VTuberなんだけど百合営業することになった。   作:kattern@GCN文庫5/20新刊

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第806話 社長のラーメン その16

【登場人物】

鏡      だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber

麦畑一二三  だいさんじ所属VTuber おかまのエルフ

大洗湊斗   だいさんじ所属VTuber 天然ホストVTuber

リーゼロッテ だいさんじ所属VTuber だいさんじ三連星の一人

LL     だいさんじ所属VTuber エルフの最終決戦兵器

犬神ののみ  だいさんじVTA所属 クソ雑魚ゲーム配信者

 

【シチュエーション】

見た目最悪だかが、高級食材をさらりと使っていたマ○オラーメン。

そりゃ本当に亀なんて料理に入れるわけないじゃないですか。

亀の手じゃなくってカメノテってね。

 

ののみ「そんなの気づくわけないじゃないですか!」

 

   「こちとら山生まれの山育ちだっぺよ! 海のことさなんもしらね!」

 

   「分かるのは山に悪いもんが溜まってるかだけさね……!」

 

 

   「破ァッッッッ!!!!(謎ポーズ)」

 

 

まだまだ、ののみちゃんはVTuberとして修行が足りないみたいです。w

 

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ののみ「んめ! んめ! んめ! んめ!」

 

   「このカメノテって、すごく美味しいじゃないですか!」

 

   「見た目も名前も最悪ですけれど! 洒落コワみたいな名前ですけど!」

 

   「なんですかねこれ、どう表現したらいいのか分かりませんけど」

 

   「とにかく、こんな美味しいものを見た目で避けてた自分が恥ずかしいです」

 

一二三「カメノテ美味しいわよねぇ」

 

   「けど、あんまり市場流通してないし、そもそも調理方法とかもないから」

 

   「漁師町のお料理屋さんとかで、出て来ないと食べられないの」

 

 

   「マニアックな料理を持って来たわね、鏡~!」

 

   「流石は社長! 道楽というものをよく知っている!」

 

 

 鏡 「まあ、完全に御旗さんのおかげですけどね」

 

   「彼がR.I.P.の鍋料理対決で、悪ふざけで入れなかったら……!」

 

一二三「それでトラウマにならずに、こうしてネタに昇華できるってことは」

 

   「アンタが強い証拠よ。胸を張りなさい、鏡くん……!」

 

リーゼ「うーん、のんちゃんあんだけ大騒ぎしておいて、よく食べられるな」

 

   「私、見た目の時点でアウトなのに」

 

L L「私もだわw」

 

 

―――――――

コメント欄

―――――――

 

:終わってみれば、高級食材山盛りの接待ラーメンだったな

 

:マ○オラーメン、今日一凝ってたまである

 

:そもそも魚介系豚骨ラーメンを自作する時点で高級よな

 

:手作りでスープから作ってくれる人は少ない

 

:そりゃ普通は作らないよwww

 

:社長のそういうマメなところが、みんなから好かれるんだろうな

 

:いいかげん、カップラーメン会社は鏡とのコラボを真剣に考えた方がいいと思う

 

:こんなにもラーメンにひたむきに向き合っているのに……!

 

:くやしい! アイドルVTuberみたいに思われるのが、悔しいよ!

 

:こんなにも社長はラーメン系VTuberなのに!

 

:なんだよラーメン系VTuberってwww

 

:しかたないだろ、社長のラーメン愛が止まらないんだから!

 

―――――――

 

 

 鏡 「さて、それじゃそろそろ、店じまいと行きましょうかね」

 

   「これだけたくさんの人に、ラーメンを食べていただけたなら」

 

   「私としても心残りもないと言うもの」

 

一二三「あら、そうなの? 本当はもう一人、食べて欲しい人がいたんじゃない?」

 

L L「一二三ちゃんったら、そういうのは分かってても言わないものでしょ」

 

   「ねぇ、鏡くん? 本当は、御城くんにも食べて欲しかったんだよね~?」

 

リーゼ「そうなんか! 鏡のオジキ!」

 

 

 鏡 「まあ、たしかにたてるさんには、いつも世話になっちょる」

 

   「このラーメンも、たてるさんに相談に乗ってもらって作ったもんじゃ」

 

   「そういう意味では、たてるさんにこのラーメンを食べてもらいたかった」

 

 

   「ワシのラーメンが、正解か間違いか」

 

   「たてるさんの舌でジャッジしてもらいたかった……!」

 

 

一二三「う~ん! グルメ漫画みたいな配信になってきちゃったわね!」

 

   「どうすんのこれ、本当にこのノリでたてるとか呼べるの?」

 

   「もうここがクライマックスなんじゃないかしら?」

 

 

???「だから! そうじゃねえって言ってんだろ!」

 

   「なんで進行方向と逆にコントローラー入力してんだ!」

 

   「格闘ゲームじゃねえんだよ! ジャスガとかねえから!」

 

 

ののみ「あっ! このパワハラギリギリの熱血指導は!」

 

   「間違いないです鏡さん! 師匠が近くにいますよ!」

 

 

   「私のアホ毛こと、トラウマセンサーが反応してます!」

 

 

全 員「トラウマセンサーって、おまえ」

 

 

―――――――

コメント欄

―――――――

 

:しっかりトラウマなってるやんwww

 

:あっちもちゃんとトラウマになってると思うよwww

 

:そりゃ朝までゲームに付き合わされたらなwww

 

:寝ない方がおかしいんよwww

 

:けど、たしかに指導は熱血がすぎたと思うぞwww

 

:どうでもいい相手なら、あそこまで感情は出さないでしょ

 

:難しいよね、人間関係って

 

―――――――

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

某配信は熱いものがありましたが、とはいえちょっと僕はああいう指導にはトラウマがありまして。いや~、いろいろな価値観を試される配信だなと思いました。

最後に締めたとおり、やっぱり相手に対して真剣に向き合っているから、強い言葉も出るわけで、信頼関係がないとあのやり取りも生まれなかったのかなぁとも。

 

とはいえ、強い期待は人の心を追い詰めるもの。

そんな追い詰められたののみの心が、次回――爆発する!!!!

 

そう、最後にやってくるゲストはお前だ! 先鋒を一二三さんが務めたなら、大将は奴がやるしかない! やるしかないのだが、お前これどうやってこのラーメン屋に登場する気だ! ラーメン評論家や食通のノリだけじゃ、ちょっと味付けが薄いぞ! おしろずがどういう感じで登場するのか気になる方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローよろしくお願いいたします!

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