VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第796話 社長のラーメン その7

【登場人物】

鏡      だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber

麦畑一二三  だいさんじ所属VTuber おかまのエルフ

大洗湊斗   だいさんじ所属VTuber 天然ホストVTuber

リーゼロッテ だいさんじ所属VTuber だいさんじ三連星の一人

 

【シチュエーション】

鏡のおじきの名相棒(?)リーゼのお嬢はんが登場。

一気に事務所っぽくなる雰囲気の中、鏡のおじきはお嬢はんになにを出すのか。

そして、リーゼのお嬢はんはそれを食べることができるのか!

 

大丈夫! 生け贄(一二三さん)は隣にいるぞ!

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 鏡 「えぇ、来てくれたのは本当に嬉しいんじゃがのう」

 

   「リーゼのお嬢はん、本当によかったんかいのう?」

 

リーゼ「なにがじゃ⁉ むしろ積極的に呼んで欲しいくらいじゃ⁉」

 

   「水臭いで鏡のおじき⁉ ワシら二人でだいさんじ猛虎会じゃろ⁉」

 

 鏡 「その絆はありがたい! 本当にありがたいんですが!」

 

 

   「私の配信は身体をはるものが多いので」

 

   「リーゼさんには申し訳ないというか(汗)」

 

 

大 洗「そうだぜリーゼさん」

 

   「社長は今日R.I.P.のノリでやって来てるんだ」

 

   「あの阿鼻叫喚な公式番組のテンションに」

 

   「お嬢さまのアンタがついて来れるとは、ちょっと思えないぜ」

 

一二三「おとなしくくににかえるんだな」

 

   「おまえにもたいせつなかぞくがいるだろう」

 

 

リーゼ「いや、それを兄上が言うの⁉」

 

   「家族! 兄上は家族じゃないですか!」

 

 

―――――――

コメント欄

―――――――

 

:おぉ、麗しのクランベリー兄妹w

 

:今日もその設定きっちり守って行くんですねw

 

:リーゼさんもなんだかんだでノリノリなんよw

 

:兄上、本当になんだかんだで面倒見いいからね

 

:だいたい、だいさんじのメンバーは慕ってる

 

:その妹ポジションにまんまと納まるリーゼの計算高さよ

 

:いや、あれは本当にトラブルだったからねw

 

:いろいろと無茶振りが酷かったw

 

:たしか企画でいきなり名前を間違えられたんだよね

 

:そこに秒で応えてしまう一二三さんのアドリブ能力の高さよ

 

:今もスッとガイルの台詞とか引っ張り出してくるし

 

:やっぱVTuberってのは引き出しの多さが強さなんよ

 

:とはいえ、相変わらずレギュラー番組は持ててないけれど

 

:↑持ってないことが美味しいんだから、今後も持たないに決まってるだろ

 

:↑そういうところちゃんとわかってるのが一二三さんよな

 

:↑今どきにしては珍しいタイプの分かってる芸人だよ

 

:↑世が世なら立派なひな壇芸人になる道もあっただろうに

 

:まあ、それはそれとしてクランベリー兄妹てぇてぇ

 

―――――――

 

 

一二三「リーゼ、悪いことは言わない」

 

   「すぐに荷物をまとめてクランベリー王国(静岡)に帰るんだ」

 

 

   「今日の鏡は本気よ! たとえだいさんじ三連星の貴女が相手でも」

 

   「容赦のないネタラーメンを出してくるわ……!」

 

 

リーゼ「兄上……!」

 

 

   「このリーゼロッテ・クランベリーを舐めないでいただきたい!」

 

 

   「これでも私もだいさんじの主力VTuberの一角です!」

 

   「わさび寿司も! 昆虫食も! 激辛ペヤン○も通ってきた!」

 

 

一二三「り、リーゼ! お前って奴は……!(ゴクリ)」

 

 

リーゼ「もちろん、私だってやりたくてやったわけじゃない!」

 

   「そりゃもういろいろな紆余曲折があった」

 

 

   「公式番組で逃げられずだったり」

 

   「コラボ企画の罰ゲームでやむを得ずだったり」

 

   「バカ二人にまきこまれてだったり」

 

 

   「それでも! 私の中にはたしかにだいさんじの魂があるんだ!」

 

   「古きよきバラエティ番組の心が、この胸には生きているんだ!」

 

 

大 洗「う、うわぁああああああッ!(謎絶叫)」

 

一二三「リーゼ」

 

   「分かった、お前の覚悟、しかとこの兄が見届けた」

 

   「ならば行くがいい! 鏡の下へと! そして喰らうがいい!」

 

 

   「奴が作ったゲテモノラーメンを!」

 

 

リーゼ「シャオラァッ! やってみろや、鏡のおじき!」

 

   「どんなラーメンが出てきても、私は絶対に完食してみせるぞ!」

 

 

 鏡 「リーゼさん! 私が見くびっておりました!」

 

   「そうですね、貴女もまただいさんじの主力を担う女VTuber!」

 

   「ならばこちらも全力のラーメンでおもてなしせねば!」

 

 

リーゼ「なんでもこいやぁッ! どうせクランベリー名物ネタじゃろう!」

 

   「お茶か! うなぎか! しらすか! なんでもかかってこんかーい!」

 

 

 鏡 「いえ、静岡と言ったらやっぱり、これ……!」

 

   「私たち酒のみの友こと、田丸○のわさび漬け!」

 

 

   「ということで、わさびラーメンをご用意させていただきました!!!!」

 

 

リーゼ「兄上、タッチ!」

 

一二三「リーゼ⁉ お兄ちゃん、もうお腹パンパンよォッ⁉」

 

 

―――――――

コメント欄

―――――――

 

:おいwwwwww

 

:華麗に兄上にスルーしてるんじゃねえwwwwww

 

:そして、社長もなに罰ゲームみたいなラーメン作ってんだwww

 

:わさびラーメンは普通に美味しそうだけれどな

 

:というか、今回のラーメン緑の比率高くないですかぁッ?

 

:ここはモロヘイヤラーメンで対抗しなくっちゃね!

 

:大見得切っておいて、それでええんかリーゼのお嬢はんwww

 

:たしかに静岡名物ではあるけれどもwww

 

:せめてわさび漬けラーメンだったなら救いはあったwww

 

:↑ないだろwww

 

:いや~、これは盲点だったw 静岡は海産物のイメージだったw

 

:わさびもしっかり有名なんよw

 

:実質公式番組の罰ゲームじゃないですかヤダーッ!www

 

―――――――

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

リーゼのお嬢はん、大見得を切っておいてこの体たらくである。

いや、仕方ない。誰だってわさび系の罰ゲームは受けたくないもの。

 

それにしたって手のひら返しがはやすぎる。

そりゃ一二三さんも困惑するというもの。

 

なにをまかせてもそつなくこなしてくれる。兄上がいてくれて助かったリーゼさま。いや、助かるのか? ここから、わさびラーメンを巡って、血で血を洗う骨肉の争いが起ころうとは、いったい誰が予想しただろうか。という展開になるかどうかは分かりませんが――今後ともぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします!

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