇抜でも食べられるラーメンは食べられるけれどね

 

:差別化と大衆の好み、このバランス感覚がなければラーメン屋はできんのよ

 

:↑ラーメン有識者が多すぎる件について

 

:いや、加水がどうの、麺の粉がどうのとか言い出さない辺りにわか

 

【スパチャ 1万円: 魚介豚骨系ラーメンは昨今の流行りだけれど、タカアシガニみたいに甲殻類系のネタをメインにしてる店はまだ少ない。その希少性は売りになるとは思うけれど、問題はネタの仕入れが困難だということ。魚介系の食品は漁の成功失敗によって、店を出せる日が大きく制限されるので……】

 

:↑ラーメンコンサルまで現れたぞ

 

:うーん香ばしくなってきやがったなw

 

―――――――

 

 

 鏡 「はっ! 私としたことが!」

 

   「売り上げを気にするあまり、ラーメンの冥府魔道に落ちかけていた!」

 

   「いけないいけない! ラーメン道は一日にしてならず!」

 

   「安易にスープにラードをぶっ込んでしまうところだった……!」

 

 

???「しかし! 人は冒険よりも安定を求めるもの!」

 

   「このこってり系ラーメン全盛の時代に、ラードを入れ控えるだなんて!」

 

   「そんな経営センスで、このラーメン店を繁盛させることができるのか!」

 

 

 鏡 「なっ! この声は! まさか、アナタは……ッ!」

 

一二三「どうも、麦畑製麺所のもので~す。麺を卸にきました~」

 

   「私も入れてよ~~~~!」

 

 鏡 「一二三さん! 馬鹿な、なぜ初手の凸待ちがアナタなんだ!」

 

   「アナタは最後だろ! どう考えても!」

 

 

―――――――

コメント欄

―――――――

 

:一w二w三wさwんw

 

:来るのは知ってたけど、トップなのはたしかにきついwww

 

:剣道の試合で、先鋒に部長を置くような荒業

 

:今日は一二三さんとのコラボかなw

 

:まあ、もう一人のラーメン○見伝マニアの、御城がくるよりはよかった

 

:ラーメン配信になっちゃうからね

 

:それにしても、一二三さんも鏡くんのこと好きね

 

:社長が一二三さん好きなんじゃないのか?

 

:なんだかんだで、安定してコラボには呼んじゃうよね

 

:だいさんじのバイプレイヤーなんよ、一二三さんは

 

:どこまかせても安心感がある

 

:↑それは間違いない

 

:ソロ配信はハジケリストなのにねw

 

:人がいるとフォローに回らずにはいられない、優しいオカマなんよねw

 

―――――――

 

 

 鏡 「来てくれたんですか、一二三さん!」

 

   「アナタ、今日は収録だって! 出られるか分からないって!」

 

一二三「いいんだよ、鏡。収録のことは気にしなくって」

 

   「私くらいになるとね、現場にいなくても、いるような気になってくる」

 

   「ぶっちゃけ、私のアバターを適当に動かしておけば」

 

   「それらしくなるんだから……!」

 

 鏡 「身も蓋もない!!!!」

 

一二三「まあ、普通にスタジオが違う収録で埋まっちゃって」

 

   「リスケが発生したから、先にこっちにやって来ただけなんだけどね」

 

 鏡 「あ、なるほど、そういうことだったんですね」

 

   「けど、それなら楽屋でお休みになられた方がいいのに」

 

   「ただでさえ一二三さんはお忙しい……」

 

 

一二三「なんでだ! 楽屋なんかいてもつまらないだろ! 配信するよ!」

 

   「鏡くんが、ラーメン屋やってるんだろ! そんな面白い配信だってのに!」

 

   「行くしかないでしょこんなの!!!!」

 

 鏡 「一二三さん……! アナタ……! そんな想いで……!」

 

 

一二三「まあ、鏡くんは、僕の誕生日凸待ちに」

 

   「違う配信やってて来てくれなかったけれどね」

 

 鏡 「ばらさないでくださいよ!!!!w」

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

はい、安定の鏡くんと一二三さん回。

ではなく今回は鏡くんのお誕生日凸待ち回です。

もちろん元ネタは一年前の……!

 

いや、あれ、面白すぎじゃないですか?

お誕生日なのにプレゼント用意するとか、どういうこと?

なんというか、人とのヌクモリティに溢れた配信で、ほくほくでございました。

またやってくれ……!(次はスパチャ投げちゃいそう)

 

次回! 一二三さん相手に、おもてなしもなしに帰せるはずもない! 鏡が自慢のオリジナルラーメンを披露することに! 麦が香る素敵なラーメンができあがるのか!  はたして、美食研究家(?)の一二三さんが下す、ラーメンの評価は――展開が気になる方は、ぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします!

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